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『ALPHA-SPEC』

さて、暫く前の話ですが、
拙作スピーカー『ALPHA-SPEC』の件。


これまで、ツイーターには、
『FT7RP』を用いて来ました。

音に関しては、全く不満はないものの、
やはり面白味がなく(贅沢)、
別のユニットへの置き換えを考えていました。

で、置き換えるユニットの選定ですが、
毎度の事ながら、予算はない為、
それこそ、頭の毛が、
更に減るのではないかと言う程に悩みました(苦笑)

しかし、決めない事には始まらないので、
結構な選定時間を掛け、決定をしたのでした。

そして、手元に来たのがコチラ。



CLASSIC PROブランドで、
補修部品として供給しているコンプレッションドライバー、
『ED3402』です。

その筋では、割と著名らしいので、
細かい説明は割愛しますが、
1インチのチタンダイヤフラムの、爆安ドライバーです。

作りは丁寧ではありませんが、なかなか良い出来で、
こんなのを日本のメーカーが造ったら、
最低でも1万は行ってしまうでしょうね・・・。

ありがとう、E○DERさん。(推測)

そして、これに組み合わせるホーンも調達しました。

コチラも、同ブランドの補修部品で、
『H3401』と言う、小型の肉厚プラスチックホーンです。

と言う事で、
早速ホーンを組み付け・・・と思ったんですが、
調達して来たボルトが、長くて入らない・・・。

ちょっと、長さに余裕を見て購入して来たのですが、
長過ぎた様です・・・。

ホーンの穴に差し込む時、
ホーンにボルトが干渉してしまうので、
小細工して取り付ける事も出来ません・・・。

んー、どうしたものかと暫し考えた結果、
ボルトはそのままで、
ホーンを削って対処する事にしました。

最早、暴挙です。

何でこの方法を選んだかと言うと、
これの為に、ボルトを購入してしまったからです。

ボルトも、太いものになると、
結構な値段なので、
出来れば、他に使い道のない、
このボルトを使いたかったからと言う事です、ええ。

それと、ホーンの単価の事もあります。

しかし、実際に作業を始めてみたものの、
これが予想以上に大変で、
ボルトを差し込める状態になるまで、
ものスゲー時間が掛かってしまいました(苦笑)

でも、一応、作業は完了。



ドライバーを取り付けてみました。

んー、昔の俺なら、
絶対に、こんな事(ホーン削り)はしなかっただろう。


取り敢えず、仮に置いてみましたが、
いやー、厳ついですねぇ。



ホーンは小型ですが、それでもデカイです。

この後、固定アッテネーターを含む配線を製作し、
先に製作しておいた、ネットワークモジュールと接続。



そして、試聴してみましたが、音はかなり明るく、
押しもかなり強いです(良く飛ぶ)。

-8dB?でも能率が高過ぎる様ですが、
ウーファー(?)の低音がある程度出ている為、
バランス的には、全然ダメと言う訳ではない感じ。

試しに『ハートノイロ』を聴いてみましたが、
元々アッパーで、押しが強い楽曲なので、
更に押しが強くなって、
迫り来る様な感じで、結構萌えました。



これはこれで、悪くないと思っちゃいましたね。




と、言う事で、
今後、どうするかはアレですが、
『ALPHA-SPEC』は、『ALPHA-SPEC FE』へと最終進化を遂げた!!

以上。

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改訂

さて、拙作プリの件。


当社、3台目である『SPA-X2140』ですが、
色々と思う所があり、
先の『ASI-X1112』と同様に、
思い切って作り直す事にしました。

各アンプ基板は、基本的にそのまま使います。

そして、
今回のテーマの重要ポイントは、薄型である事。

薄型にする理由は、設置性と、加工の都合です。

これと、平面置きする基板の都合上、
内蔵していたASIは、撤去する事にしました。

で、黙々と、失敗などを繰り返しながら工事し、
苦労して出来上がったのがコチラ。



何とか収めましたよ、的な。

機能は、従来と同じです。

色々と無理がありますが、
割とキレイに収まったと思います。


が!!


実際に使ってみて、問題が発覚・・・。

ラインでは、大きな問題は感じなかったものの、
いざフォノにしてみた所、
ものスゲー誘導ノイズが・・・。

ラインで問題を感じなかったのは、
ゲインの差が理由でしょう。

検証の結果、やはりノイズ源はトランスらしく、
写真の向きだと、かなり条件が悪い様です。

しかし、薄型を実現する為には、
この置き方しかありません。

銅板も試してみたんですが、全く役に立たず・・・。

やはり、
トランスを替えるしかないのか?と思ったものの、
直ぐにトランス購入とか出来ません。


で、閃きました(?)

