2009すべり込み。

イブデートの後、『また今度』の「今度」は間もなくやってきた。
会社の忘年会も前からしていた女友達との約束も断わって
あたしは自分の幸せを第一優先して、彼と会うことを選んだ。
どうしても今年中にもう一度会いたかったから。

いつものように普通にあたしだけ飲んだくれて、
車で来ていた彼は、いつものように最初の1杯以外はソフトドリンクで、
でも終電に乗るようにちゃんと店を出た。

「今度にする」と言っていた、イブに言おうとしていた何かを、
今日も、タイミングを外したという理由で
また聞けないのかとちょっと下がっていたら
酒に呑まれてフラフラしてるあたしに
「送っていこうか？」
と言ってくれたけど、そんなゆるい誘いにのるほど実は呑まれてもいなかった。

二言目に
「送ってくよ」
に変わった。
あたしの気持ちは一気にブレて、
ほんとはまだバイバイしたくない気持ちでいっぱいだったし
何を言いたかったのか聞かずに今年は終われないと思ったから
素直に送ってもらうことにした。

駐車場に着いて、停めたままの車の中でそれっぽい話の流れになった。

「付き合って。」

気付いたら言われてたくらいの、さりげない告白だった。
あたしでいいのか、
今までの過去の恋愛を引きずっていないのか、
ちゃんと、ちゃんと、しっかり確認して、

「じゃあ・・・あたしでよければ・・・よろしくお願いします。」

過去を引きずってると思われていたのが、すごく意外だったと言っていた。
あたしはサチコ事件以来、
何を聞いても、過去の恋愛それこそ全員引きずってるように聞こえていて
それが許せないとかじゃないんだけど、
あたしが入れない聖域があるみたいでなんか淋しくて、
どの話も深く突っ込んでは聞けなかったし、
完全否定以外の答えを聞くのがこわくて
「まだちょっと好きなの？」とも聞けなかった。
そんなことその場で聞いてくれればよかったのに、って言われた。
思い過ごしでよかったな。。

2009年の最後の最後に、幸せがすべりこんできた。
今年も彼氏ができることもなく、去年と変わらない1年だったな・・・って
毎年とっくにあきらめてるこの時期に
まさかまさかの出来事が起きて、まだ全然実感がわかなくて、
いったいこの先いつになったらまた恋ができるんだろう、と不安になり続けて
何年も何年もぶぅたれてきたけど
くっつく時は、今までの苦しみなんかなかったようにこんなにあっさり訪れる。

いや・・・
この日のために、今までの時間があったのかな・・・
それにしてもずいぶんかかったな・・・
でもきっと、遠回りしてきたわけじゃないんだろうな・・・
今までの時間はあたしが歩くべき道で、これがあたしの出会うべきタイミングで、
彼があたしのするべき恋愛の相手なんだろうと思う。

久しぶりにした好きな人とのチュウは、人の唇の柔らかさを思い出させてくれた。
抱いてくれた腕が心地よくて、
そのまま何時間もキスし続けられそうな気がした。
唇を離したら、彼の気持ちも離れていってしまいそうでこわかった。

生理がギリギリ終わってないのと、正直ムダ毛の処理不足で
「もう我慢できない」「しよ？」
って言われたけれど、
断わった。
結局年明け持ち越しになった。
付き合うことになって、その日にHって・・・
やっぱよく考えたら早い気もするし、
まぁ・・・今さら、身体を許すのはいつ、なんて堅いことは思ってないんだけど
早くしたらしただけ飽きられるのも早そうだしな・・・
口はやっぱり苦手だし、
あたしはチュウで十分満足だ。

結婚云々はひとまず置いといて、
彼を大切にしよう。
今のこの気持ちを大切にしよう。
ずっと愛が続いてくように努力しよう。
優しい彼のことが好きだから。

あと数時間で2009年も去って行く。
今年はいろんな人に出会った年だったなー。
最後の日に思い返してみると、
結果的にはやっぱり『大吉』だったかもしれないな。
うん。

来年もいい年になるように、
一つ一つ、大切に。
たとえ『大吉』が出なかったとしても、自分信じて前向きに。

2010年もいい一年にするぞー！！！

ハート泥棒。

いつもよりお酒は控えて、（うこんの力、借りるの忘れちゃったし。）
前回よりしっとりもっと清楚な感じで会おうと決めて行ったのに
お酒のペースが遅いことを、逆に心配された。
えさを食べなくなった犬みたいだ（笑）、って。
・・・・・・つーか言いすぎです。

