イレイザーヘッド

部屋を暗くして、ヘッドホンで出来るだけ音量を上げて御覧下さい。
常用はなるべく避けて下さい。中毒になります。
自分の言動が奇妙になって来たら、見るのをやめ、病院へ行く事をおすすめします。


パッケージにある文句。
76年か77年のデビッド・リンチのデビュー作らしいが。。リンチと言えば「エレファントマン」が浮かぶ。映画はいっちゃんによるとテレビでもやったらしいので、見たかもしれない。原作は読んだが衝撃の話だった。

全編モノクロ画面。音楽らしい音楽もなく、聞こえるのは妙なノイズ音。
何だか全体のバランスが悪いイレイザーヘッド。姿勢の悪さと無表情さが何とも言えない。正直途中で観るのをやめようと思った。退屈になったからだ。しかし全部観てしまった。
奇形の赤ん坊が出て来た所からものすごく引き込まれる。もう後戻りできない。

弱々しく泣く（鳴く？）赤ん坊。最初は気持ち悪いと思っていた赤ん坊が、最後には可愛く見えてしまう私はおかしいのだろうか？
包帯のような布で体をぐるぐる巻きにされている。中はどうなっているのか見てみたい。
そんな事を思っていたら、最後に見せてもらえた。（？）
イレイザーヘッドの表情が変わる。え、まさか。
そんな事思いながら、裏では「見てみたい」気持ちも。。。
おかしな感覚に陥ったり、自分の嫌な面を再認識させられたり。。

きっとこれは彼が現実に見ていたものではない。
彼が感じていた事。
恐れ、不安、インモラルな感情。
私は弱い人間なのか。悪なのか。
貴方が弱いのではない。悪なのでもない。人間全てが弱く、誰しもがそういう部分を持っている。
光があれば影がある。善があれば悪もある。それが人間。

その果てに、彼が見たものは。。

冒頭の注意書きの文句は、ちょっと違う気がして来た。
ホラー映画でもエグくもグロくもない。
「マルホランド・ドライブ」よりも分かる気がした。

カッコイイ車

余り車に興味のない夫婦なのだが。。２人とも「乗れればいい」という方だし、運転もさほどスキではない。。

でもそんな私も興味のある車、というのがある。マツダの（アンフィニ）RXー７。昔真っ赤なセブンに数回乗せてもらったことがある。シートが深くて、チビの私は埋もれそうになった。運転をさせてもらえるという話だったが（しかも高速！）ペーパードライバーまっしぐらだった私にとって、そのような車のしかもMTで高速を走るだの、自殺行為と思って断った。今考えるとちょっともったいなかったな。とも思うが。。。


他にも同じくマツダのユーノスロードスター。
まあ、車に詳しくないので、どこがどういいのかなんてことは分からない。ただ見た目でいいと思っているだけだ。
どちらもマツダだが、特にマツダにこだわっている訳でもない。。

今回こんな記事を書こうと思って調べたら、意外な事にこれらの車にATがあるという事を知った。走りを追求している車だったらMTしかないのかと思っていたので驚きだ。これなら私も乗れるかもしれない。いや、今だからこそMTも運転してみたい気もするが。。

まあ冬場このあたりでこんな車に乗るのはそもそもの間違いではあるが、いつか乗ってみたいなあと密かに思っている。
40代半ばとか50くらいで、さっそうと乗りこなしていたらカッコイイかも。。。なんてね。

ちなみに私の現在の車はこれ。スズキ　ジムニー。別に織田ちゃんがCMやってたからって訳じゃない。車高の高い車は乗りやすそうだし、この手の型の車にどこか憧れがあったのだ。このあたりではジムニー人口が非常に高いのだ。まあこれはこれで運転しやすいし気に入っている。