がんばれゴエモンシリーズ
開発も発売もコナミ
1995年12月22日発売
あらすじ
『ゴエモン』『エビス丸』『ヤエちゃん』『おみっちゃん』の4人で
伊賀の屋敷で行われている『物知り爺さん』の98歳の誕生日パーティに訪れていた。
爺さんの脇には奇妙な風貌な女の子が寄り添っていた。
爺さん曰く姉さん女房だというがただの『サスケ』の変装であった。
そこへ鳴るインターホン。
新しい客だと思いきや
「こんにちは インパクトです。
今日は お別れの
挨拶に 来ました。」
と、巨大な『ゴエモン・インパクト』がかがみこむようにして話しかけてくる。
爺さん「どしぇ―――っ!
インパクトが 独りでに
動いとるぅ―――っ!!」
驚く爺さんに対し
インパクト「今まで からくりメカの
フリを していましたが
実は ぼく・・・・
惑星インパクト出身の
インパクト星人だったのです!」
驚く一同。
そしてお別れの理由は
セップク丸という悪いスポーツマンが故郷を荒らしていると
故郷からファックスが届いたという。
『ゴエモン』はそういう事なら助太刀するという。
最初は「自分の星の問題だから」と断る『インパクト』であったが
ゴエモン「何 水臭え事
言ってんでえ!
仲間じゃねえかっ!!」
エビス丸「死ぬときは
一緒 でっせ!!」
サスケ「セップク丸
許せんでござる!!」
ヤエちゃん「さあ いきましょう!
惑星インパクトへっ!!」
インパクト「ありがとうございまず!
うれしくって 踊りだしたく
なっちゃいます! それっ!!」
踊った拍子に爺さんの屋敷を蹴飛ばしていた。
『ゴエモン』達はインパクト星に向かった。
『インパクト星』付近に接近すると
『インパクト星』は周囲の4つの星にガードされているようで入れない。
まずは4つの星1つずつから調べていくことを決めたのであった。
4つの星を攻略し『セップク丸』から
『インパクト星』を救う事ができるのか?
特徴
[前作との変更点]
・「がんばがれゴエモン2 ~奇天烈将軍マッギネス~」同様の
マップ画面があり、コース上にキャラを移動させプレイする方式に戻る。
・終盤までは各キャラ毎ステージ
(2人同時プレイでは色違いの同キャラを使用する)
・お金や体力は個別に存在
[本作での追加点]
・最初からミニゲームを選択しプレイ可能。
・一部ミニゲームは最大4人までプレイ可能。
[前作との削除点]
・2人プレイ時のお金と体力の共有
・「ゴエモン・いんぱくと」を用いての巨大メカ同士の戦闘
序盤は4つの星をキャラそれぞれで攻略するという話なのでキャラが個別となっている。
(移動に用いる『ゴエモン・いんぱくと』は一台だし
同時時間でやる必要もないから1人1人を送る事もしなくてもいいし
1つの星ごとに全員で回ればいいとか言っちゃだめね。)
ステージ移動画面で「L」「R」ボタンでキャラ変更、つまり別の星に変更も可能。
良い点
・ミニゲーム4人対戦可能
・ミニゲーム、解説あり
悪い点
・ミニゲーム連打多すぎ
良い点の開設
・ミニゲーム4人対戦可能
全てのミニゲームではないが一部のゲームでは
マルチタップをつなげば4人まで同時プレイが可能である。
・ミニゲーム、解説あり
ボス戦はミニゲームであり
その操作の仕方も書かれている。
今までの「ゴエモン」シリーズのミニゲームって
詳しい解説がなかったりぶっつけ本番だったりして
何度も失敗して覚えるってタイプが多かったけど、今作は親切。
悪い点
・ミニゲーム連打多すぎ
最初にプレイ可能なミニゲームが4種類あるが
そのうち3種類は連打要素があり連打を強いられる。
「ハイパーオリンピック」かってのー!