ドリンク半額クーポンを持っていたから、
中途半端に飲むより、やっぱり飲まれてしまう方を選んだ。
その方があたしのドキドキがバレなくて済むから。
とはいえ、
ちゃんと電車で帰りました。

あたしがテニスをやっていることを知ってるから
ネックウォーマーをプレゼントしてくれた。
プレゼントを贈ること、少しはあたしも頭をよぎったけど
特別用意するほどまでに至らなかった。
まぁ
いずれ何かの機会にお返ししようと思ってるけど。

いつものように、いつものところで飲んで、
キラキラなイブではなかったけれど
あたしの中の「彼氏じゃない」という前提が
そのすべてを納得させた。
素直に、一緒にいられるだけでいいと思えたし。

特別な何かを言われたわけではないけれど、
家に着いたという報告メールの中で
『今日、本当は言おうと思ったんだけど
タイミング外しちゃったからまた今度にします。』
という内容が入っていた。

何を・・・・・・・・・・？

その返信には「何を？」なんて書けなかった。

2人きりのエレベーターで気が緩んで、なんとなく正面からもたれかかった。
あたしの悪い癖が出ちゃったと思ったけど
初めて呑まれたわけじゃないし、私欲の方が勝ってしまっていた。
1Fにつくまでのほんの数秒だし、ちょっとだけ甘えてしまった。

降りたら、呑まれたあたしの手をとってくれた。
普通につなぐのが好きじゃないから、あたしから指を交差に切り替えた。
彼の手は体の割に意外と小さくて、（いや・・・やっぱあたしの手がデカイのかな。。）
酔っぱらいながらも、つないだ手はすごくフィットしていたような記憶がある。
手をつなぐのが幸せな分、
放す瞬間は寂しくてものすごくせつない。

完全に気持ちを持ってかれている。
想う人がいるのって、やっぱり幸せかもな・・・

でも、お正月仕事なんだって。
一緒に年越しなんて、やっぱ無理か。。
・・・・我慢がまん。

少しずつ、一歩ずつ、育てていこう。
花だって種から始まって、
お水をあげて、芽が出て、ふくらんで、やっと咲くんだから。

今年の初詣で大吉を引いてからこの12ヶ月、
この年のどこが大吉なんだ、ってふてぶてしく過ごしてきたけど
最後の最後に沸々と幸せが湧いている。
・・・神さま疑ってごめんなさい。

「退屈せず時をまてば必ずよし」
まさか本当にこんなことがあるとは夢にも思わなかった。
2009年、残りあと数日。
最後の1秒まであきらめないでいよう。

とはいえ気負わずに。

昨日、男友達と忘年会をした。
男性目線の意見が聞きたくて、
現在進行形の片思い？についていろいろと話を聞いてもらった。

「考えすぎじゃない？」

この一言で、なんだか救われた。
会って2回目で車で送ってもらったことも、
向こうがただの遊びだったら、それこそそのままどこかへ連れ込むことだってできたし、
でも、そうじゃなかったんだから
まぁ、誰に対してもこうなんだろうなぁとは思われたかもしれないけど
『軽い女』のレッテルは貼られてないんじゃない？って。

多少はあたしの味方をしてくれてるとはいえ、
第三者がそう感じたなら、きっとそうなんだ！

・・・・・よかった。。。

彼にはいつも感謝してる。
いつもいつもあたしの話を聞いてくれる。
くだらない話から、そうじゃない話まで、
適当じゃなくて、ちゃんと耳を傾けてくれる。（多分）
だからあたしもついつい甘えてしまう。
ありがとね。

少し気分が晴れて、
3度目のデートに向けて気持ちが昂（たかぶ）って、
ホロ酔いでふざけていたら、
プチぎっくり腰になった・・・・・・・・（涙

最悪。

明日デートなのにー(T_T)

しかも生理も遅れてきて、
明日は多分体がボロボロだ・・・。

でも、
会えるの、楽しみにしてる。
ドタキャンになってから、ずっと。
この変な負の雰囲気にのまれないようにしないとな・・・
腰痛になるなんて最悪な事態が起こったんだ、
きっと、それに相応しい最高のイブになるんだろうな！！！！！

