さて、前回の続きですが、ここからどう汚そうか思案する。
雨汚れ、スス汚れ、錆び汚れ・・・・さて、これらをどうやって
表現していくか・・・エアブラシを使おうか?いや、筆を使おうか?
まぁ、大体雨汚れなんかは、塗料を溶剤に薄めて筆で洗うように
塗っていく「ウォッシング」ってのが定番だったりするから、
やっぱ、筆だな・・・ということで、筆をチョイス。
次に塗料は何にするか?
ラッカー塗料はスチレンボードを溶かしてしまうので、問題外。
次にエナメル塗料。通常、模型を「ウォッシング」で汚すのに
使う塗料はエナメル塗料なのですが、意外にもこの塗料は
プラスチックを侵食してしまう、なかなかに手強い塗料だったり
するので、安全を見てパス。
となると、残るはアクリル塗料だな・・・と心を決めて
アクリル塗料に手を伸ばした瞬間!
さっちんEYESが捕らえた「油絵具」
『これだ!』・・・いとも簡単に油絵具へ浮気する僕の心。
油絵具はうまく扱えないじゃないか!
あの女には苦い経験をさせられたじゃないか!
惚れたら負け、恋は盲目。どんな心のアドバイスも僕には届かず。
早速、油絵具のセピアとバーントシェンナという色を
ペトロール(溶き油)に薄める。
ああ、バーントシェンナよ!おお、麗しのセピアよ
!
この筆に乗って、素敵に綺麗
に瓦礫の山を汚しておくれ!
なんて、鼻歌交じりに筆を動かす・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ん?・・・・・・・・・・あれ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・およよ?
ん~~??ゴシゴシ(目をこする)・・・・・・・・・う~ん・・・・・・・
マジでか?マジなのか??
どーーーーーーーーーーーーーーーーん
さらに、どーーーーーーーーーーーーーーーーん
うわーーーーーーー溶けてる~~!!!!
えーーーーーーーー油絵具もスチレンボード溶かすの~?
うへーーーーーーーーエイリアンの内臓みたいだぁぁぁぁぁぁ
ききき気持ちわりぃぃぃ
その瞬間、僕の意識が遠のく・・・・・・・
「ああ、なんて綺麗な星なんだ。。。」(真昼間から幻覚をみる僕)
「そうだ!明日はビーチに海水浴へ行こう」(もはや止められない)
「僕、ぞうさんが好きなんだ」(アリに話しかける僕)
あは、あははははは、あはははははははははは、
えへへへへへ、うへへへへへへへへへ、あははははははははは
うひょひょひょひょひょ(完全に壊れる)
・・・・どうする!?さっちん
どうなる!?!?さっちんこーーーーーうぼーーーーーーーーう
つづく。(次回、フィナーレ)
リンクして頂いてる「気まぐれメモ」さんが、僕の模型を
紹介してくださってます。ありがとうございます。
ズドド~ンと写真をUPします!
誰に何と言われようと、今回は失敗したと思ってます。
節操のない汚れ。意味の分からない汚れ。単に汚いヨゴレ。
汚しのセンスがありません。
どうも錆びの表現がヘタクソです。少し苦手意識が
芽生えてきていることに、本人も薄々感じてます。
今まで錆びの表現にはエナメル塗料を使用してたのですが、
今回は↓↓↓↓これを使ってみました。
油絵具と溶き油(ペトロール)。
まぁ、自分にあった塗料・材料・方法を試行錯誤してる訳ですよ・・・。
で、これを使って色々あーだこーだとやってるうちに、この状態から
見事に失敗したSTURMTIGERがこれ。↓↓↓↓↓
(ちなみにこの戦車も大きさはタバコサイズですよ~)
いや~・・・ヒドイ。ヒドイね、コレ(苦笑)
キャタピラまわりはパステルを使って土汚れを表現してます。
迷彩塗装が上手くいってただけに、残念な結果となりました。。。
さて、一気に飛躍しますが、ここまで出来上がりました。
簡単に当店自慢(?)のレシピのご紹介です。
まずは、「壊れた建物の壁」ですが、これは以前にもご紹介した
スチレンボードをカッターナイフで成形しました。
壁内部の「レンガの表現」は、けがき針(尖ったモノなら何でもOK)
でガリガリと。地面の「石畳」も同じく、けがき針でガリガリと。
壁表面を「塗り壁表現」として、これも以前にご紹介した
リキテックスのモデリングペーストを塗りました。
地面に転がる「瓦礫」は、↓↓これ。
はい、これ「石膏ボード」。
僕、仕事の関係上、意外と簡単に手に入るのです。
(ゴミ箱から引っ張り出して、もぎ取りました)
これを嫌いな上司の顔を思い浮かべながら(含み笑)、
金槌で砕いてばら撒きました。
でもね、正直イマイチ使えない・・・・。
ボロボロとやわらかいのと、繊維が絡んでるんです。
石膏ボードって繊維が練りこんであるんですね。(初めて知った)
後は↓↓これ。
別容器に移してますが、鉄道模型用のシーナリーバラスト。
要は細かーーーーーーーい石。
これを石畳の上にパラパラと。
あとは接着に「水溶き木工ボンド」をまんべんなく垂らして終了。
以上です!
材料費はタダみたいなもんです。あとは塗装ですね。
プラ輪ピックの出展も終わり、とりあえず一段落。
ゆっくりしたところで、中途半端に止まってた
STURMTIGERの続き。
と!言いましても、タイトル通り「失敗への道」でございます。
『うまく出来たよ~!パチパチパチ!!~~』的なブログに、
本当はしたい僕ですが(見栄っ張りな僕)、失敗したものは
しょーがない(苦笑)。ま、そんなところも見ていただきましょう!
このSTURMTIGERも前回のTIGER Ⅰと同様、台座を製作して
いきます。
一番下の平たい木枠は、
おなじみ「100均のフォトフレーム(写真たて)」です。
そして別の安い木材を箱状に立ち上げて、台座の完成。
ホームセンターで購入した油性ニススプレーで塗装しております。
↑これね。
そして、スチレンボード(これも100均)を貼り付けてます。
今日はここまで。
あ!そうそう、プラ輪ピックを通じて、「気まぐれ工房」さんという
素敵なモデラーさんとブロ友になることが出来ました。
プラ「輪」ピックだけにモデラーさんとの『輪』が広がったのは、
嬉しい事です。本業は『土居時計店』という時計屋さんです。
手先が器用なのでしょうね。模型作りもウマイ!
勉強させて頂きます。