実用になるかどうかは兎も角、
レールスプリッタを使ったらどうか?と

物は試し、と言う事もありますし。

と言う事で、ネットの情報を参考にさせて頂き、
実際にやってみました。



実際に、レールスプリッタ基板を組み込んだ図。

抵抗分圧と、オペアンプによる、
中点サーボを付けたこの回路が、
最も簡単なものなのだとか。

トランスがないので、当然シンプルです。

これで動かしてみた所、
ライン出力は普通に音が出ましたが、
XRL出力では、何故か音が出ない・・・。

これ、結構嵌りました。

何日か考えていたんですが、
結局の所、XRLプラグのシールドと、
電位が異なるGND(中点)が、
XLRコネクタ経由で短絡していた為でした。

プラグを絶縁すれば、使える事は使えるんですが、
精神衛生上良くありません。

と言う事で、やっぱトランスだな、と。

取り敢えず、
トランスを外部に設置する事も考えたんですが、
やはり、出来れば本体に内蔵したい。

となると、普通のトランスでは、
最初と同じ問題が起こるので、
おでおに向いたトランスを使わねばなりません。

しかし、ショップで新品を購入を・・・となると、
なかなかの価格になってしまいます。

なので、暫くの間、おくを物色する事になったのです。

で、数日後。

殆ど使用していないと言う、
トロイダルトランスが、おくに複数個登場し、
価格設定が安価だった事もあり、検討の上、
これを購入してみる事にしました。

しかも、2個(笑)

購入したトランスは、
RSコンポーネンツのRS PROブランドのもので、
出力は、同じ定格のものが2系統ある為、
全波整流の正負電源に使えます。

新しく、電源基板を製作し、
このトランスを組み込んでみました。



物理的に、恐ろしくギリギリになりましたが(苦笑)

トランスの接続で、解らない事があったんですが、
取り敢えず大丈夫みたいです。

と言う事で、実際に動かしてみました。

当然気になるのは、
元のトランスとの、誘導ノイズレベルの違いですが、
確認してみて驚きました。

一瞬、動いてないんじゃないかと思える程でしたが、
少なくとも、ラインアンプでは、
殆ど誘導ノイズが問題にならないレベルです。

漏れ磁束が少ないと言われている、
トロイダルトランスですが、
使ってみるまでは半信半疑で、
近接で、ここまで違うとは思いませんでしたねぇ。

ホントに驚きました。

フォノ(toライン)では、
入力最大付近で、誘導ノイズと思われる音が出ますが、
レコードの再生時に、そこまで音量を上げる必要がないので、
取り敢えずは大丈夫だと思います。

と言う事で、
このトランスのお蔭で、ある程度実用になりそうなので、
これで行く事にしました。

基板由来の問題点は、今更どうにもなりませんがね(苦笑)




ここに、『SPA-X2140RNV』が誕生。(取り敢えず未完?)

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改訂

思う所があり、
拙作ASIユニット『ASI-X1112』(だったか?)の、
リニューアルを行う事にしました。

まあ、主には、
ヴィジュアルの変更と言う事になりますが・・・。


変更前最終仕様の内部。



変更後の内部。



基板自体はそのままなので、
あまり変わった様には見えません。

一方、箱の方。

完全に作り直しました。

フェイスの基本は、当社の基本通りですが、
なるべくクールなヴィジュアルになる様、
結構悩みつつ、加工を行いました。

背面端子は、
今回全て、(木)箱に穴あけで取り付け。

RCA端子板用の角穴の加工は、大分苦労しました・・・。

そして、完成後の製品がコチラ。



改訂版ASIユニット『ASI-X1112RNV』です。

手前味噌ですが、無駄にムーディで、シブくなりました。

表示窓の高さを低くした事と、
ブランドロゴ追加の結果、締まりのある表情を実現。

指針は、照明がムーディ過ぎて、良く見えません(笑)

尚、入力ボリュームは削除。

暫く前に、アンプ回路の出力に、時定数回路を入れた為、
針は、のんびり振れる様に変わっています。

また、ゲインを上げました。

あるレベルを境に、スカッと振り切れてしまいますが、
常用レベルで、ある程度振らせる為の処置です。




飽くまで自己満に過ぎませんが、
これは、作った甲斐があったかな、と。

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工作・後編

マトモに書くと長いので、流れに沿って、
一部簡潔に、箇条書きとして行きます。

・ダンボールで、仮の背面板を製作。
・吸音材(綿)追加。

そして、オクで、山水の『T-300』と言う、
ホーンツイーターを入手しました。



あるスピーカーシステムに、
搭載されていたものだそうで、
製造は67年頃、マグネットはア○ニコ、
インピーダンスは16Ωのユニットです。

その他の定格は不明ですが、能率は、100dB位??

