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有馬記念2021予想 歴史が何を選ぶのか

2021年12月26日 12時01分29秒 | 予想

第66回有馬記念
◎エフフォーリア
○クロノジェネシス
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▲ステラヴェローチェ
△3歳、母父キングヘイロー


圧倒的な強さを誇ったアーモンドアイが昨年引退し、今年も、G1戦線を担ってきたコントレイル、インディチャンプ、同期グランアレグリア、ラヴズオンリーユーが相次いで現役引退。そしてクロノジェネシスもグランプリ4連覇をかけたこのレースで引退。
引退レースを花道で飾るのがブーム?のようで、最近は引退だからといってヌルい仕上げになることは殆ど無い。クロノジェネシスは、もうこれまで散々議論してきたように、Hyperionな馬で上がりのかかるレースは大得意。だから本命クロノジェネシスで決まり!

と言いたいところだが、エフフォーリアを退けての本命は打てない。
彼はダービーで2着、3歳で天皇賞を制し、有馬記念へ挑む。正に祖父シンボリクリスエスと同じルートを歩もうとしている。ここで勝つなら本当にドラマチックだし、その実力は間違いなくある。秋天ではコントレイル以下を完封、今回はその8,9割の出来だと言うのだから力は現状日本トップ。
中山コースについても経験もあるし問題ないだろう。エフフォーリアはロベルト系の掻き込むようなフォームで少しエピファネイア産駒らしくはない。逆にそれが皐月賞を勝てる機動力に繋がっているのだろう。また、距離についてもごまかしの効く有馬記念であり、父中距離×母父中長距離で母母からパワーをもらっているタイプの血統なので2,500mへの不安は無いだろう。実力・適正面でもまず勝ち負け。

2頭の優劣はエフフォーリア>クロノジェネシスとしているが、不安材料は、クロノジェネシスの究極仕上げ、ルメールの手綱捌きにやられる可能性、そしてなによりエフフォーリアがスペシャルウィークの血を持っていることだ。

過去の有馬記念において、スペシャルウィークはグラスワンダーに、一番娘のブエナビスタもドリームジャーニーという『Theグランプリホース』達にやられている。
また、ブエナビスタはヴィクトワールピサにも負けていて、ヴィクトワールピサと言えばMachiavellianであり、Machiavellianと言えばバゴの祖母Coup de Genieの全兄。つまりクロノジェネシスは対スペシャルウィークには強い実績と血統を持ち合わせている。


マクロ的に見たとき、エフフォーリアは祖父シンボリクリスエスの系譜をなぞるのか、はたまたスペシャルウィークの因果飲み込まれるのか、最強5歳牝馬は皆花道を飾るのか、はたまた別の結末となるのか、歴史が何を選ぶのかに注目。

馬券はシンプルにこの強い2頭を、どちらの歴史でも的中出来るように馬連1点を大本線にして臨みたい。
当日朝で3.7倍、最終的には3.4倍くらいに落ち着くだろうか。それでも十分だ。

 

それでは有馬記念を楽しみましょう。


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