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いつかのおくのぶつ・後編

そして、次の日。

やはり、キッチリ聴いてみたくなりました。

普通なら、ここで、
ベルトを通販で購入すれば良い訳なんですが、
直ぐ何とかならんかと思い、ホムセンへ足を運びました。

そして、ゴムコーナーへ。

本来の希望するものは、やはりなかったんですが、
確認程度には使えるだろうと言う事で、
普通のゴムシートを購入しました。



ホントは、合成ゴムが良かったんですが、
その辺では手に入らないので、仕方ない。

取り敢えず、
ゴムシートから、ベルトを切り出す事にしました。

流石に、こんな径のデカイのは初めてですが(笑)

切り出したベルト。



まあ、こんなもんでしょう。

そして、装着。



本体を自室に持ち込み、
再生させてみましたが、悪くないです。

若干ビロってる様ですが、概ね聴けました。

まあ、ベルトに付いては、
いずれ、本物を購入すれば良いでしょう。



ACモーターのベルトドライブ機は、初めて使いましたが、
これと言って、問題は感じません。

しかし、このターンテーブル。

やっぱ、雰囲気は抜群ですね。

当時の価格だと、ちょっと高目の設定になると思いますが、
全体的に、上質で、上品な雰囲気が漂っています。

こう言う雰囲気と言うのも、ターンテーブルに於いては、
重要な要素だと、今回感じました。

音には関係ないですけど・・・。

それと、これも細かい部分ですが、
ダストカバーの内側にも、メーカーロゴが付いています。



閉じても『AKAI』、開いても『AKAI』。

どんだけぇ~って感じですが、こう言う演出も良いですよね。

今じゃ、先のウエイトの件と同じく、
無駄って事で、先ずやらないでしょうけど(笑)

個人的に、一つだけ気に入らないのは、
オートでしかスタート出来ない事です。

リターンは手動でも出来るんですけど、
電源スイッチが、
スタートスイッチ(レバー)としか連動してないんですよね。

必ずオートを使う事になるってのが、ちょっと引っ掛かる。

他は、特に気に入らない事とかはないです。

尚、塗装ハゲの件は、現在保留中。

プラッターを付けてしまえば、見えないからさ・・・。




と言う事で、取り敢えず、以上!!

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どふのぶつ

さて、どふのぶつの件です。


今回入手したのは、コチラ。



ナガオカブランドのカセットテープ、『CC-90』×9です。



めいどいん・じゃぱん。ほう・・・。

ナガオカのカセットテープは、密林で何度か購入を考えたのですが、
結局買えていません。

販売価格は、230円程度と、決して高い訳でもないのですが、
200円超えると、どうもねぇ・・・。

尚、今回の購入価格は、その半額程度でした。

因みに、家に持ち込んだ後、チェックしてみたんですが、
やっぱ、ありましたよ、ケースが割れたヤツ。

カウンターの高さから落として、無事な可能性は低いですからねぇ・・・。




オイ!!おっさん!!何してくれてんだょ!?



・・・。

取り敢えず、
今回、9本も入手したので、1本位は使っても良いかと思っています。

無論、最初に使うのは、ケースが割れた個体ですが、
今の所、録るものがなーーーーーーい(笑)




と言う事で、以上です!!