ただひたすらまっすぐに。
（・・・ちょっとだけドタキャンも覚悟しておこう。。ちょっとだけね。）

反省と自粛。

会って2回目で（わざと）終電を逃して
送ってくれるというから、彼の車に乗った。
なんか
よく考えたら
我ながら軽率だな・・・。

彼と会わない間、いろいろ思い返した。
2回目にして、全然慎重でもなんでもない自分に、心底腹が立つ。
こんなの、軽い女だと思われて当然だ・・・
最低。

いくらきっとちゃんとした仕事してるからって、信用しすぎだったな。。
多分ほんとだけど、消防士ってことだってまだほんとかどうか分からないし
何かあってからじゃ遅いのに。。
あの体格には絶対かなわない。

自分の軽率な行動と、軽い女だと思われたかもしれない焦燥感に
苛まれる。
ただひたすら猛省。

2回会って、多分おかしな人じゃないって思ったけど
長いこと恋人のいない淋しさで、自分にずいぶん甘くなってたかもな。。
もちろん、自分のことだけじゃなくて
彼に（誰と飲んでもこんな感じなのかな・・・）って
軽い女だと思われたかもしれなくて、すごく不安だ・・・

そんな誤解を解くためにも、もう一度気を引き締め直さねば。
イブのデートは、あたしからは絶対触れないようにしよう。
どんなに酔っ払っても、ちゃんと自分の足で歩こう。
軽率な行動はあらためよう。。

・・・・・・早くこんな我慢しなくていいようになればいいのに。。

効果はいかほどか。

---------------------------------------------------
【プライドを捨てずに好意をさりげなく伝える魔法の言葉】

『わたし、○○君のこといいと思っているよ』

「いいと思っている」という表現は、人間として認め、
恋愛も受け入れ体制が整い「貴男さえよければ、恋しようよ。」という
謙虚で前向きな気持ちがあらわれた言葉です。

この言葉さえ言えれば
彼の心の中の種火を大きく燃え上がらせることができるというものです。
もちろん彼にその気がなくても、
二人は認めあった大人の親友同士になれる可能性があるのです。

3回目のデートをまもなく迎える貴女、
「わたし、○○君のこといいと思っているよ」を
ぜひとも、必ずや・・・使ってみてください。

必ず良い方向にゆくはずです。
---------------------------------------------------

3回目のデートをまもなく迎える身として、
引っ掛かって、スルーせずにはいられずに思わず抜粋した。
男性心理の記事だった。
そんなもんなのかなぁ。
『いいと思ってる』って、そんなにいい表現？

どれだけ魅力的な言葉なのか知らないけど、
なんか、あたし的な表現じゃないしな～。
まぁ、頭の片隅に置いておくか。
酔っぱらって案外言っちゃうかもしれないし。

あ。
今度は、うこん飲んで行こう。

愛でる気持ち。

クリスマスイヴに「消防士さん」と会う約束をした。
会うの、3回目。

男と女
3回会って何もなければ
永遠に何も起こらない―。

昔のブログにそんなことが書いてあった。
多分、何かで読んだ受け売りだったはずだけど
この標語みたいな言葉が、今の今にもぴったり当てはまって
思わずあらためてもう一度認知しておきたくなった。

ってことはあたし、
何年たっても相変わらず、ってことなんだな・・・やっぱり。

あたし達にとって3回目の約束は、くしくもクリスマスイブで
その次の約束の保証は一切ない。
この標語、あたしの数少ない経験からしても、遠かれ近かれ多分当たってる。
決戦の24日は、どんな日になるだろう。

こないだ会った時、写メ撮らせて、ってお願いされた。
消防士の見せ物になるのはごめんだったし、恥ずかしいから断わったけど
ツーショットを撮って待ち受けにしたい、と言われた時
なんか素直に嬉しかった。

幸せな結末は、考えれば考えるほどテンションも上がるけど
あたしのことだ、きっと、幸せを手に入れた途端失う不安に襲われる。
歳も歳だし、どうしても『結婚』の2文字がよぎってしまうけど
幸せをつかもうとするんじゃなくて、
まずはちゃんと感じて、
きっちり背負うことができる大人の恋愛になればいいなって思うから
今は、あまり深くは考えないようにしよう。

頭で考えすぎたらきっとダメになる。

五感であなたを感じよう。

結婚っていったい何なんだろう。

義理の兄が
浮気してたらしい―。

姉は2週間泣き続けたと言っていた。
4～5キロ痩せたらしい。
当たり前だ。
他人はもとより、
男友達が奥さんに隠れて浮気しててもそれほど感情移入しなかったけど
実の姉がひどく深く傷ついたのを想像し、
他人事ではなくなった瞬間から、相当腹が立った。
何が『義理の兄』だ。
ふざけんな！
姉はもう笑って話してたけど、
そこに義兄がいたら、本気でグーパンチしてたかもしれない。

