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第89回東京優駿予想〜ディープインパクトとは何だ?〜

2022年05月28日 22時15分00秒 | 予想

第89回東京優駿(日本ダービー)

◎イクイノックス

○ダノンベルーガ

 

7万人の観衆、30℃の熱気。
ダービーが帰ってくる。

明日は久々のダービー現地参戦。
非常に楽しみになってしまい、久々に予想日記を書いてみる。

***

基本的に競走馬は自国のダービーを勝つために配合されていくのだから、過去の好走馬の血統がリーディング上位種牡馬で埋まるのは至極当然。
・過去10年の勝ち馬の父
ディープインパクト:7勝(3着内でも7,3,3で計13頭)
キングカメハメハ:2勝
ハーツクライ:1勝

しかし、もうこの世にディープもキンカメも居ない。
昨年は新興勢力エピファネイアが戴冠寸前のところでディープが差し切った。
貫禄のディープか、まだ現役のハーツクライか、世代交代か、はたまたディープ・キンカメ後継か。そんな父系の目線で今年のダービーは楽しみたい。


本命は◎イクイノックス
新種牡馬キタサンブラックの世代交代を取る。

そもそも、なぜディープインパクトが強いのか?
それはHalo≒Sir Ivorのニアリークロスの切れ味を強く遺伝する種牡馬であったから。
代表産駒達はStorm Cat(Terlingua)やUnbridled's Song(Incantation)やTiznow(Cequillo)などを通じてHalo≒Sir Ivorを刺激し、ダービーや他大レースを制してきた。

高速馬場の日本競馬の流れは変わっていないのだから、この好走血統の流れも変わらないはず。
イクイノックスの父父ブラックタイドはご存知ディープインパクトの全兄で同じ血統構成。父母キングヘイローは父ダンシングブレーヴ・母グッバイヘイローの超良血で、その血統の肝はHalo≒Sir Ivor≒Drone 4×3・4。
イクイノックスで考えるとHalo≒Sir Ivor≒Drone 4・6×5・4・5。Alzao≒ダンシングブレーヴ 4×3、なんならブラックタイド≒キングヘイロー 2×2と言っても良いかも知れない。
ここから分かることは、イクイノックスは「ディープインパクト」の文字は1ミリも入っていないが、Halo≒Sir Ivorの刺激という、ディープの成功の秘訣が満載ということだ。

父ブラックタイド産駒や父父キタサンブラックは前で粘り込む競馬が得意だが、ことイクイノックスにその気配は未だ感じない。その理由は上記の切れ味増幅配合によるものだろう。
加えて、イクイノックスはナタ斬れおなじみのWorden≒Le Fabulexのニアリークロス(フィエールマンやショウナンパンドラが有名)も持っており、東京芝の差し勝負に滅法強い。

以上から、ディープインパクトが強い日本ダービーを勝つのはディープの成功法則を踏襲しているイクイノックスだ。というのが私の予想。世代交代と言いながら、中身は一緒だったというのがミソ。

東スポ2歳から惚れこんでいるので、無事出走にこぎつけてくれて嬉しい。




○ダノンベルーガ
ハーツクライを早期に仕上げるには、母から強い筋肉をもらうこと。
・Danzigを貰ったのがワンアンドオンリーやヌーヴォレコルト、サリオス(Danehill)
・Unbridled's Songを貰ったのがスワーヴリチャードだ。
ダノンベルーガは母父Tizway(その母系にDanzig)から米血を貰っている。
ダービー連対以上の血統構成、前走の敗因は枠とトラックバイアスで明確、東京コースでの実績、圧巻の1週前追い切り。
間違いなく勝てる!と皆が思っていても2着になるのがハーツクライ笑。私の場合は本命は揺るがないことから馬連、馬単の相手筆頭に。


それ以下は決めかねていますが、面白そうだなと思っているのが、アスクワイルドモアとデシエルトの岩田親子。

△アスクワイルドモア
Cコース替わりのダービーはひたすら1枠の好走が多い。
父キズナ、母ペルーサ全妹、藤原厩舎。怖さはある。
なんでも出来るBlushing Groomと、岩田息子が内をうまく捌けばあるいは。

☆デシエルト
母アドマイヤセプターは全兄にダービー馬ドゥラメンテ。そこに新種牡馬ドレフォンの組み合わせ。種牡馬ドゥラメンテはSharpen Up持ちと相性が良く(タイトルホルダーなど)、当馬はそれを父母逆さまにした格好。Sharpen Upはスタミナが持ち味ですから、前での粘り込みには妙味。トニービンの前受けという見方も出来る。
気性から逃げ濃厚だが、どうも左回りではしっかりハミを取るし折り合いもつくらしい。岩田パパが文字通り自分のペースに持ち込めれば。

 

それでは、良いダービーを。

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