「ぱずるだま」メインでやるのが正解かもしれない。
一応、本作はスーパーファミコンでのアクションでは4作目に当たる。
「1」は最初だからいいとして「2」と「3」は数字が入っているのに
本作は「4」という数字はない。
なんでやねん!
略語をいちいち「きらきら」とか「ダンサー」っていうのは煩わしいのだがな。
(と、言っても今時、本作のことを話題にするケースはレアか…)
ゲームとしては「2」に近くなっているね。
「ゼルダの伝説」のようなトップビュー画面はなく
全体マップがあってキャラをルートに従って進めていく方式に戻っているのだから…
2の方式つっても
同時プレイでは前半は同キャラで
前作同様『瓢箪』になれてもおんぶができない仕様なのもなんだかなぁ…
上下移動が多すぎやねん…
後「ゴエモンいんぱくと」戦がなくなっているというのは
多くのファンの落胆を呼んだだろうね。
最近プレイした髭人としてはそれほど思い入れもないので
「あ…ないんだ…」
という程度だったけども。
その代わりのミニゲームがいくつかあるけども…
「ぱずるだま」ぐらいかな。楽しめるのは。
ここからがネタバレ
↓
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↓
『ゴエモン・いんぱくと』が宇宙人設定ねぇ…
「2」のエンディングのスタッフロールでは
走って町を破壊しまくった挙句、爆散してバラバラになっていたけどね。
まぁ…『ドラゴンボー〇』の『セ〇』みたいに
体の一部にある核さえ破壊されなければ大丈夫みたいな設定なんかな?
ゲームとしては『サスケ』が主役といってもいいわな。
後半、全キャラ使用可能になったらもう『サスケ』しか使わなかったわ。
足が速くて通常攻撃の範囲も広いし
なんたって特殊行動の『壁のぼり』が便利すぎる。
足速い紅一点の『ヤエちゃん』も壁のぼりがないのはちと痛い。
[きらきら道中あるある~]
・『サスケ』以外のキャラで落下中に壁に触れてXボタン押すけど無意味に終わる~。
仕掛けを越える際に別キャラに変身せざるをえなくなった時に落下してしまって
焦って壁にくっついてXボタンを押すが
『サスケ』じゃないから落ちる様子をただ見守るしかないという…
ミニゲームでまず苦戦したのは
・『真剣白刃取り』
上ボタン押すタイミングの計り方が分からなくて
何度となく頭頂部から腰ぐらいまで真っ二つになる『ゴエモン・いんぱくと』を見たわ(笑)
まず、右上に減っていく『距離』を見て
ギリギリになってから左の矢印を注視する。
あとはタイミングで刀をつかみ
連打して刀を折る!!
しかし、頭頂部から真っ二つになる奴ってなると
「魁!!男塾」の『藤堂〇衛』を思い出したよ(笑)
・『ふすま』
に関しては連打が追い付かなくて
完全に締め切ってしまった状態で答えていた。
もはや1/4の運ゲーである。
・『ダッシュ』
に関しては連打してダッシュしている最中
指定された十字キーの方向を入れることで扉を開けるというゲームだけど
テーブルや床に置いて連打したいのに十字キー操作も必要というやりづらい方式
・『ぱずるだま』
は楽しい。
でも、4人でやると連鎖させてから邪魔する相手を指定する方式だから
集中狙いをしていじめみたいなプレイをするケースもあったかもね。
ちなみに『エビス丸』勝利時のイケメン具合は笑える。
そして、ラスボス戦
衛星爆弾を片手投げる生身の人間。
それを『ゴエモン・いんぱくと』で受け止めてからの投げ返し
いわば衛星爆弾のドッジボールである。
『白刃取り』+角度調整をしなければならないのは結構、大変。
上ボタンでタイミングよく衛星を受け止めても
上キーを押しっぱなしで角度表示が動いて、タイミングよく離さなければならない。
しかも、上昇する角度を1度見過ごしてしまうともう戻ってこないから1発勝負!
