Maki's Room

ラスティック ジャンク チープシック& 
キッチュ  ミックススタイルのインテリア

あずきちゃん

2005-04-10 06:00:29 | diary
先日友人Iさんのご主人の工房(作業場)を見学したのだが、その作業場というのが彼等の友人宅の敷地内にあるのである。(なんと家賃はただ!)
Iさんを送りがてら見てみたのだが、山の上のそのお家は敷地がなんと600坪もあるそうで、凄く広い。水は敷地内に沢が流れてきており、その水をろ過して使うのだとか。。
わずか車で15分程なのに、我が家とはだいぶ違うその立地条件。

さてそのお友達の家には犬が2匹と猫1匹が飼われている。
私とIさんが車を降りるとツトツトと黒い犬がやってきた。綱はつけていない。顔を見てすぐ老犬と分かった。名前は「あずき」と言うらしい。背格好はひなたと同じくらいである。
とても人なつっこく、「あらあら、よう来たねえ~~~。どうぞ上がってって」とでも言っているように愛想良くご挨拶をしてくれた。しかし相当年のようで、足も悪いらしく少しびっこをひいている。ちょっと歩くと「ゼイゼイ」するようだ。Iさんによれば、首の所に腫瘍が出来ているとの事だった。
土足厳禁の作業場に、彼女は自由に出入りできるようだ。
自分の場所を見つけて寝そべる。
Iさんのご主人が「ちょっとどいて、ごめん」と言ってまたいで行く。。

その間も非常に大人しい。こんな犬だったら、ひなたも仲良くできるのではないか。一瞬でもそう思えてしまう程の良い犬だった。
もう1匹の方の犬と猫も見たが、犬の方は柴などの和犬のミックスか。。小型である。猫はきっとアメショーが入っていると思われる。太い縞(お腹のあたりで渦になっているのが特徴)がくっきりと出ている全体的には茶で、手足に白の足袋をはいているような柄だった。それぞれがマイペースでゆったりとした時を過ごしており、我が家の犬猫とはまた全然違う雰囲気をかもし出していた。本来の犬猫の姿というのは、こういうものなのかもしれない。とふと思う。



あずきちゃんの写真しか撮れなかった。。残念。
彼女は雑種のようだが、これはきっとシェルティーが入っているに違いない、と思った。
思わずその姿にひなたを重ねて見てしまった。
彼は一体いつまで生きてくれるだろうか。
あとどのくらい生きられるんだろう?

そんな事をしみじみと思った瞬間だった。

あずきちゃんは癌かもしれないとIさんが言っていた。「痛い」とも言わない、犬って凄いね、偉いねと。。

長生きしてね。。
私達を見送るあずきちゃんを見て思った。