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競馬場の達人を目指し、予想・血統・写真・旅打ちの記録を綴るブログ

京サラ募集馬 血統評価 21年産

2022年09月23日 01時24分04秒 | 血統考察

唐突ですが京都サラブレッドクラブの2021年産募集予定馬の血統診断です。
・京サラWebサイト:https://kyoto-tc.jp/cn/1260
・歩様動画:https://www.youtube.com/channel/UCbWPq_lDSC6GrrGBdye_mgg

22/10/02の見学ツアーに参加しますので、事前に情報をしっかり頭に叩き込んでから行こう!またその記録も残そう!と思い、初の募集予定馬の全頭血統診断をすることにしました。

【血統について】
私は、昨年・今年と京サラパンフレットの血統解説欄を担当されている評論家・望田潤さんを血統の師・神と仰いでおり、その影響を強く受けています。基礎知識や謎の用語や表現は是非望田さんのブログを検索・参照下さい。なんならこのgooブログのフォーマットも真似ています笑
・血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

私の主な発想としては過去の活躍馬の配合をベースに下記に注目しています。
1.ニックスと呼ばれる相性の良い組み合わせ(ディープ×Storm Cat、ステゴ×マックなど)を持っているか。
2.新種牡馬は根拠のあるニアリークロスを持っているか。


それでは、本題へ行きましょう。
募集馬概要、血統概説、想像適正コース、まとめとして短評および諸々を考慮した『出資したいか指数』を10点満点でつけていきます。
それなりに血統は勉強しているつもりですが、競馬関係者でもない一素人の意見ですので、内容についての責任は取れません。ファンの戯言としてあくまで参考に留めて下さい。

全馬500口募集
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①クイーンハーツ2021(父ゴールドシップ、BMSキングカメハメハ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021100452/
牡 栗毛 2021/02/15生
1口価格:30,000円
生産牧場:三石川上牧場
育成:加藤ステーブル
予定厩舎:栗東・佐々木厩舎
測尺:体高150 胸囲173 管囲19.1 馬体重440 9/13計測

<血統概説>
母母はカワカミプリンセス(オークス、秋華賞)。血統表の字面がとても豪華な馬でウマ娘感も強いです。
祖父のステイゴールドとキングカメハメハは、 インディチャンプ・ステイフーリッシュと活躍馬も出ている組み合わせで相性は悪くない。両馬は母母に距離適性や脚質について影響を強く受けており、本馬も母系がポイントなりそう。
・インディ:In Reality
・ステイ:Silver Hawk、Bold Ruler
母母カワカミプリンセスはというと、その父が超良血キングヘイロー、母父はSeatle Slew、母母父がSecretariatで、Sir Gaylord≒Secretariat 5・5×3を始めナスキロ満載。ゴールドシップのPrincely Giftも相まって非常に柔らかい馬なのだろうと想像できます。
柔らかい、乗り味が良いことは緩いことと表裏一体ですし、そもそもゴールドシップ産駒はズブい馬が多いので少し心配です。柔らかい筋肉をキチッと動かせるような締まりがあるのかどうかが見学のポイントになるでしょう(馬体わからないですが笑)。
ゴールドシップ産駒は意外と牝馬が走るので(ユーバーレーベン、ウインキートス、ウインマイティーetc)、牡馬である点も緩さが際立ちそうで気になります。牡での一番の活躍馬はマカオンドールで、母系がMoonlight's Boxで優秀、Nureyevの緩さを締める血が入っていることが特徴。本馬の場合はLast Tycoonとグッバイヘイローに入るBuckpasserがどれだけ仕事をするかが見所かなと。

<想像適正レース>
芝2,000m以上。この柔らかい血脈から、下り坂は非常に上手いはずで京都外は大得意だと思う。栗東入厩予定は好感。

<まとめ>
緩さへの不安、ゴルシ牡馬、京サラにしては高額なのでちょっと食指が伸びない。4点。

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②ボナデア2021(父エスポワールシチー、BMSルーラーシップ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021103996/
牡 鹿毛 2021/02/18生
1口価格:26,000円
生産牧場:高橋ファーム
育成:加藤ステーブル
予定厩舎:栗東・安達厩舎
測尺:体高155 胸囲175 管囲19.5 馬体重443 9/13計測

<血統概説>
ペイシャエス(ユニコーンS、JDD2着)を筆頭に、エスポワールシチー産駒の賞金上位馬10頭の母には必ずSadler's Wells、Mr. Prospector、Thatchのどれかが入っている。
これはつまり、ブライアンズタイムと脈絡してNashua≒Nantallahのクロスでパワーを増強することでダートで活躍していると考えられる。黒船賞・かきつばた記念連勝中の兵庫のイグナイターも同パターンだ。配合面での必要条件が分かりやすい種牡馬と言える。
本馬は母父父父KingmamboがMr. ProspectorとNureyevの両方を持ち条件クリア。更に母母コンコルディアはWar Relic≒Eight Thirty 7・7・7×6・6と別の方向でパワー増強の血脈をクロスしており、ダート牡馬として教科書的な血統表。父エスポと同じ安達厩舎なのも期待の表れか。

<想像適正レース>
ダート1600〜2000mあたり。小回りの方が得意そう。

<まとめ>
エスポ産駒として十分推せる配合。9点。

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③ストームトウショウ2021(父ホッコータルマエ、BMSスターオブコジーン)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021103819/
牡 鹿毛 2021/02/22生
1口価格:26,000円
生産牧場:坂本 春雄
育成:加藤ステーブル
予定厩舎:栗東・岡田厩舎
測尺:体高157 胸囲177 管囲20.0 馬体重462 9/13計測

<血統概説>
ホッコータルマエ産駒はNijinsky持ちに活躍馬が多い、そうでない馬はDeputy Ministerを持っていることが多い。コパノリッキー、クリソライト、サウンドトゥルーといった彼の『ライバルの血』を感じざるを得ない。
本馬はそのどちらも持っていないので、その時点で少し評価が下がる。スターオブコジーンがナスキロ豊富で、樽前の高速コーナリングの特徴を殺すのか、いい感じにバランスを取るのか不明。それでも募集価格が高めなのだから、何か光るものがあるのだろう。これは是非実馬で確認したい。
全体的にアウトクロスで、かつ古馬でも筋肉の柔らかさには定評のあるコジーンを持つので、長い期間走ることの出来る馬だと思う。

<想像適正レース>
ダートのマイル以上。柔らかく出れば少し長めかも知れない。晩生気味。

<まとめ>
血統面で推せる点は少なめ。2点。

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④ハニーパイ2021(父カリフォルニアクローム、BMSサウスヴィグラス)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104514/
牡 栗毛 2021/05/02生
1口価格:20,000円
生産牧場:前谷 武志
育成:グランデファーム
予定厩舎:栗東・浜田厩舎
測尺:体高149 胸囲170 管囲19.5 馬体重408 9/13計測

<血統概説>
父カリフォルニアクロームは米二冠、ドバイWC、2014・2016年のエクリプス賞全米年度代表馬。そんな超一流馬が晩年でも無いのにアロースタッドで繋養されているなんてすごいですよね。種牡馬としては主にダートでの活躍が見込まれるものの、Sir GaylordやIncantationなど芝で通用する柔らかい血も持ち合わせているので配合次第では芝の大物も、というのが師匠の弁。
本馬に関しては、何と言ってもNumbered Account5・5×5が強烈で、他に柔らかい血も殆どクロスしないことからダートに出るでしょう。
母ハニーパイは2歳時にエーデルワイス賞(Jpn3,門別ダ1200m)勝ちですし、きょうだいを見ても仕上がり早く、距離も短めに出るはず。トモの発達具合は要確認ですね。