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いつかのおくのぶつ・前編

さて、いつかのどふのぶつの件です。


入手してしまったのは、
AKAIのターンテーブル、『AP-004D』です。

オクでは、厳密に言うと、
ちょっとカテ違いな所に出ていたんですが、
この個体の物件情報の写真を見た時、
『おー、何かカッコ良さそう』と思ったんですよね。

それで気になっちゃって、
凄く安かった訳でもないけど、落札に至った訳です。

無論、メインで使うつもりだったんですけどね。


さて、本機は、1975年発売の、
ヒステリシスシンクロナスモーターに依る、
ペルトドライブフルオートプレーヤーです。


      
梱包を解いてみました。



ダストカバーが、
ダークスモークってのがカッコ良い。

当時は珍しくなかった様ですが、
こう言うカバーの方が良い気がします。



そして、ボディサイズは、
一般的なフルサイズ機より大きく、立派です。


さて、この個体は、回転しないと言う事でした。

外装の状態は、結構良く、
製造から、40年以上経過しているとは思えません。

環境の良い場所に、置かれていたんでしょうかねぇ。

先ず、モーターが回転しないと話にならないので、
先にそこだけチェックする事にしました。

電源コードを接続し、
スタートレバーを引いてみました。

すると、
モーターが回転し始め、アームも動き出しました。

この機種では、
アームも専用のモーターで駆動しますが、
取り敢えず、2つのモーターは生きている様です。

一先ず、安心・・・。

それが判った所で、清掃をしてしまう事にしました。

で、プラッターを外した所、
古い溶けたベルトが、本体側にへばり付いていたので、
除去する事に。

ちょっと、ヘラの様なもので、削り取ってみると、
ベルトがあった部分の下に、何やら銀色のものが・・・。

嫌な予感がしました・・・。

もうちょい、除去を進めてみると、銀色の正体が判明!!


塗装が剥げとるやないけっ!!


長きに渡って、本体と接触し続けた溶けたゴムが、
塗装面を侵してしまった様です(苦笑)



全てのゴムを除去した後には、
大きな環状の塗装ハゲが出来ました、とさ・・・。

悲しくなりましたが、それは後で考えるとして、
清掃を進めました。

メインウエイト。



細かい部分ですが、目盛りのリングは、アルミ製です。

こんな部分、一般的な価格帯のプレーヤーだと、
直ぐに黒のプラスチックになっちゃいますが、
ユーザーを満足させるのは、こう言う細かい配慮だったりするよね。


なあ、メーカーさんよ!?


と言う事で、
大分時間が掛かりましたが、清掃は概ね終了。

全バラにはしていないので、
機構部品とかの汚れは残っていると思います。

判り難いと思いますが、清掃後。



and 内部。

結構キレイでした。



で、ここまで来ると、キチンと再生出来るのか、
確認したくなってしまうのが人情?と言うもの。

しかしベルトなど持っていないので、
ヘロヘロの長ーい輪ゴムで、回してみる事にしました(笑)



取り敢えず、スタートしてみると、
プラッターが回転する事を確認。



その後、カートリッジを取り付け、
拙作プリを繋いで、イヤホンで音声を聴いてみました。



結果、音の方も確認出来まして、
流石に輪ゴムなので、ヘロヘロなんですが、
回転数も問題なさそうでした。




~後編に続く~

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いつかのどふのぶつ

さて、いつかのどふのぶつの件です。


入手したのはコチラ。



ソニーのカセットウォークマン『WM-EX622』です。

入手理由は、
安かったと言うのが大きかったですかね。

もう大分前になりますが、
某ステレオカセットコーダーを破壊して、
それ以来、
フレキ時代のヘッドフォンステレオは,
敬遠していると言う様な事を書いた気がしますが、
まあ値段が値段なので、と言う所であります。


さて、この個体。

状態は未確認との事ですが、
年代的に、
少なくとも、ベルトが終了している可能性は高いです。

なので、それを想定して、
先ず、バラして、内部を確認する事にしました。

ただ、構造が判らないので、
ちょっとだけ、
ネット上の記事などを拝見させて頂きました。

取り敢えず、表面。



裏面。



側の状態としては、酷使された様には見えず、
結構キレイと言うか、良い方だと思います。

で、早速バラしに掛かったんですが、
やはり破壊しないか、緊張が走りましたね(苦笑)

しかし、思った程構造は難しくなく、
カバーを除去出来ました。

そしてベルトは、案の定、溶けて切れていたので、
先ずやるべき事は、ベルトの除去です。



この除去作業は、
毎度の事ながら、嫌なものですね(苦笑)

暫く格闘して、溶けたベルトを除去しました。

勿論、これを交換せねばなりませんが、
適切な太さのベルトがないので、
ダメだろうと思いながらも、ラジカセの時に入手した、
1mm角のベルトを試してみる事にしました。

ベルトの交換は、
半田ゴテがなくても、出来なくはないと言う所です。

取り敢えず、ベルトを装着してみましたが、
やはり、構造物とのクリアランスが殆どなく、
ダメかもしれないと思えました・・・。



ベルト交換後、
先ずは動くかどうか確認してみたかったので、
テストリードを使って、
仮に電池と接続して、動作を見てみました。



結果、
動かす事は出来、音が出る事も確認出来ました。

どうやら、ベルトは掠っていない様ですが、
クリアランスは、あるとしても、
0.2mmかそこらだと思うので、
リスクを背負ってまで、
態々1mmのベルトを使う意味はないです。