だから嫌。
男って。

身近な人がリアルに傷ついたのを見たら、
結婚なんてほんとに必要なのかな、って
思わないではいられなかった。
永遠の愛を誓ったって、他の女に目移りする時はする。
何が『永遠の愛』だ。
笑わせんな。

話し合って、話し合って、
離婚にはならなかったみたいだけど
そんなふうに傷つきたくないな。。
信じてる人に裏切られるのほど、辛くて悲しくて悔しいものはないよ、きっと。
だったら独り身で構わない。
そんなふうに傷つくんなら、一人でいる方がよっぽどましだ。

和解したとはいえ、
これから先ずっと、何かあるたび疑ってしまうんじゃないかと思うと
いたたまれない。

結婚するのが怖くなった。
するからには、絶対離婚はしたくないし、生涯一人の人と添い遂げたいけど
自分や子どもを守るために、きっとみんな離婚するんだろうな。
せざるを得ないんだろうな。

うちの人に限って、はきっと誰にも通用しない。
でも、どうしたらずっと信頼関係を保ち続けられるのか、ますます分からなくなった。

愛してる人の心が動いてしまうのが怖くてたまらない。
でも、恐がって逃げ続けていたら、多分何も変わらない。
きっと変われない。

ドタキャンの2～3日後、「消防士さん」からメールが来て
クリスマスイヴに会う約束をした。
別にイヴを狙って約束したわけじゃないし、
もう『クリスマス』には全くと言えるぐらいこだわりはなくなったけど
もしまだ世間一般的に、
クリスマスを一緒に過ごすのがカップルの醍醐味なんだとしたら
やっぱりイヴを一緒に過ごせる人の存在は、貴重なのかもしれないとか思う。

彼とは
恋人関係でも婚約関係でもないけど
もしもこの先、そういうことになったとしたら
あたしは彼を100％信じていけるだろうか。

昔のブログに、自分で書いていた。
許さないという方が、許すより簡単で
どっちも苦しいけれど、
あたしは許せる人になろう、って。
忘れてたな・・・そんな気持ち。

とにかくあたしのこれからは、彼と一緒に過ごす時間をめいっぱい楽しんで
彼との幸せがずっとずーっと続くように、少しでもできる努力をするだけだ。
イヴを一緒に過ごせることを喜んでくれた彼を信じてみよう。
人を信じるのって怖いけど、
あたし自身がまず信じてもらえる存在になって、
会える時間を大切にして、一言一言大事にしていこう。
そしたら多分、おのずと未来は見えてくる。

過去のおさらい。

久しぶりにブログを読み返した。
年末のこの時期になると、なぜか読み返したくなる。
・・・若いあたしはなんだかいちいちめんどくせぇな。

なんだかんだで、最低1年に1人は恋していて
ときめいては撃沈し、デートしてはその先へつながらない関係にやきもきし、
でもここ何年も、ちゃんとした恋愛は結局全然できていなかった。
素敵な人が現れるたび、
（もしや、この人が運命の人・・・？！）
なんて毎回勘違いして、
あたしの「だったらいいな」は結局なんにも現実のものにはならなかった。
我ながら痛々しい。

つい最近も、素敵な人に出会う確率の低いネットで
「素敵な消防士さん」に出会っちゃって
これってすごくない？！なーんて感動したばっかりだけど
もうこれを、『奇跡』とか『運命』とか呼ぶのはちょっと恥ずかしいな。。

過去ブログ、ざっと読み返してみたけど、
歳を重ねただけで、結局それほど成長できてないかも。
「死にたい」とかしょっちゅう思ってた時期とか
なんかこっちまで暗くなって落ち込むし。
まぁ
今でもたまに、思ったりするけどね。
恋愛時計なんて、気づけばいつからか完全に止まっちゃったな。。
誰かの存在で少し動き出しては、すぐ止まる。
そろそろオーバーホール出さなきゃ・・・。

「消防士さん」に出会った最近だけだな・・・
病気とかなりたくない、って思えてるの。
そうなるとあたしってやっぱ、多かれ少なかれ恋愛に依存？してるのかもしれないな。
「消防士さん」とのことだって
悪い方に考えるのなんか赤子の手をひねるのよりずっと容易だし
待ってるだけの女には絶対ならないけど
そのわりにいろんな不安とか、取り除くのに結構必死だったりするし。
これだって、結局あたしの片思いで、
期待する結末なんか待っていないのかもしれないし。