<想像適正レース>
ダート1200〜1400m。2歳から走れる。力の要る馬場の方が得意のはず。

<まとめ>
配合面で大きく弄ることはせず、伸ばすところを伸ばした感じ。速攻型期待。7点。

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⑤ビーウィッチド2021(父マジェスティックウォリアー、BMSハービンジャー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021103993/
牡 栗毛 2021/04/20生
1口価格:18,000円
生産牧場:高橋ファーム
育成:グランデファーム
予定厩舎:栗東・羽月厩舎
測尺:体高150 胸囲166 管囲19.5 馬体重417 9/9計測

<血統概説>
母母ロフティーエイムは福島牝馬S勝ち。ウィッチフルシンキングを祖として、サングレーザーやモルフェオルフェが近親。スマッシャー(ユニコーンS)とは母父以外3/4同血の関係。
父マジェスティックウォリアーは色々な血統構成の母から上級馬を出しているが、特徴としては近親に活躍馬が多め。
・シゲルタイタン-フェルメッツァ
・ライトウォーリア-ビッシュ
・レッドソルダード-母母スカーレットレディ
自己主張が激しいタイプではなく、母系の良いところを引き出すタイプの種牡馬だと思われる。そういった意味で、重賞馬と3/4同血の本馬は見込みがありそうだ。異なる部分である母父のハービンジャーとキングカメハメハはともにノーザンダンサーNDが濃い目で似ていて、まるでスマッシャー改のようだ。

<想像適正レース>
ダートマイル。比較的広いコースでストライドを伸ばして末脚使う方が合いそう。

<まとめ>
すごく褒めるところは無いが、特にケチをつけるところも無い。無難に走れそう。7点。

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⑥スカイウォリアー2021(父ベストウォーリア、BMSテレグノシス)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021100473/
牡 栗毛 2021/04/10生
1口価格:18,000円
生産牧場:三石ファーム
育成:グランデファーム
予定厩舎:栗東・中尾厩舎
測尺:体高161 胸囲174 管囲20.0 馬体重436 9/13計測

<血統概説>
父ベストウォーリアは今年2022年が初年度産駒がデビュー。生産は90頭以上いるが22/9現在まだ勝ち上がりなし。仕上がるまで少し時間がかかるのかも。
パット見のバランスは良さそうも、近親や母系にも活躍馬もおらず、特筆すべきクロスも見当たらない、、、かな。

追記

Silver Hawkとトニービンの間に、Amerigo≒Severn Bridgeがあるのを失念していました。スマートオリオン、ノーブルマーズやアーネストリーが出た組み合わせ。渋い活躍をする馬になりそうです。

 

<想像適正レース>
ダート1400〜1600mあたり。

<まとめ>
ベストウォーリアの種牡馬としての現状と配合面から推せる点は少ない。2点。

→動画の動きがやたら良かった点も追加して5点に変更します。

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⑦アーベントロート2021(父マジェスティックウォリアー、BMSフジキセキ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021106054/
牡 黒鹿毛 2021/03/04生
1口価格:16,000円
生産牧場:イワミ牧場
育成:加藤ステーブル
予定厩舎:栗東・羽月厩舎
測尺:体高156 胸囲176 管囲19.7 馬体重437 9/13計測

<血統概説>
京サラのオリエンタルキング(未勝利)の半弟。
父がアジアエクスプレスからマジェスティックウォリアーに変わったことで、War Relic≒Eight Thirtyクロスが薄くなった。母系の良さを引き出すマジェスティックからすると、本馬は引き出すものが少ない可能性がある。

<想像適正レース>
ダート1400〜1600mくらいだろう。

<まとめ>
血統的な魅力は少なめ。3点。

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⑧タツサファイヤ2021(父アドマイヤムーン、BMSサクラバクシンオー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021107271/
牡 鹿毛 2021/02/09生
1口価格:16,000円
生産牧場:浜本牧場
育成:加藤ステーブル
予定厩舎:美浦・奥村武厩舎
測尺:体高162 胸囲184 管囲20.0 馬体重456 9/12計測

<血統概説>
アドマイヤムーン産駒の実績馬には、母系にあるSharpen Up〜Hyperionスタミナを増強するような血でスピードの持続力を付与する配合が成功している。(セイウンコウセイ、ファインニードル)
本馬は母父サクラバクシンオーにHyperionが3本、ナスペリオンがあり、同配合の活躍馬にハクサンムーンが居る。一方で、母母父がSeeking the Goldで全体としてはスピード×スピード×スピードとなっており、上級クラスでのスピードの持続力がこれで足りるのかどうか。そこだけ。

<想像適正レース>
芝ダート問わず1000〜1200m。出足が早ければワンチャン逃げ切りあり?

<まとめ>
もう少しスタミナが欲しかった。4点。

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⑨アマノブラウニイー2021(父パドトロワ、BMSサクラバクシンオー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104519/
牡 鹿毛 2021/03/19生
1口価格:14,000円
生産牧場:前田牧場
育成:高橋ファーム
予定厩舎:栗東・高橋康厩舎
測尺:体高157 胸囲178 管囲20.0 馬体重450 9/8計測

<血統概説>
父パドトロワの代表産駒であるダンシングプリンスを見て分かることは、同じフォーティナイナー系のアドマイヤムーン同様に、母系にスピードを支えるスタミナ(Hyperion)が多量にあった方が良いこと。
本馬は母父サクラバクシンオーに3本、スキャンの奥の奥に1本。タツサファイヤ2021と同じ考察に落ち着く。

<想像適正レース>
芝ダート問わず1000〜1200m。

<まとめ>
もう少しスタミナが欲しかった。4点。

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⑩ハッピーディレンマ2021(父レインボーライン、BMSアグネスタキオン)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021103400/
牡 鹿毛 2021/05/14生
1口価格:12,000円
生産牧場:アフリートファーム
育成:加藤ステーブル
予定厩舎:栗東・佐々木厩舎
測尺:体高153 胸囲171 管囲20.0 馬体重445 9/13計測

<血統概説>
父レインボーラインはマイル重賞勝ちもありながら最終的に天皇賞春制覇。その直後に惜しくも屈腱炎引退となった。ステイゴールド産駒の中では母父フレンチデピュティということから比較的パワー寄り(BCディスタフのマルシュロレーヌはオルフェ×フレンチ)で、仔はダート馬も出しそうな雰囲気がある。
まず3代母がマンファス(キンカメの母)に目が行く。そこにTitus LiviusがかけられてMill Reef 4×4。そこにアグネスタキオンをかけたのが母ハッピーディレンマ(金子馬)。母父アグネスタキオンは立ち気味の繋ぎも影響してか上級馬にノンコノユメ、ワイドファラオなどダート馬に出やすい傾向があり、これも加味すると本馬もダート馬かと思われる。ただ、サンデー3×3、屈腱炎で引退したレインボーライン、アグネスタキオン、キングカメハメハ(の母)が並ぶこの血統表…怪我が心配だ。また、つい先日のレインボーライン共用停止の報。関係者の評価はあまり高くないのかも知れない。