気が抜けない。
それで結構な回数ドッジボールを繰り返さなければならないのがなかなかしんどい…
でも、スケールがデカくてやっていることが現実離れして実にバカで好きだね(笑)
ギャグを含んだゲームなんだからそれぐらいの勢いは必要だわ。
衛星ドッジボールを制した後、
通常の『ゴエモン』達が『セップク丸』との戦いかと思いきや
そのままエンディング。
エンディングの流れとしては
『セップク丸』が死ぬと自身に装備された爆弾が爆発するとのことで
その『セップク丸』が究極のスポーツだと思っている『切腹』を行おうとしていた事で
『インパクト星』の破滅の危機となっていた。
衛星ドッジボールに負けた『セップク丸』は切腹を試みる。
このままでは『インパクト星』が巻き込まれると判断した『ゴエモン・いんぱくと』は
『ゴエモン』達を降ろし、『セップク丸』と共に太陽に突撃することを敢行する。
太陽に接近したことにより次第に太陽の熱に焼かれ始めた時に
切腹を行っている最中で苦しむ『セップク丸』にこう言う。
インパクト「セップク丸くん!
冥途の 土産に
教えといてあげるけど・・・
”切腹”は
”スポーツ”じゃないです!」
セップク丸「なんだと―っ!」
真実を知って怒った『セップク丸』に殴られた『ゴエモン・いんぱくと』はその勢いのまま
『ゴエモン』達のもとに帰還する。(描写はないが『セップク丸』切腹を取りやめたようだ)
その時、感動で泣いてくれるかと思いきや、『ゴエモン』達はなぜか笑っている。
『ゴエモン』は言う。
ゴエモン「ああ・・・ククッ!
すぐにでも”ダンサー”として
世界を回れそうだぜっ!」
スタッフロール。
そこには
太陽の熱によってアフロヘアーになった『ゴエモン・いんぱくと』が
白いスーツを身に着け腰を振っていた。
それが…
サブタイトルの『ダンサーになった理由』というものなんだろう。
「いんぱくと」が太陽に突撃しに行く様子は
「鉄腕ア〇ム」を彷彿とさせたな…うむ…
さて、スーパーファミコンの「がんばれゴエモン」シリーズを4作品プレイしてきたけども
1つ1つの作品で見るとさすが当時の「コナミ」完成度が高くて面白い。
ただまとまったシリーズとして考えるととっちらかっている気がする。
特徴を挙げておくと
1作目「ゆき姫救出絵巻」
ファミコン版の「1」や「2」のようにベルトスクロールで
日本全国を巡るようなゲームであった。
ボス戦ではサイドビューであった。
2作目「奇天烈将軍マッギネス」
「スーパーマリオワールド」のようにマップでの
移動となりベルトスクロールはほぼ町での行き来のみとなり
敵が出るようなアクションステージはサイドビューが大半となった。
「マッギネス」を語る上で欠かせないのが『ゴエモン・いんぱくと』である。
爆笑の搭乗デモとド派手な戦闘。
3作目「獅子重禄兵衛のからくり卍固め」
ベルトスクロールは廃止され
「ゼルダの伝説」のようなトップビューとなり
ダンジョンでは今までの作品と同じようにサイドビューとなった。
『ゴエモン・いんぱくと』は今作でも健在。
4作目「きらきら道中 僕がダンサーになった理由」
トップビューは廃止され
2作品目「マッギネス」のようなマップを行き来する形になり
『ゴエモン・いんぱくと』は出てくるものの巨大ロボ同士の戦闘はなくなり
ミニゲームとなった。
髭人は、ファミコン版が好きである。
日本全国を巡りつつ、そこに住む住人とのシュールなやり取りが結構好きだった。
ダジャレ好きの『謎の(自称)中国人』とかね。
だからスーパーファミコン版1作目の「ゆき姫」の旅をしている感じは雰囲気は好きだった。
(ダジャレ言うやつはいたが眼鏡かけた気持ち悪い奴で残念だったけど…)
2作品目の「マッギネス」では旅はするものの
日本を模してはいるが架空の町ばかりであり。
『ゴエモン・いんぱくと』の登場。
この戦闘は面白いとは思ったが
旅を楽しみたいと思っていた髭人としては首を傾げた。
3作品目の「卍固め」ではタイムマシンで未来に行くというぶっ飛んだ舞台となる。