だとしたら
あたしの人生にはまだ【恋愛】は必要ないんだと神さまが言っている、
って思うことぐらいしかできないな。
必要なら、そのタイミングできっと何かあるんだ、って。
仕事も恋愛も、きっとそうなんだ。

ブーケをもらって、京都の縁結びの神さまにお参りして、
だから「消防士さん」と出会った、とまでは思わないけど
これも一つのタイミングだし、
あたしはあたしのままで、今まで通りやってくだけだ。

・・・・・・いや、今まで通りじゃ元の木阿弥だな。。
せっかく久しぶりに人を好きになれそうだし、
ここは、右見て左見て慎重に。
くれぐれも石橋を叩きすぎて壊さないように。

「また今度」。

ドタキャンになった昨日、
飲むつもりで車で来なかったから、
ボツになったのがなんかもったいなくて、女友達を誘って飲みに行った。
ガールズトークもいいもんだ。

最近の話になって、
あたしはもちろん「消防士さん」との話をした。
彼女も、友達から紹介された男性と今度会うと言っていた。
顔も知らない人とメールのやりとりだけで会うらしい。
・・・状況的にはあたしとおんなじだな。

あの後、
「消防士さん」から再びメールが来た。
ドタキャンでごめん、ってことと
会いたかったけど疲労困憊だってこと。
そして
また今度に。って。

『また今度』がいつになるのか不安でしょうがなかったけど
「会いたかったけど」の一言で少しは救われた。
だからあたしも素直にちゃんと伝えた。
「あたしも会いたかったから残念だけど。」って。
「気にせずゆっくり休んでね。」って。
ただのボツで、そのまま家に帰ってたら
きっともう少し凹んだ気持ちを引きずってた。
女友達がつかまってよかった。。

彼の働く消防署のHPを見た。
大変な仕事なんだろうなー。。って漠然とは思ってきたけど
知っている人がその仕事をしていて、
この場所でどんなことをして過ごしてるのかを見たら
なんだか急に重くなった。

（これは、あたし自身が絶対負担になっちゃいけない仕事だな・・・）

甘えるのと、負担になるのって結構紙一重だし、
それはあたしじゃなくて彼が感じる部分なんだけど
少なくとも、あたし自身でできる我慢はきっとするべきで、
それは消防士だから、とかじゃなくてどんな仕事にも共通することなんだけど
やっぱり同じ土日休みのサラリーマンとは
我慢の仕方が少し違ってくるのかもしれないって思った。

でもそういう仕事をしてる彼が好きだし、
彼が、また会いたいとか一緒にいたいとか少しでも思ってくれたら
あたしはそれでいい。

「選ばれたい女は選ばれない」らしいから
あたしは「選びたくなる」女になる！

・・・でも次会う時は
あんまり飲みすぎないようにしよう・・・（反省）

朝はまた来る。

今日、「消防士さん」と会う約束をしていた。
けど、朝方のぼやで忙しくなって、
帰るのが夕方になったから、
「ごめん今日なしにさせてもらっていい？」
という連絡が来た。
時間の連絡かなーと思ってワクワクしてメールを開いたら
そんな内容だったから
仕事を分かっているとはいえ、
やっぱり凹んだ。

疲れてるのも分かるけど、
なんだかあまりにも素っ気ないメールで、
朝から・・・いや、会う約束をしてからずっと
楽しみにしてたものが急にボツになると、
気持ちを向ける行き先を見失ってしまう。

次に会う約束も特になかった。
これっきりになっちゃうとは思わない（思いたくない）けど
やっぱりショックだなー。。
髪もばっちりだったし、服だって一応考えて着てきた。
結局水の泡になっちゃったけど、
仕方ないか・・・。
あたしは何もできないし。

仕事柄、
いつかこんな日が来ると思ってた。
それが苦痛なら、サラリーマンの男を選ぶしかない。

きっと
凹んでるのはあたしだけじゃないよね？
誘ってくれてたんだから、彼だって好きでそうしたわけじゃないんだし
少しは（あーあ・・・）とか思ってくれてるよね・・・？