<想像適正レース>
ダート1400〜2000mあたりだろう。ストライドも大きめと思われ、繋ぎの立ち具合で判断したいが、芝も走れないことも無いと思う。

<まとめ>
ハマれば母系の良さも相まって活躍できそう。でも怪我怖い。5点。

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⑪アンドトゥモロー2021(父リヤンドファミユ、BMSハービンジャー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021107010/
牡 鹿毛 2021/05/18生
1口価格:6,000円
生産牧場:村上 進治
育成:グランデファーム
予定厩舎:美浦・伊藤伸厩舎
測尺:体高152 胸囲166 管囲19.0 馬体重404 9/9計測

<血統概説>
母母はキストゥヘヴン(桜花賞)で、近親にはタイムトゥヘヴン(ダービー卿CT)やヒュミドール(小倉記念・福島記念2着)が最近活躍し出している。特にヒュミドールの父オルフェーヴルはリヤンドファミユの全兄なので、本馬とは3/4同血の間柄になる。
リヤンドファミユ産駒は頭数サンプルが少ないが、中央で2頭勝ち上がり。上級馬は出ていない。オルフェーヴル産駒の傾向を代用するのであれば、小柄で非力になりがちなので、母には米血パワーは補う配合が成功している。
ラッキーライラックやエポカドーロの母父はフォーティナイナー系、マルシュロレーヌの母父はフレンチデピュティだ。オーソリティは母がエピファネイア全妹なので良血で走っているがやや決め手に欠ける。
本馬の場合は母父ハービンジャーで欧血なので、馬力はあるもののスピードに変換出来るパワーかと言うと少し疑問。キストゥヘヴンがマイラーかつノーザンテーストを持っているので、そこで補完し切れるかどうかは実馬で確認したい。

<想像適正レース>
芝ダ1600m付近

<まとめ>
疑問符多めなので、あえて出資しようとはあまり思わない。3点。

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⑫アンティグラビティ2021(父シニスターミニスター、BMSエンパイアメーカー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021107259/
牝 鹿毛 2021/01/31生
1口価格:18,000円
生産牧場:浜本牧場
育成:加藤ステーブル
予定厩舎:美浦・中川厩舎
測尺:体高154 胸囲176 管囲18.5 馬体重404 9/13計測

<血統概説>
シニスターミニスターは代表産駒にテーオーケインズ。無難にダートで走っているが、個人的には掴みどころの無い種牡馬のイメージ。
母アンティグラビティは山上さんの持ち馬で小倉ダ1000mで2勝。父、母父が中距離に対して1/4スプリンターという配合系はケインズと同じで好感。牡馬だったらこれで良いが牝馬にしては全体的にパワーに寄り過ぎて漢臭い印象。牝馬で活躍したシニミニ産駒のヤマニンアンプリメは母父サンデーでナスキロ血脈も持っていた。

<想像適正レース>
ダート1400~1800mあたり。

<まとめ>
シンプルで走れそうな配合だと思う。牡馬なら7点だが牝馬なので4点。

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⑬ウマヤノニウシ2021(父リーチザクラウン、BMSストリートセンス)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021106973/
牝 芦毛 2021/04/30生
1口価格:17,000円
生産牧場:村上 欽哉
育成:加藤ステーブル
予定厩舎:美浦・中川厩舎
測尺:体高159 胸囲181 管囲20.0 馬体重462 9/13計測

<血統概説>
まず目につくのは母名…ではなく、クラシッククラウン 3×4の牝馬クロス。Mr. ProspectorとSecretariatという大種牡馬のクロスはストライドの広さ、柔らかさに繋がりリーチザクラウンのような馬が出たのだろう。
そのリーチザクラウン産駒の活躍馬、クラウンプライド、キョウヘイは共にサンデーサイレンスのクロスを持つ。一方で、本馬はHaloクロスに留まるだけで上記のパターンからは外れる。全体的に軽めの米血で固めており稍重ダートあたりが走りやすそうだ。また、リーチザクラウン然りスペシャルウィーク肌はAureoleの影響を受けやすく馬群が苦手なことが多い。活躍するには逃げ、大外一気、外枠がポイントだろう。
望田潤セレクトで選ばれており、その理由として先のクラシッククラウン 3×4が繁殖として活力がありそうな点、Street Cry、クロフネがディープインパクトやキングカメハメハと脈絡する点だと思う。

<想像適正レース>
ダート1400〜1800mあたり。東京ダ1400mが向きそう。

<まとめ>
特徴はあるがこの代で活躍できるかどうかは怪しいかも。4点。

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⑭ティザチック2021(父Omaha Beach、BMS Tiznow)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104511/
牝 栗毛 2021/04/07生
1口価格:16,000円
生産牧場:前谷 武志
育成:加藤ステーブル
予定厩舎:美浦・和田勇厩舎
測尺:体高155 胸囲172 管囲18.5 馬体重402 9/13計測

<血統概説>
父Omaha Beachはダート6~9FのG1ウイナーでWar Front産駒らしくスピード豊かな競走馬だった。
本馬の特徴は2つあって、1つ目はRelaunch=Moon Glitter 6・7×4の全きょうだいクロス。Tapitとの配合でもこのクロスは実現でき、Tiz the Lawがその代表格で米血の活力あるトレンドの1つ。これを持ってるだけでカッチョいい。
2つ目は3代母のJeano。コントレイルの4代母と同じ。そこにナスキロのKris.S、Tiznowの順にかけられているので、ロードクロサイトに近い配合と言える。将来キズナなんかを種付けしたくなります笑
つまり、卓越したスピードとコントレイルに三冠を取れせたパワーを持ち合わせていると言っても過言では無いでしょう。前谷武志さんは望田さんの配合大喜利にも協力して下さっているだけあって、多分師匠の配合アドバイスを相当受けているに違いない笑

<想像適正レース>
ダート1200〜1600mあたりと推測。活躍した場合に牝馬の番組が少ないのはマイナス

<まとめ>
イカす現代トレンドな血統表。個人的には牝馬であることに少し疑念があるので、是非実馬を見て出資判断したい。8点。

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⑮ベストレート2021(父イスラボニータ、BMSゼンノロブロイ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021103995/
牝 青鹿毛 2021/04/14生
1口価格:12,000円
生産牧場:高橋ファーム
育成:グランデファーム
予定厩舎:美浦・伊坂厩舎
測尺:体高146 胸囲169 管囲18.5 馬体重413 9/9計測

<血統概説>
イスラボニータ産駒はフレンチデピュティのようにWar Relic≒Eight Thirtyを持っていれば、フジキセキ同様ダートに振れると思われる。本馬は9代以上遡ってほんの僅かに2本ある程度なので、比較的パワーがありそうな血統をしているがダート馬と決めつけるのは時期尚早だろう。
イスラボニータの特徴は何と言ってもあの猫ストライドなので、そのストライドをいい感じに締めるように出ていれば。歩様はしっかり確認したい。

