Phonograph×Photograph

競馬場の達人を目指し、予想・血統・写真・旅打ちの記録を綴るブログ

【朗報】一口馬主になるブログ

2017年08月06日 18時17分49秒 | コラム

ついに、遂に念願の一口馬主になりました!



しかも勢い余って6頭も出資。全部一万口ですけどね。なので大した額ではありません。





~出資馬一覧~

<DMMバヌーシー>
■ベネンシアドールの15
■タミーンの16


<ノルマンディーオーナーズクラブ> スターズファンド2016
■タニノピカンテの15(ムーンフォース)
■ハーランズパンサーの15(ヴォルパンテール)
■リンダムーンの15
■エムケイミラクルの15



一万口?そんなん一口とは言えないだろ、仮にG1勝っても数千円しか返ってこないじゃん。ロマンないよ! 募集額高杉www詐欺だろこれ! 数年でバヌーシーとはなんだったのかスレが立ちそう。 ファンドの意味理解してる???

など、ネットでは否定的な意見が多数派ですが、現実を見るなら私の選択肢はこれでした。



一口に限らず、馬主になる人はこういうところを期待してるのではないかと思う。
 ①名誉
 ②お金
 ③感動


①名誉
 本物の馬主がメインなので割愛


②お金
 ここが一番肝になる部分ですが、よほど運が良くないと馬主で収支をプラスにするのは難しいでしょうね。
 
最近当たり引きまくってる大魔人佐々木氏でトントンくらいとGateJ+で発言してましたし、里見氏はこれまで何十億円と我慢して結果出たし、サブちゃんなんて何十年も馬主やってようやくですからね。金子真人氏くらいじゃないですか?プラスなの。
G1馬所有されてる馬主さんでこれだからそうでないともっと厳しいですよね。


一口においても同様だと思います。
例えばこのブログではロードの安い馬16,800円×2口に出資した場合、2~4歳の期間走ったとしてかかる費用は235,768円だそうです。
会費と維持費、ランニングコストが半端ないんですよ。いい商売してますね。

『一口馬主になったけど、どれくらいで儲かるのか計算してみた』
http://game-bakari.hatenablog.com/entry/20121219/1355924136

これらの費用全てを賞金のバックでペイするには重賞を2つくらい勝たないと無理ですね。

逆に重賞を勝てる見込みの高い血統馬は10万円/1口は下らないですから、出資額が+10万円。高額馬であれば固定費の割合を少なくすることが出来ますが、そもそもの金額が大きくなる。以下堂々巡り。
低額馬だろうと高額馬だろうと基本的に運良くいい馬選ばないとプラスに持っていくことは難しい。


上の例をDMMバヌーシーに置き換えると、16,800円/1口。ということは1億6800万円の高額馬になります。このレベルなら募集額は30,000円/1口程度でしょうか。約倍ですね。ぼったくりに見えますね。
しかし、この3万円は6歳までの維持費等も込みの価格ですから、2~4歳の期間走ったとしてかかる費用は3万円のまま。


活躍度合いでざっくりデビュー~引退で金銭シミュレートするなら、

・未勝利の場合
ロード:-23万円、バヌーシー:-3万円

・1000万ウロウロの場合
ロード:-18万円くらい、バヌーシー:-約3万円

・G3を1つ勝った場合(新潟記念)
ロード:-10万円くらい、バヌーシー:-2万5000円

・G1馬になった場合(マイルCSくらい、それまでに重賞も勝っている)
ロード:+5~10万円、バヌーシー:-2万円くらい

出資額くらいを稼ぐことは容易でプラスになることもあるが会費等を含めるとマイナスの額が大きくなりがちなロード、100%マイナスだが額としては大したことないDMMバヌーシー。

(※別にロードの悪口を書いている訳ではありません。たまたま見たブログの例がロードで比較的とっつきやすいクラブだったからです。)


そして超基本ですが、そもそもオープンクラスなんて夢のまた夢だからね。重賞勝っていけばペイできるなんて思ってたら無理だよ。勝てないよ。

POGやってれば分かるけど、全ての馬を自由に選べる環境ですら重賞馬見つけるの難しいんだから。
しかも庭先取引で評判馬が抜き取られた後、余った馬の中からクラブで募集して"実績"やら"母馬優先"やらで抜き取られた後、その余りの中から選んだ馬がオープンまで行けるなんてほんの一握りでしょ。
"実績"を持っている方っていうのは悪い言い方すれば過去の養分達。それだけそのクラブに貢いだってことで、ハズレを引き続けてきたからこそ有力馬に出資できる。それまで相当額失っていると思いますよ。例外は居ると思いますが。




つまり、基本的に馬主はお金を失うもの。

その中でどう付き合っていくか、お財布と対価の天秤にかける必要がある。




DMMバヌーシーが募集額を上乗せしていようと、10000口で配当が低かろうと、絶対に儲かることがなかろうと、ランニングコストが無いのでトータルの出費は抑えられる可能性が極めて高い。私のような普通のサラリーマンなら、金銭面のリスクを考えればバヌーシーは全然アリって訳です。


ちなみに、ノルマンディーのスターズファンドは4頭で1万円。超お得です。まあバヌーシーが高いんですがw
そのうちノルマンディーに入ろうかと考えているので、システム面の慣れや育成過程の勉強の意味も込め、そこまで魅力的な馬は居なかったんですが出資してみました。これもランニングコストは数千円/年程度でとても安い。入門編としては最適。



③感動
 対価の方ですね。一口だとこれがメインでしょう。そしてこれは出資額に比例はしないんじゃないでしょうか。なにぶん初めてなので出資馬が勝った時の脳汁の分泌具合は分かりませんが、PO馬が重賞勝ったときすら超興奮できますから、自分の出資馬ならなおさら。どのケースでもやばいですよ、多分。


金銭面のリスクを減らした上で、対価である馬主としての感動を享受する。これってクラブ~一口馬主の(入会側の)コンセプトそのものですよね?

しかも、サンデーレーシングやオーナーズレベル良血馬に、勝つ見込みの高い馬に、実績のないシンザン者が低予算で出資できる。これは凄く魅力的。

一口の究極系だと思います。

やっぱり勝たないと嬉しくないですからね。その可能性に5万円もかけずにありつける。

馬券で5万円突っ込んだ方が楽しいよ!という人もいるでしょうが、楽しみ方は人それぞれ。新しい一口の形として旋風を起こすかも知れないですよ。活躍すればですが...



私なんかはただ応援している馬・POGで指名している馬が走るだけで現地観戦に行っちゃうくらいなので、正直一口なんかやらなくても良いっちゃ良いんですが、こんなに競馬好きで、クラブが沢山あって、みんなが一口馬主ライフを満喫している中、自分も馬を持っているという事実を作りたい。そういう理由で始めました。何事も経験ですからね。



最後に、
今まで無かったものはどうしても懐疑的な目で見られるもの。新しい価値観は受け入れ難いですから。でも需要はあると思う。自分はすぐにいいなと思った。


DMMバヌーシーが提唱する「感動体験の共有」、私は支持しますよ。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする