Phonograph×Photograph

競馬場の達人を目指し、予想・血統・写真・旅打ちの記録を綴るブログ

ダービーに向けて ~To The Commandeur~

2018年05月22日 23時21分12秒 | 競馬観戦

前回の一口馬主デビューの記事から半年以上もサボっていましたが、今週末は日本ダービーなので書いておきたいと思います。


「愛馬キタノコマンドールが日本ダービーに出走します。」


素晴らしい文字列ですね。掛け軸にしたい。
今年の3歳世代から一口馬主デビューした私にとっては、まさに夢のような出来事。まさかここまで来られるとは。


当初、DMMバヌーシーのことを批判的に捉えていた方も少しは見直し、羨ましく思っているのではないでしょうか。こういうやり方もあるのだと。


会社の同僚にもよくキタコマの話をしていますが、特にコンセプトを言わずとも「夢があるね」と言ってくれます。そう、夢なんです。
馬主になる夢、馬主としての夢、競馬人としての夢を叶える手段としての一口馬主。さらにお金と天秤にかけて現実的に夢を追いかけられるシステムとしての一万口。

万人受けするかはさておき、選択肢として全然アリですよね?



ついでに、半年以上やってきて感じたDMMバヌーシーの感想、良いところ悪いところを列挙していきたいと思います。

【良いところ】
・超のつく良血馬、オーナーズや40口クラスのいかにも走りそうな馬でも出資できる!
→金額面もそうだし、一万口なんで抽選にまずならないのがポイント

・スマホアプリで管理できる!
→今やスマホ持ってない人の方が珍しいですからね、DMMの強みを活かしたサービス

・動画が週に2~3本配信される!
→放牧されてるだけ、カイバ食べてるだけ、シャワー浴びてるだけ、馬房にいるだけ、ウォーキングマシンだけ、など単調といえば単調ですが、こうやって地道な作業の繰り返しで競走馬を作っているんだという今まで見えていなかった部分が見られて勉強にもなるし、着々と成長する愛馬により愛着が湧きます。
牧場、厩舎スタッフはもちろん、動画を撮影しているバヌーシースタッフにも頭が下がります。

・イベントがある!
→一口クラブ感ありますね。六本木DMM本社で新年会など不定期開催。ダービー当日もキタコマ出走記念パーティーがあります。


【悪いところ】
・動画が高画質すぎる!
→通信環境が悪いところや時間帯だとカックカクだし、かなりデータ容量食います。格安SIMユーザーには辛いところ。低画質モードが欲しいです。。。

・動画がめっちゃ溜まる!
→少し放置していると見る動画が大量に溜まります。2頭出資でも結構消化大変(^-^; 嬉しい悲鳴です。

・馬名募集のルールがちょくちょく変わる!
→クラブ命名/公募/最大出資者など。最近改善気味


要はハード面は良くて、ソフト面に改善の余地ありということです。期待してます!

今後も至極の一頭を選んで一頭/年ペースでぼちぼちやっていきたいと思います。




さて、話をダービーに戻して、展望を。

キタノコマンドールはご存知の通りデニムアンドルビーの全弟で、姉はフローラSを勝利しクラシックに駒を進めて本番で3着。
フェアリードール牝系は良血で仕上がりもそこそこ早いけれど、基本はHyperionが濃く晩成型で、3歳春(というかG1)ではあと一歩及ばないことが多いのは7/8同血のトゥザグローリー、ワールドを見ても納得というのが血統的な入り口。

骨格としては母ペネンシアドールにNureyev(母Special )4×2のクロスがあり、スラっとしていて脚長のわりにピッチで走る。だから小回りや道悪が苦にならないし、急加速できるから上がり勝負にも強い。キングマンボらしさとも言っていい。そして父ディープインパクトでAlzao≒ラストライクーンによりキレが増して東京でも走れる。


デニムは稍重のフローラS、重のローズSを後方一気、JC・宝塚記念でもスローを追い込んで2着。キタコマはすみれSの4角の加速は本物だったし、皐月賞のあまり良くない馬場で大外回って上がり最速タイ。概ね血統通りの走りをしていると思う。

ただし、デニムアンドルビーは、そして恐らくキタノコマンドールもそうだと思うのだが、『スローだとピッチ走法で最速上がりを出せるけれど、スローを後ろか行くから差し届かない』という非常にもどかしい脚質になっている。早めに動き過ぎても脚が持たないし、少頭数なら捌けるかも知れないが多頭数だとどうしても外々回されて距離ロスが大きい。脚の使い所が難しい馬。

なので、スローを勝ちに行くなら早めにポジション取りに行って欲しい。ドゥラメンテもワンアンドオンリーもマカヒキもレイデオロも、皐月賞の追い込みから明らかに前に意識を持っていって勝った。
(『外からキズナ!』?あの人は別格でしょ?)
そして、ミルコ・デムーロはそういった芸当が出来る騎手。ドゥラメンテはもちろんのこと、ヴィクトワールピサ、サトノクラウン、スワーヴリチャード、、、枚挙に暇がない。
また、それができるのも継続騎乗だからこそ。パートナーのことが分かっているから、信頼できるから早めに動ける。

Twitterにも書いたが日本ダービーは継続騎乗が圧倒的。1986年以降、1~3着に入った馬を前走騎手で分けると明らかな傾向があり、乗り替わりでの1着はここ30年で一度もなし。
継続(32, 23, 24)
乗替(0, 9, 8)
https://twitter.com/himaruyafurlong/status/986193652144717825

騎乗してくれて本当に感謝。

最後に、時計勝負にも強い点も強調できる。すみれSはかなり速い馬場で、ケイティクレバーの勝ちパターンを差しきってすみれSレコード。多少ペースが上がっても対応できそうだ。ダノンプレミアムが前を掃除したところをまとめて交わしてくれ!




このレースは一生の思い出にしたい。
この日ばかりはカメラのファインダー越しではなく、この目で直線の追い比べを見たい。目一杯応援するよ。



平成最後のダービー、世代18頭だけが出走を許される夢の舞台。
6955頭の頂点へ、いざ!東京優駿!

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