<想像適正レース>
ベストレートはNF産のG1レーシングの馬で新潟芝2200m(未勝利)勝ち。
芝中距離を一応イメージしておく。

<まとめ>
実馬判断要素が強めかも。血統的には真ん中をとって5点。

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⑯スラスラスイスイ2021(父シュヴァルグラン、BMSパイロ)
https://db.netkeiba.com/horse/2021102766/
牝 栗毛 2021/03/03生
1口価格:12,000円
生産牧場:グランデファーム
育成:グランデファーム
予定厩舎:美浦・鈴木慎厩舎
測尺:体高153 胸囲181 管囲20.0 馬体重442 9/13計測

<血統概説>
ハーツクライとWild Againの組み合わせはニックスで、ジャスタウェイを代表に高い勝ち上がり率を誇っていた。理由はナスペリオンのニアリークロスで、父シュヴァルグラン自身もNureyev, Blushing Groomを通じてこのニアリークロスを持っていた。本馬は母母父Wild Againでナスペリオンを継続クロスしている点は好感。
また、母スラスラスイスイはWeekend Suprise≒Naevus 4×4(ボルキロ+Tom Fool+ウォーラトロ)のニアリークロスを持っており、走れるような仕掛けが見て取れる。全体的にはキツいクロスが無いので晩生傾向は強そうだ。
あとは母系が少し古臭いので活力不安な点と、1つ上の半姉ローレル馬のワクワクルンルン(ウインバリアシオン産駒)がダートで3戦未勝利な部分をどう取るかだろう。同じハーツ産駒でもシュヴァルグランの方がファミリー;Glorious Songはしっかりしている。

<想像適正レース>
芝ダ1800〜2200m、もっと長いかも。

<まとめ>
やることはやっているが、スピードがどこまであるか心配。あれば晩生を見守りたい。5点。

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⑰ウィアーワン2021(父:サトノクラウン、BMSアドマイヤジャパン)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021102760/
牝 鹿毛 2021/04/18生
1口価格:12,000円
生産牧場:グランデファーム
育成:グランデファーム
予定厩舎:栗東・笹田厩舎
測尺:体高156 胸囲179 管囲20.0 馬体重446 9/13計測

<血統概説>
父サトノクラウンは自身のような本格芝中長距離馬ばかり出すのかと思いきや、現状では牝馬が短距離マイルで勝ち上がっている。想像以上にジョコンダⅡの影響が強いようだ。サトノクラウンの全姉ライトニングパールは英・芝6Fの2歳G1勝ち馬というのを見るに、もしかしたら牡牝で距離適性も成長曲線も変わる種牡馬なのかも知れない。本馬は牝馬なので、狙いはクラシックではなく、短マイルでどうかの視点で見ていきたい。
血統を見ていく。ジョコンダⅡの父Rossiniと、母ウィアーワンの2代母Lady Elgarとの間でかなり凝ったクロスをしていて、まずTouch of Greatness(Rossiniの母)≒Sadler's Wells(Lady Elgarの父)4×4を持つ。このクロスを持つ活躍馬にはタワーオブロンドンやファストアプローチなど比較的短い距離で走ったのはプラス要素。更にRossiniとLady Elgarの2代母は同じIvory WandだからRossini≒Lady Elgar 3×3と見れなくもないし、更に世代を上げてもND+ナスキロラトロ+Tom Foolの組み合わせのクロスを継続している点やMachiavellianとDanehillがNDと同じNatalmaを祖としている点からしてジョコンダII≒マイホープ 2×2と取ることも出来そう。
まとめると、牝馬ではジョコンダⅡの影響を受けていそうなサトノクラウン産駒において、そのジョコンダⅡの構成血脈を濃密なクロスにて強く刺激しているのが本馬である、ということです。
これまで触れていない母父アドマイヤジャパンはサークルオブライフを出しており、何と言ってもビワハイジラインですから良い母父として捉えられるでしょう。アドマイヤジャパンはラトロやTom Foolを持っておらず、血統表全体としては1/4異系の立場。悪い印象はありません。

<想像適正レース>
全姉は高知で新馬勝ち。
芝ダ1200〜1600m。2歳から走れそう。

<まとめ>
快速牝馬・繁殖として期待出来る。募集価格も安いので複数口も見据えたい。10点。

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⑱ミラクルベリー2021(父オルフェーヴル、BMSファルブラヴ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021107278/
牝 鹿毛 2021/04/08生
1口価格:12,000円
生産牧場:浜本牧場
育成:グランデファーム
予定厩舎:栗東・宮本厩舎
測尺:体高152 胸囲174 管囲19.5 馬体重407 9/13計測

<血統概説>
近親にダイワキャグニーがおり、母ミラクルベリーは中央1勝。ダートで勝ち上がり芝短距離で2,3着にもなった。まさに『牝馬のファルブラヴ』といった馬。
父オルフェーヴルはサドラーズウェルズ系との相性は悪くなく、活躍馬にラッキーライラックやオセアグレイトがいる。母父父Fairy KingはSadler's Wellsの全きょうだいであり、Lt. Stevens=Thong 5×6となる点、メジロアサマの持つLa Troienneもクロスする点からも母父との相性は悪くないと思われる。母系4代目にサンデーサイレンスを持つ点からもモーベット(アイムユアーズの仔)と構成血統が似ており、適正も芝マイル近辺だろう。
2代母のミラクルワウがHalo≒Sir Ivor 3×3を持つ点やダイワキャグニーのレースぶりを見ても、起動力や足捌きに優れた馬になるのではないかと思われる。

<想像適正レース>
芝マイル付近。もう少し短めかも。

<まとめ>
無難にまとめた配合だと思うが、キャラ的に勝ちきれないレースは多そう。5点。

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<あとがき>
点数の高い馬は以下のようになりました。
10点 ⑰ウィアーワン2021(父:サトノクラウン)12000円
9点 ②ボナデア2021(父エスポワールシチー)26000円
7点 ④ハニーパイ2021(父カリフォルニアクローム)20000円
7点 ⑤ビーウィッチド2021(父マジェスティックウォリアー)18000円

見学会ではこれらの馬を特に注目しつつ、全馬チェックしたいと思います!楽しみ過ぎる!!!!
とは言っても馬体とか歩様は全くもって分かりませんが^^;
パンフレットの血統評価が、師匠とどれだけ被るのかも楽しみです!


ワンダフルトゥデイがデビューします!

2021年12月24日 23時59分15秒 | 血統考察


京都サラブレッドクラブに入会して、
そして出資したエリモトゥデイの19、ワンダフルトゥデイが12/25(土)の新馬戦でデビューします!!!!!!