いや『ゴエモン・いんぱくと』という巨大ロボの登場で
未来なんて世界はそうあり得ないわけでもない世界になったともいえるか…
1,2作品目にあったミニゲームはなくなってる。
さらに首をかしげる。
4作品目「きらきら道中」では3作品目のトップビューが廃止。
『ゴエモン・いんぱくと』は『インパクト星』の異星人という事になり
「2」と「3」とで定着しつつあった巨大ロボ戦がなくなり、
ロボ戦闘を楽しみにしていた人にはがっかりする結果となった。
そして、ゲームのステージ自体は「2」ベースに戻る。
髭人はゲーム自体は楽しいけども疑問符は尽きなかった。
1つ1つの作品の完成度は当時の「コナミ」という事もあって高いといえるが
シリーズという1つの流れとして考えると荒れているといわざるを得んわ。
ゴエモンファンを振り回しているといっても過言ではない。
仮に今、「ゴエモンシリーズ作ります!」ってなったとしても
「どの作品をベースにすんの?」
で、ファンが割れる事は必須。
全てのファンをまんべんなく満足させる作品なんて相当、うまく作りこまないと不可能だろう。
まず無理と言っていいんじゃないかな?
他にもストーリーとしても
「卍固め」で未来行くとか「きらきら道中」で宇宙だとか…
明らかに世界観としてはやりすぎだわ。
次作などでゴエモン達の身の回りで事件が起きたら
「『きらきら道中』で宇宙規模の話だったのに今度は地球での事件?」
ってグレードダウン感を覚えるし
それに何か問題が生じたら
「物知り爺さんに頼んで過去にいってそれが起こる前に止めればいいじゃん」
みたいな話になる。
タイムマシンは使えなくなったとかあれこれ今まで出て来た便利道具に
制約をかけなければストーリーを成立させるのは難しいだろう。
ファミコンの「がんばれゴエモン外伝」なんかもUFOが出てきて
宇宙に行ったりしてけど、あれはあくまで『外伝』という名前でRPGだから『別物』という逃げ道もあったが…
こっちはアクションで本編だからなぁ…
全てがパラレルっていう扱いにするのが簡単かもねぇ…
個人的には「後先考えず適当に舞台設定などを組んだ結果、収拾がつかなくなった」と言わざるを得ない。
映画の「ドラえ〇ん」みたいな物かな。
「四次元ポケッ〇」が使用不可になるみたいな。
そういう制約設定ってのは作り手の都合を大いに感じさせてくれるけども…
「ドラ〇もん」のポケット制限は何度も続けてきた結果、もはや様式美になっているから許されているか。
だったら「ゴエモン」も制約つけることで物語にするという様式美狙いにしていく手はなくもないか?
奇しくも「えもん」つながりだしな(笑)
とは言っても…
個人的に『ゴエモン・いんぱくと』の登場がターニングポイントになったんじゃないのかな。
派手になって存在そのものは嫌いではないがコイツのせいでシリーズ自体は無茶苦茶になったわ。
あ~いうバカっぽいド派手さはお祭りゲーにこそ出すべきだと思うんだよね。
そうだな…
コナミならやっぱり「ワイワイワールド」だわ。
『コナミマンロボ』『コナミレディロボ』なんかにしてみるのは適切だったんじゃないかね。
「ゴエモン」シリーズはスーパーファミコン以後を調べてみたら
「64」や「PS」などで意外にシリーズを重ねている。
だが、あまり知られていない。
語られるのは大抵スーパーファミコンのシリーズだもんな。
wikiなどを見る限り、
「3」は170万以上売れているのに
「きらきら道中」は21万本と激減。
シリーズもゲームボーイとかあちこちで展開しているものの外部開発チームの作品で評価を貶め
その下がった評価を返上すべく本家の開発チームが再結集して作った作品もあるようだが
下がった信用はそう簡単に返上する事もできないまま…
開発チームの会社を失ったようである。
ってな訳で「がんばれゴエモン」をどうにか拾ってもらうと据えれば…
せいぜい、「スーパーロボット大戦」でシリーズで
『ゴエモンいんぱくと』をネタ枠として参戦させてもらうとかかねぇ?