オクでの価格は、
この手のモノとしては、比較的安価な設定だったのですが、
競合がなかったのは、匿名だったからなのでしょう・・・。

ツイーターは、
最初に使ったもので問題なかった訳ですが、
結局ホーンにしたくなってしまうのは、
最早ビョーキと言うしかないですね、はい。

と言う事で、テキトーなフィルムコンを仮に接続し、
動作をさせてみましたが、
動作の方は、問題ありませんでした。



その後、正式に配線を製作し、設置してみました。



これで音を聴いてみましたが、
インピーダンスの関係か、
アッテネーターを入れていないながらも、
意外と行ける感じで、
このままでも良いのではないかと思えました。

続いて、楕円ユニットの方ですが、
中域辺りが喧しい感じがしたのと、
精神衛生上の都合により、コイルを入れたいと思いました。

しかし、使える手持ちがないので、
手巻きで行けないか考えました。

取り敢えず、ネットで見てみた所、
手巻きをされている方は、結構いらっしゃる様ですが、
至極簡単にと言う方法は、見付かりませんでした。
(簡単と言っていても、結構難しい・・・)

なので、ぶっつけでやってみる事に。

以前に、ホムセンで購入しておいた、
エナメル線(0.7mm×5m)を用い、
お亡くなりになった太目の電解コンを軸に、
巻いてみる事にしました。

で、一応巻き始めたんですが、
やはり、何かで固定していかないと、形になりません。

どうしたもんかと暫し考えた結果、
折返しまで巻いた後、巻いた部分に、
両面テープを貼ってみる事にしました。

つまり、次の折返しの分は、
両面テープの上に巻かれると言う事です。

これでやってみた結果、一応形になりました。

小汚ねーですけど・・・。



まあ、テープの粘着性が失われた時、
形状が保てているかどうか、判らんのですがね・・・。

試しにインダクタンスを測定してみた所、
0.08mHのコイルになっている様でした。



取り敢えず、使えそうなので、
更にエナメル線を購入し、もう1個製作。

で、これを楕円ユニットに接続し、聴いてみましたが、
コイルなしよりは、落ち着いた様な気がしました。

まあ、これでも良かったんですが、
希望のクロスに対し、インダクタンスが足りていないので、
この後、エナメル線を継ぎ足して、
インダクタンスを上げてみました。



2個で、若干の差が出てしまいましたが、
インダクタンスは、0.14mH程度に変化。



取り敢えず、まあこれで良いでしょうと。

クロスは、約6kHz。

因みに、実際手巻きをやってみて判った事ですが、
あまり『安く』は出来ませんです、はい。

エナメル線の長さが、かなり必要ですし、
普通、エナメル線って、安く手に入らない代物らしいです。

その辺、ERSEのコイルは、結構頑張ってんのかなーと・・・。

・密閉性を高める為、
 楕円ユニットに、シーリングバックアップ材を設置。
・背面板をMDF製へ変更。(密閉化)
・ツイーターに、スタンドの様な物を設置。

と、まあ、現在そんな感じです。


記事の段階で、最新の状態

あと、やるとすれば、BOXの吸音材の増量と、
ツイーターの、固定アッテネーター追加位だと思います。

まあ、その辺は、追々・・・。




以上、少し前までの話。

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工作・前編

さて、工作です。


最近の記事でも登場しましたが、
楕円スピーカーユニットの件。

取り敢えず、ある程度真面目に使うなら、
ずっとダンボールのままと言う訳にも行かないので、
箱の様なものの製作を考えました。

スピーカーBOXは、
集大成的なのを製作するまで、
もう、製作しないつもりだったのですが、
今回だけは仕方ないと言う事です。

で、箱に使うのは、勿論セリアの桐板。

しかし、寸法に制約がある為、
どうかなーと思ったんですが、
取り敢えず、やってみる事にしました。

実際に板を用意して検討した結果、
ギリ何とかなりそうだったので、工事を開始。



箱のメイン部分は桐板で製作し、
フロント面(バッフルの様なもの)の部分は、
MDFボードで製作する事にしました。

更に、桐板の端面には、檜の角材を継ぎ足して、
足りない高さを確保する事に。

で、結構な時間工事した後、何とか箱の様なものが完成。



MDFが、すげー硬くて、大分苦労しましたが(苦笑)

箱は、このサイズのユニット用としては、
ほぼ最小の部類に入ると思います。

無論、最小にせざるを得なかったのは、材料の都合です。

ホントは、筒?の部分をもう1個製作し、連結して、
2倍の容積にする事を考えていましたが、
結局の所、それは止めました。

やっぱ、この位のサイズでないと、設置も困難なのでね・・・。

接着には、今回木工用ボンドを使いましたが、
これ、結構良いです。

粘りがないので、接着作業はやり難いですが、
乾燥後の接着部は、かなり強固になりますし、
乾燥後は透明になるので、理想的です。

もう『G17』は使わないでしょう。

で、ユニットを装着した状態がこちら。



一応、ユニット周りの隙間埋めとして、
箱側にEPDMスポンジを貼りましたが、
厚くて硬いので、イマイチです・・・。



取り敢えず、一応形になったので、
仮にツイーターを接続して、音を聴いてみました。

結果、密閉していないので、
特殊な音場感がありますが、
まあ聴けるのでは?と言う感じでした。

その後、プッシュターミナルを取り付け、
ツイーターは、ステーで立つ様にして、設置。



これで、一応、基本が出来上がりました。




~続く~

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