話は2018年まで遡ります。

私の競馬・血統の師匠たる、望田潤氏のブログにおいて、繁殖牝馬エリモトゥデイ(ディオスコリダーの母)の配合相手を決める企画『配合大喜利』がありました。
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/c315b13290aa3c26e05d161ef9af5bb0

その中で私が推奨※した種牡馬、マジェスティックウォリアーが望田さん、牧場オーナーに気に入られ種付けされました。
(※100件以上の読者コメントがありましが、検索してもマジェスティックウォリアーと書いているのは私(ひまるや)だけでした。)
その後、無事受胎し2019年にマジェスティックウォリアー×エリモトゥデイの牡馬が生まれました。自分の種馬提案が実現したことにずっとニヤニヤしていました。


時を同じくして2018年、DMMドリームクラブ(通称バヌーシー)で一口馬主デビューをしていました。初めての出資馬であるキタノコマンドールが皐月賞で権利を得てダービー、一口ライフを満喫しながらニヤニヤしていました。

更にこの頃は、このバヌーシーを始め、新しいコンセプトの一口馬主のクラブが多く設立した時期でもありました。その中の1つにニューワールドレーシングというクラブがあり、これまでとは少し違うコンセプト()で会員も集まり、最初は順風満帆に見えていました。しかし、どうも資金繰りや経営がよろしくなかったようで、、、
その後、川上氏が引き継いで『京都サラブレッドクラブ』と言う名前に変わりコンセプトも少し変更されました。これが2020年2月の出来事。


そして2020年9月、
その京サラで20年度募集馬が発表されたという情報がを聞きつけました。
当時の私は色んなクラブに興味があり、どれどれと募集馬一覧を見ると、、、

1頭目。エリモトゥデイの19
「ん!?????」

心がとてもとてもときめいたのを覚えています。

それは、望田師匠、配合大喜利、一口馬主、新興クラブという私がこの2年間の競馬でやってきたこと(点)が一つなぎの線で結ばれたと言っても過言ではない瞬間でした。

現実問題として、出資代金・維持費込みでおそらく引退までに10万円ほどかかってしまうが、これはまたとないチャンス、それだけの価値があると考えたので京サラに入会・出資することにしました。
もちろんこの馬が活躍して配当が貰えることも十分期待しています。





いや、そんな堅苦しい理由付けはどうでもいい!

『これはどう考えても運命だろ!!!!!!』
『実質俺配合実馬!!!!!!』

ということで出資しました笑


全体的にパイロっぽい配合なので、東京ダート稍重マイルあたりが絶好条件だと思います。
デビュー戦は阪神ダ1400m(和田竜二)、前日から雨(というか雪)が降っているので良馬場にはならないはずで、条件はそれなりに向くでしょう。
是非とも好走を、さらに勝利を、そして出世することを祈っています。

それでは皆様、一口馬主ライフを、そして有馬記念ウィークを楽しみましょう!


一口馬主2019 〜ノルマンディー上陸作戦〜

2019年11月04日 19時47分37秒 | 血統考察

今年からノルマンディーオーナーズクラブさんに入会することになりました。

出資馬は『ルーシーショーの18』です。
https://www.normandyoc.com/collect/detail.aspx?umacd=2018015
出資者のみなさん、宜しくお願いします。



これまで2年間、DMMドリームクラブ(DMMバヌーシー)の馬に計3頭出資し、幸運ながら2頭とも勝ち上がり、1頭目からダービー出走と大満足の成績を収めています。

・キタノコマンドール(牡4歳、2勝。皐月賞5着、ダービー12着、屈腱炎休養中)
・ドリームインパクト(牡3歳、1勝)
・オーロアドーネ(牡2歳、未デビュー)


今のところ、マイルールとして1頭/年を基本に出資してけており、さて今年は…と思ったところでバヌーシー側で大きな制度変更がありました。

主な変更点
口数:10,000口→2,000口
会費:無料(出資金にコミコミ)→500円〜最大2,000円(出資口数に応じて変動)

さらに、馬質についても立ち上げ当初の鳴りは潜め気味で2018年産の候補には、先述のキタノコマンドール(デニムアンドルビー全弟)やオークスを勝ったラヴズオンリーユー(リアルスティール全妹)といったノーザンファームの超良血が居なくなりました。


私がDMMバヌーシーに加入を決めた際に書いたブログで書いた
①比較的低予算で
②ランニングコストがかからず
③40口やオーナーズレベルのノーザン系の超良血が手に入る

これらが全て失われた形になります。そうなった経緯はともあれ、事実として私にとっては改悪でしかなかったです。
【朗報】一口馬主になるブログ
https://blog.goo.ne.jp/himaruya_furlong/e/c4cbec4693251deb078ec0e7fb01b08d

よって、今後はDMMバヌーシーの馬には積極的に出資しないことにします。もちろん今出資している馬たちは引退まで応援し続けます。


そして、初めて一口馬主をやってみて分かったことなのですが、
先に挙げた③についてはあまり優先度は高くなかったということです。

これは私の判官贔屓的な捻くれた性格ゆえなのですが、G1馬のきょうだいが活躍しても嬉しいは嬉しいけれどあんまり自慢出来ないというか、そりゃあね、みないな感じになってしまう。むしろそれほど注目されていない馬、そこそこの馬、特に自分の場合は血統でピックアップ出来た馬が出世したときの方が、「自分の選馬眼・理論は最高やなあ」と自惚れることが出来る。このニヤニヤをしたいのだと分かりました。


そんなことが出来るクラブが他にないか、探し始めました。
少なくともキャロットやシルクのように、バツをつける抽選に次ぐ抽選、実績を積まないと目的の馬に出資できないなんてことは絶対嫌。また、やはり勝たないとつまらないのでそこそこの成績を納めているクラブ。そして、できれば400口デビューもしてみたい。お金もそこまで高いのは困る。血統にこだわりを感じるところが良い。

その答えがノルマンディーOCでした。
会費は一般的なクラブの1/3の1000円、実績そこそこ(失礼)、400口多数、岡田スタッドの肝入り繁殖&種牡馬。



今回一次募集の先行募集で1.5倍程度の抽選を抜け、無事出資出来たルーシーショー18は、2つ上の姉シークエル(父クロフネ)からPOGでも注目していました。怪我もあって順風満帆とは行かないですが実力の片鱗を見せています。

 

■血統についての考察
父クロフネで1勝、父アグネスデジタルで2勝ですから、父ホッコータルマエならかなりやれるのではないでしょうか。

コチラのブログがかなり私の言いたいことを言ってくれていますので紹介します。
【馬券購入】もう、お腹いっぱいです。【競走馬出資】
http://blog.livedoor.jp/uchida0/archives/1075928981.html

父ホッコータルマエのWar Admiral と La TroienneをWoodmanにより継続、さらにWar Relic≒Eight ThirtyもIn Realityクロスにより継続。つまりダート馬として必要なパワーをこれでもかと増幅しようとしている意欲的な配合ですね。上の活躍馬はどちらも牝馬でしたが本馬は牡馬で、募集時の時点で馬体重が475kg。馬体からも筋肉量、パワー溢れる印象を受けます。母や姉の成績からダート短距離が主戦場になりそうですので、このパワーがマイナスに働くことはないでしょう。ゴリゴリ押して行ける川田騎手のようなタイプが向いていると思います。
スピードについてもホッコータルマエはTom Fool、Red God、Droneといった比較的軽快に動ける血も持っているのが特徴。母のフジキセキと合わせてそれなりの速力は持っていると思われます。このあたりのバランスがホッコータルマエがG1を10勝した理由であり、種牡馬として私が密かに期待している部分です。
キングカメハメハは血統的にいじり甲斐のある構成をしていて、後継種牡馬の芝部門はロードカナロアやルーラーシップにお任せですが、ダートはまだこれといった馬が居ません。それを担えるのがホッコータルマエだと思っています。


あと余談ですが、血統の師匠の格言として「ライバルの血を入れることで強くなる」というものがあります。
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/17e75184a1d0812b2d6a1f7d5f74b1c6

ルーシーショーの母系Skillful Joyは、実はジャングルポケットと同じで、姉2頭の父、クロフネとアグネスデジタルはジャングルポケットと同世代。

そしてルーシーショー18の父ホッコータルマエと切磋琢磨したライバルと言えばコパノリッキーとサウンドトゥルーが代表格でしょうか。それぞれが母父持っていた血、ティンバーカントリーとフジキセキをなんと偶然にもルーシーショーは持っています。ホッコータルマエに少しだけ足りなかった、Hyperionのスタミナ、サンデーの瞬発力を補完してくれることでしょう。


デビューの日を待ちわびて、まずは馬名募集から、ノルマンライフを楽しんで行きたいと思います。


DMMバヌーシー今年の出資は「サラファン2017」に決まりました!

