今日は下のチビの卒園式だ。
んが、しかし。
私は今日一日、朝から仕事が入っていて卒園式には行けない。朝イチで私が破産管財人をしている破産事件の債権者集会。午後からはK弁護士と共同受任している某刑事事件の公判(今、昼休みで事務所に戻ってきて、この記事を書いているところだ。)。
上のチビの卒園式には出た。
予想通り大泣きした(もちろん長男ではなく私が、だ。)。
卒園式が終わると園児たちは各クラスに戻って担任の先生と一人ずつお別れをする。担任の先生が一人ずつ園児をぎゅっと抱きしめて、一言二言お別れの言葉を耳元で囁(ささや)いて。
園児たちははにかみながらウンウンと頷いていた。にこにこ笑っている子もいたし泣きそうになっている子もいた。卒園式の途中から私の涙腺はヤバイ状態になっていたのだが、長男が担任の先生に抱きしめられたところで我が涙腺ダムは決壊した。脆すぎる。
まったく国土交通省は何をしているのか。こんなことで河川の安全を守れるか。
先般の記事にも書いたが、長男と次男は同じK幼稚園である。だから今年の次男の卒園式も長男の時と同じ流れで進むのだろう。
長男の卒園式でさえ涙腺ダム決壊という大惨事になったのだから、次男の卒園式をこの目で見たら溺れ死ぬかもしれぬ。決壊する涙腺ダムのすぐ前で暢気(のんき)に釣りをしているようなもんだ。ふぃ~。あぶないあぶない。危うくお袋の後を追うところだったぜい。私が死んだときはハワイ(沖縄でも可)に散骨してくれ。お袋同様、通夜も葬式も戒名も墓も要らぬ。集まった香典はダルニー基金かユニセフか国境なき医師団に全額寄付するように。
え~と、何の話だったっけ?
あ、卒園式だ。感極まりすぎて、ブログを書いているだけでも思考が混乱しておるな。
妻が幼稚園のママ友に、
「ウチのパパは仕事で卒園式には来れないの」
と話したら、一斉に
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
と言われたそうだ。
親の死に目に会えず、子どもの卒園式に出られず、ママ友(但し、私の友達ではない)からは「え×10乗」で驚かれ。
弁護士はつくづく因果な商売である。
願わくば、下のチビがこういう父親の姿を見て、「働くこと」の意味を少しでも考えるようになってくれれば、と思う。
下のチビには何度も卒園式に行けないことを謝り、抱きしめ、おめでとうを言い続けてきたが、(彼の脳の記憶回路のキャパシティからして)どうせすぐに忘れるだろうから、長男への誕生日の手紙同様、ブログに御祝いの言葉を残しておく。いつか大人になって、死んだ私の骨をハワイ(か沖縄)の海に散骨し終わったら、その夜、gooブログで読み直すべし。その前にgooブログが潰れたり我が輩のブログデータを消失させでもしたら、NTTレゾナントを訴えちゃうぞ~
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ゆうちゃんへ
卒園おめでとう。
パパはゆうちゃんの卒園式を見には行けませんでしたが、ゆうちゃんが元気に幼稚園を卒園できてパパは嬉しくて嬉しくて仕方ありません。
ゆうちゃんにはまだ分からないかもしれないけど、人は、悲しいときだけじゃなくて嬉しいときにも涙が出ちゃうんだよ。
なので、パパは今から泣きます。
うわぁぁぁぁぁぁぁぁん。
ズビっ(←鼻をかむ音。花粉症故ではない。)
パパより