後は2020年現在でゲームセンターで稼働している
「ボンバーガール」が人気だそうなので
『ヤエちゃん』『おみっちゃん』『ゆき姫』辺りに参戦してもらって
敗北時に服が破れるサービスがあるぐらいな形でお色気要員として出番を与えてもらうのが関の山か…
いずれにせよ『ゴエモン』達はゲスト枠みたいなもので主役にはなれない。
ってな訳で
もう「がんばれゴエモン」は
「がんばれないゴエモン」
という訳で…
合掌…
今回のレビュー…
本作タイトルである『きらきら』しないオチでええんだろか?
開発も発売もコナミ
1995年12月22日発売
あらすじ
『ゴエモン』『エビス丸』『ヤエちゃん』『おみっちゃん』の4人で
伊賀の屋敷で行われている『物知り爺さん』の98歳の誕生日パーティに訪れていた。
爺さんの脇には奇妙な風貌な女の子が寄り添っていた。
爺さん曰く姉さん女房だというがただの『サスケ』の変装であった。
そこへ鳴るインターホン。
新しい客だと思いきや
「こんにちは インパクトです。
今日は お別れの
挨拶に 来ました。」
と、巨大な『ゴエモン・インパクト』がかがみこむようにして話しかけてくる。
爺さん「どしぇ―――っ!
インパクトが 独りでに
動いとるぅ―――っ!!」
驚く爺さんに対し
インパクト「今まで からくりメカの
フリを していましたが
実は ぼく・・・・
惑星インパクト出身の
インパクト星人だったのです!」
驚く一同。
そしてお別れの理由は
セップク丸という悪いスポーツマンが故郷を荒らしていると
故郷からファックスが届いたという。
『ゴエモン』はそういう事なら助太刀するという。
最初は「自分の星の問題だから」と断る『インパクト』であったが
ゴエモン「何 水臭え事
言ってんでえ!
仲間じゃねえかっ!!」
エビス丸「死ぬときは
一緒 でっせ!!」
サスケ「セップク丸
許せんでござる!!」
ヤエちゃん「さあ いきましょう!
惑星インパクトへっ!!」
インパクト「ありがとうございまず!
うれしくって 踊りだしたく
なっちゃいます! それっ!!」
踊った拍子に爺さんの屋敷を蹴飛ばしていた。
『ゴエモン』達はインパクト星に向かった。
『インパクト星』付近に接近すると
『インパクト星』は周囲の4つの星にガードされているようで入れない。
まずは4つの星1つずつから調べていくことを決めたのであった。
4つの星を攻略し『セップク丸』から
『インパクト星』を救う事ができるのか?
特徴
[前作との変更点]
・「がんばがれゴエモン2 ~奇天烈将軍マッギネス~」同様の
マップ画面があり、コース上にキャラを移動させプレイする方式に戻る。
・終盤までは各キャラ毎ステージ
(2人同時プレイでは色違いの同キャラを使用する)
・お金や体力は個別に存在
[本作での追加点]
・最初からミニゲームを選択しプレイ可能。
・一部ミニゲームは最大4人までプレイ可能。
[前作との削除点]
・2人プレイ時のお金と体力の共有
・「ゴエモン・いんぱくと」を用いての巨大メカ同士の戦闘
序盤は4つの星をキャラそれぞれで攻略するという話なのでキャラが個別となっている。
(移動に用いる『ゴエモン・いんぱくと』は一台だし
同時時間でやる必要もないから1人1人を送る事もしなくてもいいし
1つの星ごとに全員で回ればいいとか言っちゃだめね。)
ステージ移動画面で「L」「R」ボタンでキャラ変更、つまり別の星に変更も可能。
良い点
・ミニゲーム4人対戦可能
・ミニゲーム、解説あり
悪い点
・ミニゲーム連打多すぎ
良い点の開設
・ミニゲーム4人対戦可能
全てのミニゲームではないが一部のゲームでは
マルチタップをつなげば4人まで同時プレイが可能である。
・ミニゲーム、解説あり
ボス戦はミニゲームであり
その操作の仕方も書かれている。
今までの「ゴエモン」シリーズのミニゲームって
詳しい解説がなかったりぶっつけ本番だったりして
何度も失敗して覚えるってタイプが多かったけど、今作は親切。
悪い点
・ミニゲーム連打多すぎ
最初にプレイ可能なミニゲームが4種類あるが
そのうち3種類は連打要素があり連打を強いられる。
「ハイパーオリンピック」かってのー!