2018年09月30日 00時13分15秒 | 血統考察

DMMバヌーシー17年産の現1歳馬について

どの馬に出資すべきか、全馬の血統評論をつけつつ選びました。お金の問題と、バヌーシーが提供する日々の動画を消化しきれなくなる、愛着が薄れるといった理由で1頭/年の出資と決めているので、至極の1頭を選ぶべくかなり真剣に血統表と向き合いました。

 G1馬の全きょうだいの解説は他で散々されてきているので雑です。また、考察云々というより結果が出るかどうかは丁半博打になるし、価格も高くなりがちなので出資は見送っています。

 

※結構否定的な意見もありますが、あくまで個人的な血統評価です。「血統ちょっと詳しいくらいで馬体も見れないこの節穴め」くらいに思って受け流してくださいね。

※ナスキロ、Aureole魂など独特の血統用語がありますが、これは私が師匠と勝手に仰いでいる望田潤氏の造語です。詳しくは師匠のブログを参照してください。

 

ドナブリーニ17(ダブルアンコール) 父ディープインパクト 牝 46,800円

もはや説明不要のご存知ジェンティルドンナ&ドナウブルー姉妹の全妹。Courtly DeeとMy Bupersがディープインパクトに出会い生まれた超配合。

2018.9.10で馬体重431kg。ジェンティルドンナは460~470kg台と比較的馬格とパワーがありました。さてこの馬はどこまで成長するか…

 

シュガーハート17(エブリワンブラック) 父ブラックタイド 牡 43,500円

キタサンブラック全弟。キタサンブラックはミホノブルボンばりに坂路をバリバリ走って鍛え上げた心肺能力も大きな武器だった。

つまり天才肌というより努力家。清水厩舎の調教面の影響が多分にある。まだまだ新米の武幸四郎調教師の腕の見せ所。

 

オールウェイズウィリング17(キタノブルー) 父ディープインパクト 牡 26,170円

ショウナンアデラ全弟。阪神JFのもう勝負ついたところから一気の切れ味、あれは忘れられませんね。

Elusive Qualityとディープインパクトの相性の良さ(ナスキロ的キレ)はケイアイノーテックNHKマイルで、また今後もサトノソロモン等で改めて証明されるでしょう。ただ申し訳ないが名前が正直ダサい。

 

 

ワナダンス17 父ジャスタウェイ 牡 12,500円

意外と2歳時から好調のジャスタウェイ産駒。Wild Againの一本調子なところが新馬に向いているようですね(パイロ産駒のように)

https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/c5f4d6a96c3657d60a87c058ff29b416

ワイワナシリーズは、馬格骨格に恵まれない印象なのでこの米血主体の血統構成なら軽いダートが向いていますかね。東京や新潟のダートが渋るのを待つ感じ。

 

 

ディヴィナプレシオーサ17 父ディープインパクト 牡 32,000円

母父Crocker Road自体がGay Missileを5×3でクロスして、全体でSir Gaylord 6×5・7。外回り向きでしょう。

またディープインパクト産駒にあってND成分が少し希薄な印象。もっと強くクロスしてパワーがあっても良いのではと思う。5歳秋の目黒記念狙い。

 

 

ツルマルハロー17 父エピファネイア 牡 18,780円

エピファネイアは芝をキレで走ったというよりは、名牝シーザリオの繊細さをロベルト~シンボリクリスエス譲りのスタミナで支えたという感じの持続力系だったので、配合次第で父同様芝で先行して押し切るタイプと、軽いダートで活躍するタイプなど産駒の幅は広そうだと予想している。

 

当馬について、母父アグネスデジタルの賞金上位がブラックスピネル、ディアドムス、メイショウボンロク(誰?)。

スピネルのキャサリーンパー牝系など、良い母に恵まれると芝でも走るが、基本的にダート寄りに出る。

この組み合わせだとおそらく主戦場はダート、ナスキロ血脈が両親に多く(Seattle Slew、Sir Gaylord、Secretariat)、Haloの5×3もあるので東京マイル稍重あたりが向いていそう。大井など地方でも走れそうだ。

 

クラリネット17 父ハーツクライ 牡 20,370円

母母にUnbridledとNever Bendが入ってLa Troienne血脈を多く取り入れている。これはスワーヴリチャードと全く同じ。また、母父がGiant's Causeway~Storm Birdや、Glorious Songの米血とHaloが入る点はウインバリアシオンやシュヴァルグランを彷彿とさせる。

つまり、ハーツクライ産駒の成功例を多く取り入れている点はかなり好感が持てる。一方で、母にノーザンダンサーNDが少ないのは気がかり。ピラミマのように繁殖としてすでに実績がある訳でない中で、ハーツクライ王道のNDクロスが無いことは、仕上がりが非常に遅くなるのではないか、最悪勝ち上がれないのではないかという不安がつきまとう。バヌーシーは会費がかからないので金銭面的なダメージは少ないけれど、出資馬が全然勝ち上がる気配がないというのはいくら大器晩成としても流石に辛いので見送り。

 

ヴィクトリーマーチ17 父ルーラーシップ 牡 19,580円

種牡馬ルーラーシップはエアグルーヴっぽい産駒が多いだろうと決めつけていたが、思いの外キングマンボ要素が強く、出遅れないし笑、器用な競馬するし、なによりダートでも走れる。生産者側も安心しているだろう。

母父アグネスタキオンはジリっぽい馬が多い。賞金上位はノンコノユメ、ルミナスウォリアー、マサハヤドリーム、ダノンフェイス、サンリヴァル、アクティブミノル。元々アグネスタキオンは蹄がかなり立ち気味で産駒にもそれが色濃く出る。怪我のしやすさも同様に。。。三代目まで経るとスピードはあまり受け継がれず、体型からダート適性になりやすいという見解を個人的にしている。当馬は母ヴィクトリーマーチが芝・ダート両方で走っており、子供はどちらもあり得るし、どちらか読めない。芝ダート使い分けて条件クラスをウロウロしていれば小金稼ぎには良いのだが、そういう思想でバヌーシーをやっている人は少ないだろう。尖った性質で一発当てたい。サンリヴァルになれば当たりかな。

 

スターズインハーアイズ17 父ロードカナロア 牡 23,780円

ロードカナロアは名スプリンターだが、Secretariat=Syrian Seaの非常に柔らかい血を持つので母系はしっかりと締める方向が向くし、また気性面から距離も持つことがアーモンドアイ(母フサイチパンドラ)で証明された。

当馬は母父ウッドマン、母母ウインドインハーヘア(ディープインパクト・ブラックタイドの母、英のスタミナ血統)なので、ロードカナロアの相手としては無難だろうと思う。芝中距離馬。