また次の約束に期待しよう。。
でも
待ってるだけの女には絶対ならない。

我慢と忍耐。

「消防士さん」との2回目の飲みも、
あたしの気持ちが下がる心配もどこ吹く風で、
初めて会った時よりお互い近い距離を歩いて、
お互い傘があるのに、1本の中に入った。
ここ最近は、
2本傘があるのに相合傘して歩くやつらなんか、くだらないと思ってきたけど
あたしもさそうとしたら、隣から入れてくれたから
なんとなくそのままささなかった。
肩と肩が微妙に触れ合う距離。

雨だから車で来ちゃった、と言っていたけど
とにかく飲みたくて、居酒屋であたしだけ飲んだくれた。
飲んでる間もずっと楽しかったけど
初恋の人の名前の話になって、彼の初恋の人の名前をあたしが呼び捨てにしたら
「呼び捨てにすんな」
とちょっとキレられた。
・・・そんなに『サチコ』が大事なの？

こんなに小さいことだけど、胸に引っ掛かることができてしまった。

・・・なんかもうめんどくさい。

初恋の話なんかしなきゃよかった。
つーか、初恋に限らず、過去の恋愛の話は極力聞かないようにしよう。
聞いて面白かった試しなんかないし。

うまくいくのかなぁ・・・・・・
あんまり執着するのやめよう・・・。
そんな小さいことでいちいち揺さ振られてたら、恋愛なんか絶対できない。
それでも好きな気持ちはふくらむばっかりで
ツライ思いすんのかな・・・やっぱ・・・。
なんか・・・
あんまり楽しみじゃないし
全然幸せじゃないな・・・。
多分もう純粋な気持ちで恋愛なんかできないんだろうけど
多少でも恋愛経験がある証なんだし、仕方ないのかな・・・

まぁいいや・・・
まだ付き合ってるわけでもないし、考えすぎなんだろうな、きっと。。

やっぱむいてないのかなー・・・
恋愛も結婚も。

求められてナンボ。

こないだ、
仲間に入れてくれたバンドメンバーとスタジオに行った。
やっぱり生はイイ。
何事も。
生楽器のカラオケだと思ったら別に抵抗もないし。
スタジオの帰り、3人で飲んだ。
昔でいうドリカム状態で、
2人のおっさん・・・もといお兄さんに囲まれて、私の印象を聞いたら
言い方は悪いけど、“大当たり”だと言ってかなりのウェルカムで迎えられた。
2人とも独身で、お酒が入ってたとはいえ
「バンドメンバーとしてじゃなく出会いたかったかも・・・」
とまで言われちゃって、
あたしもまだまだ捨てたもんじゃないなーなんて思ったり。

なんかだんだんめんどくさくなったし、
最初、やっぱりなんか思ってたのと違ったので・・・とか適当言って
もう今日限りで終わりにしようと思ってたけど
ちょっと生音で歌っただけですごい気持ちよくなっちゃって
いつか人が聞いてるとこで歌ったら絶対もっと快感なんだろうって思った。
まぁ、飽きがくるまでやってみよう。

一方で、相変わらず消防士さんに毎日恋焦がれ続けていて
押しつけがましくならないようにアピールするのに、必死な日々。
それっぽく好意があることもなんとなく伝えてたら、
次の週にまた誘ってくれた。

あたしのことをたまに『M子姫』と呼ぶ。
気になってる人にお姫さま扱いされて『姫』と呼ばれるこの感覚、
あの時と似ている。
胸がギュッとする。

明日会う約束をした。
約束してからの1週間が長くて長くて
でも月初は仕事が忙しくて、幸か不幸か、いつもより時間が早く過ぎる。
最近まったく恋愛に恵まれなかったあたしにとっては
・・・・・・やっぱ「幸」かな。

会えることが嬉しいと思える人の存在があるのが久しぶりで
重荷にならないようにすることで精一杯だ。
それともあれかな。。
初めて会ってから
時間が経つにつれてだんだん自分のいいように盛り上がっちゃってるだけかな。。
2回目に会ったら意外とそうでもなかったりすんのかな・・・

そんなに恋愛経験が多いわけじゃないし、
でもうまくやれたらいいなって思うけど、
正直まだ心がガチガチでどうしたらいいか分からない。

でも
とりあえず楽しまなきゃな。
だってすごくない？
何十万人って利用してるサイトでめぐりあったたった1人の人ともし恋愛できたら。
久しぶりに思ったよ。
まだ死にたくない、って。

うまくやろうとしたらきっと余計変な力が入っちゃうから
素直になって、ちゃんと誠実に気持ちを向けるだけだ。

明日の服はもう何日も前から決めてある。
こないだとは違った雰囲気で、オシャレして行こう！