その後、暫くテスト再生させましたが、
特に問題なさそうだったので、本体は復元しました。

で、AC以外で実際に使うには、ガム電池または、
乾電池(要ボックス)が必要になります。

ガム電池は、新たに購入しなければならないので、
乾電池で何とかならないか考えました。

無論、専用のボックスは持っていないので、
それっぽいのを作れないかなー、と。

しかし、そう都合の良い形状のプラケースなんてないので、
苦肉の策で、
硬質塩ビ板を使って、箱形状のものを作る事にしました。

因みに、
そう言うのを作った事例がないか調べてみた所、
実際にやった方は、お一人位でしたね(苦笑)

で、暫く加工工事をし、箱(ケース)を製作。

塩ビ板は割れ易いので、
こんなんでも、大分苦労しました(苦笑)

その後、銅板で、電池端子と電池ホールド部分、
精密ネジで、本体側の端子を構成しました。





まあ、見た目はアレですけど、
一応動作させる事が出来ました。

んー、でもやはり、
ヘッドフォンステレオって良いですね。

音楽が体に入って来る感じがして、非常に萌えます。


で、どうでも良い蛇足。

『EX622』は、割と新しい機種かと思いますが、
面積は、『G-80D』とそれほど変わりません。



そこを考えると、『G-80D』も、
当時としては、
頑張った方なのかなぁ、と言う気がしています。

厚みは流石に、大分違いますけどね(笑)



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いつかのどふのぶつ・後日談

さて、『SL-PS860』のその後です。


修繕してから大分経ちましたが、
今でも読めるかどうか、確認する事にしました。

トレイオーポンして、CDをセット。

・・・。


無反応・・・。


複数回繰り返すも、無反応・・・。

あー、
やっぱ嫌な予感がしたんですよねぇー(苦笑)

取り敢えず、全く読まないので、
なんとかせねばなりません。

先ず、全く汚れている様には見えない、
レンズを清掃してみました。



結果、読み込んだんです。

一応、再生も出来まして、
そのまま暫く、アンプに接続して聴いていました。



所が、ディスクを替えて見た所、
回転しようとするも、読み込みません・・・。

やはり、安定的な状態ではない様です・・・。

取り敢えず、あと心当たりと言うか、
出来る事と言ったら、レーザー位しかありません。

仕方ないので、期待せず、
レーザー出力をいじいじしてみる事にしました。

で、このピックアップ。

調整用VRがイヤラシイ場所に付いていて、
ピックアップをメカにマウントした状態では、
普通の精密ドライバー等で弄るのは困難です。

かと言って、再び本体からメカを取り外すのも、
正直面倒・・・。

と言う事で、怪し過ぎる『小道具』を製作し、
それでいじいじしてみる事にしました。
(※皆さんは、真面目にやりましょう)

一応、怪し過ぎる小道具で、いじいじは出来まして、
ちょっと上げる方向へいじいじして、動作を確認

結果、何も変わらん・・・。

やはり、ピックアップがダメなのか?
と思ったものの、可能性を追求する意味で、
再度いじいじしてみました。

結果、読んだーーーーーーーーーーーーっ!!!



読みました。

所が、ディスクを替えてみたら、
回転を始めようとするも、読まず・・・。

読んだディスクに替えたら読みましたが、
それでは意味がありません。

なので、更にいじいじしてみましたが、
やっぱダメなディスクはダメ・・・。

やはりピックアップがダメなのか?
と思ったんですが、
今度は違う可能性を考える事にして、
下げる方向にいじいじしてみました。

そして、動作を確認してみた所、
これが、ちょっと怪しいながらも、
読まないディスクを読んだんです。

ん?こう言う方向か?と。

取り敢えず、ある程度安定的でないと困るので、
更にいじいじしてみました。

すると、割とレスポンス良く読む様になりました。

その後、確認にCD-Rも取り入れて、
CDとCD-Rの両方が読めるポイントを取りました。



VRは、
結果的に、最初の位置から大分下げたんですが、
今考えてみれば、もしかするとですけど、
既に手が入っていて、
上げる方向に弄られていたのかも知れません。

厳密ではありませんが、これで、
再生に関して、ある程度問題はなくなりました。(と思う)

あー、よかった(笑)

もし、ダメだったら、
きっと悲しみに暮れていた事でしょう。

取り敢えず、今後、酷使する事はないと思いますが、
出来るだけ持ってくれる事を祈りますよ・・・。

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