ちょっと晩成気味っぽいのと、きょうだいがあまり走っていないことくらいが懸念かな。

 

 

サラファン17 父エピファネイア 牡 18,780円

父エピファネイア、母父アグネスタキオンについては前述。おそらくこの馬はダート馬だろう。

この馬の面白いところは、この4つ

  1. サンデーサイレンス4×3、奇跡の血量18.75%持ちであること。
  2. 母系がAlmahmoud直系であり、またHalo、Northern Dancerも同牝系のため計7本のAlmahmoud血脈を持っていること
  3. Aureole≒Alcide 7×6のニアリークロスを持つこと
  4. 尾花栗毛であること

Almahmoud血脈7本というのはなかなかおらず、近年の活躍馬ではサトノダイヤモンドが該当する。サンデーサイレンスクロスが本格的に到来してきたことを下記のブログを書いてから2年越しにひしひしと感じている。

https://blog.goo.ne.jp/himaruya_furlong/e/da631deae884e60506897246d0758482

しかしながら、当馬は米血に偏りすぎている点がマイナスポイント。サトノダイヤモンドは母母がアルゼンチン系で異系として働いた。小岩井のシラオキ牝系が異系として機能してくれることを願いたい。

 

そして最近の私の主張「スペシャルウィークの血を引いた尾花栗毛の馬は、逃げ馬」

以前にTwitterに書いたことの再掲だが、他者ブログ「スペシャルウィークの尾花栗毛産駒についての考察」

http://fekeely.blogspot.com/2015/01/blog-post_88.html?m=1

ここから、Hyperion、Aureole、セントクレスピンも栗毛であったそうだし、尾花栗毛の馬はHyperion、Aureole、セントクレスピンの影響を強く受けている可能性が高い(例:トウショウファルコ(Hyperion系)、ウインフルブルームやトーホウジャッカル(スペシャルウィーク産駒)など)。その場合、スタミナ&オリオール魂が付与されて逃げ馬として成功する可能性が高いのではないかという仮説を立てている。

 

分かりやすく書くと、①Aureole→栗毛の可能性あり、②Aureole→逃げ馬の可能性あり ①+②+α=Hyperion~Aureole~セントクレスピンの血を引くスペシャルウィークには、尾花栗毛になりやすい特別な遺伝子を持っているのではないか?そして尾花栗毛が発現した暁には、Aureoleの気性面・能力面等で逃げ馬としての資質が高くなるのでは?ということ。

スペシャルウィークは現役時代に、(ニジンスキーの胴長体型の影響もあるだろうが)馬群を割るというよりは大外から差し切り勝ちというレースが多いし、代表産駒ブエナビスタもレースぶりから緩くAureoleの影響下にあったのではないかと考えている。逃げ馬リーチザクラウンも大外枠からマイラーズカップを勝利した経験もありかなりAureole魂濃厚。

当馬はド派手な尾花栗毛で、父母父がスペシャルウィークかつAureole≒Alcide 7×6のニアリークロス(HyperionとDonatelloとSon-in-Lawが共通)も持っており条件は揃った。見た目がカッコ良く写真映えするというのと、仮説の検証をしたいのでこの馬に出資することにします。

スイートスポットはダート1800~2000mくらいですかね。ダートの逃げと大外一気が得意な、まだまだ馬混みが苦手な藤田菜七子ちゃん、是非乗ってくださいm(_ _)m

 

 

以下は、セレクトセール2018で落札された特別価格の馬たち

 

デアリングハート17 父キングカメハメハ 牝 10,000円

重賞3勝のデアリングハートの第5仔。キンカメ×サンデーは残り1/4で何をするかで特徴が決まる。

この馬の場合、母母デアリングダンジグはこれといったクロスがないので、これといった特徴のないタイプになるのでは(笑)全姉も走っていないので、母系の活力も残念ながら期待できません。

ちなみにキンカメ×サンデーの組み合わせでG1を勝利している馬は、母母にナスキロを持っています。

 

 

シンハディーパ17 父ダンワメジャー 牝 10,000円

シンハライトの姪。ミリッサにウォーエンブレムが挟まったと思えば分かりやすい。芝のマイル付近でそこそこの上がりを出せるタイプ。

そしてこのウォーエンブレムが入ることで激気性になることが想定される。かかりやすくなるはずなので、行く気に任せてゴリゴリ先行するか、抑えて折り合い重視するか。

前者なら成功すると思うが国枝栄氏は後者を取りそう。。。なので見送り。

 

ミッキーパール17 父キズナ 牝 10,000円

正直この馬が一番迷った。キズナの初年度産駒。

キズナのディープインパクト×Pacific Princess牝系はニックスで、ラストインパクトやゼーヴィント、セダブリランテスなどが出ており、ブライアンズタイムとMr.Prospectorも入るとさらに良い。本馬は母系にタニノギムレット(ロベルト)とミスプロが入っている。

母系もカンパニーやトーセンジョーダンを出したクラフティワイフ牝系でバックも優秀。正直配合としては世代No.1◎

 

ただ、しかしながら、この馬「牝馬」なんですよ~~~~(泣)

上記に挙げたニックスを持った馬、クラフティワイフ牝系の活躍馬は全馬「牡馬」なんです!!!!!!

 

・ディープインパクト×Pacific Princess牝系:キズナ、ラストインパクト、ゼーヴィント、セダブリランテス、モンドインテロ

・クラフティワイフ牝系:カンパニー、ヒストリカル、トーセンジョーダン、トーセンホマレボシ、トーセンスターダム

…ラシンティランテぐらいですかね例外は。

多分無理。セックスバイアスは結構気にする方で、牡馬偏重のステイゴールド産駒でさえ多少牝馬が走るというのに、この組み合わせときたらスーパーニックスなのに重賞馬すらいない。。。

ホクラニミサ~ディーマジェスティのように、妹が普通に500万突破できれば、血統はやはり優秀で牡馬ならG1級ということがあるので動向は追いたいと思います。非常に残念だ。

 

 

こんな感じでいろいろ考えて結果、血統的な興味、通常は無関係とされている"毛色と能力の連鎖"の検証の意味を込めて

イケメン馬サラファン2017に出資することにしました。

出資者の皆様、よろしくお願いします。


POG17-18

2017年07月29日 17時37分19秒 | 血統考察
今さらPOGネタ

まずは昨シーズンの振り返りから。

ウインブライトがスプリングSを勝ち、皐月賞、ダービーに出走!
スプリングSは直線大興奮でしたねー。あれほど「ブライト~!」って叫んだ人はアムロ・レイ以来ではないでしょうか。
本番は高速馬場に泣き結果が出なかったですが、まだまだ緩いと陣営も言っているしまだまだ先まで見込める馬だと思います。ノーザンテーストは3度成長する、今後も応援していくよ。

そして圧倒的2,3着の多さで馬主孝行なPO馬達でした 苦笑
コンセプトとして、実際一口に入るならこのくらいの馬だろうなあという視点で選んでいたこともあり、未勝利戦から掲示板内を連発。POG的には苦しい戦いだった。


さて、今年の指名馬の紹介です。
ウインブライトくらい自慢出来るように頑張って選びました。




【牡馬】
・シンハラージャ(オルフェーヴル×シンハリーズ)
前ブログ『種牡馬オルフェーヴルを考える(その2)』を参照
http://blog.goo.ne.jp/himaruya_furlong/e/55c2926eb026abf298c23b9e5f82b149
→オルフェーヴルとSadler's Wellsはニックス説


