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髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「桃太郎伝説」 レビュー (ファミコンソフト)

2012-02-02 21:19:07 | ファミコンレビュー


ハドソンのRPG
桃太郎シリーズの元祖的作品
1987年10月26日発売

お話としては、おばあさんが川で拾ってきた桃を割ると中から可愛い男の子赤ちゃんが出てきて、
おじいさんとおばあさんは育てることにしました。
桃から生まれたので「桃太郎」と名付けました。
6年の歳月ですくすくと育っていく桃太郎。
世間で暴れている鬼たちがいると聞き、桃太郎は懲らしめる為に幼い桃太郎が旅立つ。

あらすじだけは昔話と同じ内容ですわ。

このゲームの特徴
「桃太郎」は歳を取る。
6歳から始まり2時間で1歳歳をとる。
別にそれによって能力に変化するわけではない。
歳をとると容姿が変わるだけである。(それが大事な場面もあるッッ!!)
このゲームはパスワード方式なのでこの為に1~2字ぐらい増えているのだろうな。

個性的な敵やイベントが多い。

他RPGでいう「魔法」や「呪文」が本作では

「術」

と言い、ただレベルを上げただけでは習得できず
各地に入る仙人から出される様々な修行を行う事で習得できる。


点数は75点

良い点
・ギャグありの和風RPG

悪い点
・特になし。

良い点の解説
・ギャグありの和風RPG

この時代、RPGと言ったら「ドラゴンクエスト」に代表されるような西洋風(?)の世界観が
主流であったがそこに和風テイストを散りばめた作品。
それでいてギャグ多めで楽しい。




桃鉄でおなじみとなる敵。
「貧乏神」「福の神」「あまのじゃく」など今までのRPGとは違った敵なのはなかなか面白い。

「貧乏神」ならこちらのお金を持っていき
「福の神」ならクイズを出してきて正解するとお金をもらえる。
「あまのじゃく」なら道具を盗んでくる。

ゲーム中に
「スリの銀次」も登場する。
桃鉄のベースが「桃太郎伝説」の中にあると言ってもいいだろう。


桃太郎シリーズお馴染みといえる女湯も当然、入っている。
希望の都だけに風呂屋があり、男湯と女湯があるが女湯には8歳までしか入れない。
6歳からゲーム開始なので3年。
つまり、6時間というのは結構難しい。出来たら自慢出来る。



きびだんごは3匹の仲間が入るまでは常時1つは持っておくべし!

PS)ゲーム業界初のAI(人口知能)を搭載したのだとか…
戦闘中たまに攻撃してくれるお供がそうなのだとか…(キジはたまに金丹を使う)
ただあまり発生しないし知能があるような協力も得られないんだけどねぇ…

PS2)これを機に桃太郎のアニメが作られて1989年~1991年まで放送された。
絶頂期だったよな…うん。

PS3)先日、ハドソンが消滅するというニュースを見たのでハドソン関連のソフトにしよう。
 出来ればその報道が出てからすぐ出したかったんだけどドラクエシリーズの途中に挟むのもなんだな
 と思って今日ということになりました(苦笑)。


ここからがネタバレ



















フィールド上で「木」を使って


なんてやっているのは遊び心を感じさせる。

術の習得方法も「仙人を倒す」というだけではなく
「岩を108回叩く(Aボタンを108回押す)」とか「長話を聞く」とか面白い。




「なーほー ざ わーるど」という地蔵がいる。
これの影響で「カイの冒険」のイシターも言い出したんじゃないかと疑っている。
本人も「言いたかった」って発言しているしな

そうだ。『銀の鬼』『金の鬼』といて『パールの鬼』が来たから

「まさか…」

と、思ったら「金銀パールプレゼントの鬼」ってのがいて驚いた。
当時からその企画あったのかと…
今はあるのだろうか?

他にも面白い敵がいて「若大将」「ジャキチェーン」「きよはらだし」



そうそう。「貧乏神」「福の神」「あまのじゃく」は元ネタがいて

「貧乏神」:榎本一夫氏
「あまのじゃく」:鳥嶋和彦氏
「福の神」:さくまあきら氏

「榎本」氏か…製作に携わった「虹のシルクロード」で苦渋を味わったな(笑)。
「えのっぴドゥ」ってどういう意味?
口癖で「なのねん」と付けるけど本人は言ったことはないとのこと。キャラ付けで付加されたもんなんだな。
後、wikiで見たら『聖竜伝説モンビット』や『虹のシルクロード』などをゲーム製作に携わったらしいが

「よりにもよってハードが切り替わる前日に(ゲームが)発売される」
「えのっぴがゲーム作ると、そのハードが下火になる」

なとど言われる辺り色々不遇な人だな…貧乏神より厄病神に取り付かれてんじゃないか?



「鳥嶋」氏…「Dr.スランプ」の「Dr.マシリト」でも出ているんだよな。
「鳥山明」氏がライバルの科学者を出せと鳥嶋氏に言われて作られたキャラってDr.スランプに書かれていた。
後期の桃鉄には出てこないがスーパーファミコンの桃鉄には出てきて
振ったサイコロに蹴りを入れて1か2にする極めてウゼェ存在だった(笑)

「さくまあきら」氏…福の神とは、自分だけオイシイ役だな…
と言っても、桃太郎シリーズを生み続けたハドソンもなくなり
今後シリーズも出せないって話で「福」も永遠には続かんよな…寂しい限りではある。



最後に、女湯を見たい方はパスワードで

「ふ」

と、一文字入力して終了とかなりのレベルで全ての術も覚えている状態。
最初はかなりの高齢で始まるが1分も経つと0歳になるので希望の都で問題なく女湯に入れる。
当時ガキだった自分はその程度の絵で気が高ぶっていたな~。懐かしい(苦笑)


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こんにちは。 (師子乃)
2020-07-12 17:11:34
なかなか辛抱強さがいるゲームで、まともにクリアしたことはありませんでしたね。

人のプレイを見て、なるほどと思っているところです。
返信する
忍耐 (髭人)
2020-08-23 06:41:13
師子乃殿
コメントさんきゅ―です。

最強パスワードの「ふ」を使わないと
確かにあちこち行かなければならなくて結構大変ですね。
でも、「ふ」を使ってもなめてかかるとラスボスにやられるんですが(苦笑)
返信する

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