HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

JOHN COLTRANE 「ONE DOWN, ONE UP」

2006年06月30日 21時33分42秒 | CD
今日も雨は降らず、日中は暑くなりました。梅雨の中休みが続いています。
やっと週末の金曜日、帰宅前に図書館にCDの入れ替えに行きました。

【今日借りたCD】
●JOHN COLTRANE 「ONE DOWN, ONE UP;LIVE AT THE HALF NOTE」 (写真)
このアルバムは昨年10月に発売されたジョン・コルトレーンの未発表のライブ音源のCDです。ジョン・コルトレーン(ts)、マッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャリソン(b)、エルビン・ジョーンズ(ds)という、いわゆる「黄金カルテット」が1965年3月と5月にマンハッタンのジャズ・クラブ「ハーフ・ノート」に出演した際の演奏を生中継した放送局自身によるエア・チェック・テープで、アリス・コルトレーンの自宅クローゼットに長年保管されていたものを、息子のラヴィ・コルトレーンが発見したものだそうです。このときのライブ演奏は伝説となっていて、これまでもマニアの間では私家録音のテープなどが取引されていたそうですが、このアルバムの元となったテープは、さすが放送局が録音しただけあって、生々しくて素晴らしい音質です。演奏の質の方もラヴィが「数多いライブ録音の中でもベスト」と太鼓判を押すほどの、鬼気迫る演奏です。中でも演奏時間27分間に及ぶ「ワン・ダウン、ワン・アップ」や22分を超える「マイ・フェイヴァリット・シングス」は、彼を信奉する多くのサックス奏者たちに多大な影響を与えた名演と言われています。このような歴史的な録音が40年後の今、これほどの音質でCD化されるのは本当に奇跡的なことだと思います。
1.INTRODUCTION & ANNOUNCEMENTS
2.ONE DOWN,ONE UP
3.ANNOUNCEMENTS
4.AFROBLUE
5.INTRODUCTION & ANNOUNCEMENTS
6.SONG OF PRAISE
7.ANNOUNCEMENTS
8.MY FAVORITE THINGS

●JOHN COLTRANE 「COLTRANE'S SOUND」
上のアルバムの演奏の5年前、1960年10月の録音で、メンバーのうちベースはスティーヴ・デイヴィスで他は同じです。「夜は千の目を持つ」という邦題で、同名の曲のほか2つのテイクの「身も心も」と他に5曲のコルトレーンのオリジナルが収められています。独特のイラストのジャケットが印象的なアルバムです。

●JOHN COLTRANE 「OLE」
「COLTRANE'S SOUND」の翌年1961年の5月の録音で、コルトレーン、マッコイ・タイナー、エルビン・ジョーンズの他、エリック・ドルフィー(as,fl)、フレディ・ハバード(tp)、レジー・ワークマン(b)、アート・ディビス(b)が参加しています。

私は実は30代の頃にコルトレーンのアルバム(LPレコード)を収集していたことがあり、「ジャズ批評」誌の公式アルバム・リストに掲載されていた作品は殆ど網羅しています。しかし最近はLPは実家に預けっぱなしで全然聴いていないので、こうして図書館で借りてI-PODに入れて再度聴きなおしてみたいと思います。