・トーセンヴィガー(トーセンホマレボシ×ペルヴィアンリリー)
今年の個人的配合No.1。アドマイヤエイカンの下。
種牡馬トーセンホマレボシやカンパニーはフレンチデピュティと相性が良い。ブリリアントベリー=キョウエイフォルテ=エヴリウィスパー全姉妹とフレンチデピュティのニアリークロスが理由で、この組み合わせを持つJRA出走13頭全てが勝ち上がり。本馬はそこから更にミスプロ、War Admiral×La Troienneも組み込むことで深化させエヴリウィスパー≒ペルヴィアンリリー 2×1となっている。
オーナーはトーセンホマレボシの島川氏で馬名は「トーセンヴィガー(活力)」。まさに活力溢れた配合。ここ2年連続で勝ってる、何故その種牡馬で勝てるの!?シリーズ;「サウジアラビアRC」が狙いだろう。


・ヒルノオークランド(ダイワメジャー×リトルリスキー)
☆望田師匠提唱「ダイワメジャー黄金配合」
(1)ニアリーDroneな血(Sir IvorやCaerleonやPast ExampleやRed Godなど)をHaloに合わせてスピード&機動力アップ
(2)「Hyperion+Donatello」やLe Fabuleux≒WordenなどをLady Angelaに合わせてPretty Pollyいじり
(3)斬れ味に欠けるダイワメジャー産駒が大レースを勝ちきるには先行ごり押ししかなく、Wild Riskの燃える気性を母から取り込み、うなりながら先行するぐらいの馬が大成する
(4)マイルG1をうなりながら先行ごり押しするには母父に底力が必要で、Grindstone(Kダービー)、トニービン(凱旋門賞)、オペラハウス(Kジョージ)のような本格派中距離馬の肌から大物が出る
メジャーエンブレム、カレンブラックヒル、コパノリチャードはこれら全てを満たしている。

本場は(1)Haloクロス、(2)BustedがDonatello持ち、(3)母はWild Risk7・7×8、(4)母父Authorizedは英ダービー馬 でパーフェクト
今年のボンセルヴィーソ以上には走るはずだし、馬券でもお世話になれそう。


・マイネルグリージョ(ブラックタイド×フローラルジュノー)
ブラックダイドはスタミナに富むので、母や母父がスプリンターで先行力を付与する形が良い。本馬は母短距離で3/4同血にマイネルフロストだからブラックダイドとの相性は証明済み。母父がグラスワンダー→タイキシャトルに変わったことで適距離は短く、適コースは外回り寄りになるはず。
既に出走済みで新馬戦では競馬にならなくて10着だった。夏休みを経て成長することを願う。相沢厩舎でマイネルだから大知か脩を乗せて東京マイルを内枠で先行する競馬が向く。ベゴニア賞で見たい。


・シゲルゴボウ(ルーラーシップ×マリアローザ)
シゲル野菜シリーズの出世魚を1頭。決してふざけている訳ではない。
Ballade牝系の良血。フジキセキのところがNorthern Dancerアウトで全体として3/4Northern Dancerクロス、1/4サンデーサイレンス異系。Mill Reef≒Millcent 7×6、Nureyev≒Sadler's Wells 6×5。
直線で牛蒡抜きだ!(やっぱりふざけてる)





【牝馬】
・ルナステラ(ディープインパクト×ピラミマ)
バンドワゴン、スワーヴリチャードの3/4妹。ディープとUnbridled's Song=アジアンミーティアとの組み合わせはダノンプラチナ、ダコール、ブランボヌールがおり相性が良い、、、とかまあ理由はあるんですが、そんなこともこの馬「超かわいい」。
POG本を見て一目惚れしてしまいました。金子真人氏も佐々木一浩も草野仁も見た目のバランスが大事って言ってるし、そういう直感って大事だと思う。ということで1位指名。


・プリモシーン(ディープインパクト×モシーン)
母は豪クラウンオークス(G1)を9馬身差で逃げ切ったモシーンMosheen。南半球のノーザンダンサーの異名をもつSir Tristramサートリストラムの5×4のクロスを持つ。そこにディープインパクトがかけられてNorthern Dancer 5×5・5・6、Halo≒Sir Ivor 3・5×6・7。欧、豪、日の血統表を塗り替えた偉大な種牡馬達の血を増幅した配合になっている。短距離王国オーストラリアのディンヒル系、そのムチムチバディで桜花賞をぶっこ抜く競馬を期待したい
なお馬名「プリモシーン」ついては、プリ+モシーン「Prix賞(仏)+母名より」くらいの意味かなと思ってたら、プリモ+シーン「Primo最高(伊)+Scene場面(英)」で度肝抜かれた。カタカナ英語大爆発で超ダサい。。。


・イルーシヴグレイス(ディープインパクト×イルーシヴウェーヴ)
母はフランス1000ギニー勝ち。ナスフリート、Touch of Greatness、Danzig。柔らかさと適度な硬さを持ってる。キャロットでアレだが牝馬最有力候補。名門堀厩舎。
1つ下の弟は里見氏が3億で落札、2つ下の弟はアドマイヤの利一氏が5億6千万で落札し話題になった。自分がこの馬指名しようと選んだのは1月。私にも先見の明があったということで^^;
https://twitter.com/himaruyafurlong/status/824253344633917440
この血統なら牝馬の方が走ると思うので、正当な青田買い。


・オールフォーラヴ(ディープインパクト×レディアルバローザ)
ロードアルバータの全妹。ディープインパクト×母父キングカメハメハのThe金子配合。この組み合わせはAlzao≒ラストタイクーンで相性が良く。デニムアンドルビー(フローラS、ローズS)、キロハナ(つばき賞)、グリュイエール(きさらぎ賞-4着)、ヤマノフェアリー(春菜賞)、テンダリーヴォイス(アネモネ賞)などがおり3歳で結果を出してる。所有してるリーディング最上位種牡馬同士の相性が良いとかリアルダビスタ半端ないぜ。
母レディアルバローザはアパパネ世代のキンカメ産駒。The Dancer=Kazadancoaの全兄弟クロスを始めとして配合が面白い。繁殖として優秀と思われる。近親を見てもキャトルフィーユ、エンジェルフェイスと牝馬の方が走るので期待できる。この血統と好相性のいっくんを池江厩舎が乗せるのかどうか…


・エーシンテースティ(ダイワメジャー×エーシンリターンズ)
ダイワメジャープラチナ配合
(1)Halo≒Red Godのニアリークロス、(2)ノーザンテースト3×4などPretty Pollyいじり(キャロルハウスの牝系やWordenの母父もPretty Polly系)、(3)母系にWild Risk系のクロス、(4)母父キングカメハメハは息子も日本ダービー馬
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/70e0b444eff84cb7e57a7194c6d000af

今日7/29の新馬は大外枠好発から3番手、逃げ馬捉え切れずに2着。逃げても良かったかも知れないが能力は示したかと。前で受ける競馬がやはり似合う。8月上旬に未勝利を勝って小倉2歳→1戦→阪神JFのローテが組めれば理想的。




以上10頭。まずはデビュー、そして1勝!G1目指して頑張れ!