「ぱずるだま」メインでやるのが正解かもしれない。
一応、本作はスーパーファミコンでのアクションでは4作目に当たる。
「1」は最初だからいいとして「2」と「3」は数字が入っているのに
本作は「4」という数字はない。
なんでやねん!
略語をいちいち「きらきら」とか「ダンサー」っていうのは煩わしいのだがな。
(と、言っても今時、本作のことを話題にするケースはレアか…)
ゲームとしては「2」に近くなっているね。
「ゼルダの伝説」のようなトップビュー画面はなく
全体マップがあってキャラをルートに従って進めていく方式に戻っているのだから…
2の方式つっても
同時プレイでは前半は同キャラで
前作同様『瓢箪』になれてもおんぶができない仕様なのもなんだかなぁ…
上下移動が多すぎやねん…
後「ゴエモンいんぱくと」戦がなくなっているというのは
多くのファンの落胆を呼んだだろうね。
最近プレイした髭人としてはそれほど思い入れもないので
「あ…ないんだ…」
という程度だったけども。
その代わりのミニゲームがいくつかあるけども…
「ぱずるだま」ぐらいかな。楽しめるのは。
ここからがネタバレ
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『ゴエモン・いんぱくと』が宇宙人設定ねぇ…
「2」のエンディングのスタッフロールでは
走って町を破壊しまくった挙句、爆散してバラバラになっていたけどね。
まぁ…『ドラゴンボー〇』の『セ〇』みたいに
体の一部にある核さえ破壊されなければ大丈夫みたいな設定なんかな?
ゲームとしては『サスケ』が主役といってもいいわな。
後半、全キャラ使用可能になったらもう『サスケ』しか使わなかったわ。
足が速くて通常攻撃の範囲も広いし
なんたって特殊行動の『壁のぼり』が便利すぎる。
足速い紅一点の『ヤエちゃん』も壁のぼりがないのはちと痛い。
[きらきら道中あるある~]
・『サスケ』以外のキャラで落下中に壁に触れてXボタン押すけど無意味に終わる~。
仕掛けを越える際に別キャラに変身せざるをえなくなった時に落下してしまって
焦って壁にくっついてXボタンを押すが
『サスケ』じゃないから落ちる様子をただ見守るしかないという…
ミニゲームでまず苦戦したのは
・『真剣白刃取り』
上ボタン押すタイミングの計り方が分からなくて
何度となく頭頂部から腰ぐらいまで真っ二つになる『ゴエモン・いんぱくと』を見たわ(笑)
まず、右上に減っていく『距離』を見て
ギリギリになってから左の矢印を注視する。
あとはタイミングで刀をつかみ
連打して刀を折る!!
しかし、頭頂部から真っ二つになる奴ってなると
「魁!!男塾」の『藤堂〇衛』を思い出したよ(笑)
・『ふすま』
に関しては連打が追い付かなくて
完全に締め切ってしまった状態で答えていた。
もはや1/4の運ゲーである。
・『ダッシュ』
に関しては連打してダッシュしている最中
指定された十字キーの方向を入れることで扉を開けるというゲームだけど
テーブルや床に置いて連打したいのに十字キー操作も必要というやりづらい方式
・『ぱずるだま』
は楽しい。
でも、4人でやると連鎖させてから邪魔する相手を指定する方式だから
集中狙いをしていじめみたいなプレイをするケースもあったかもね。
ちなみに『エビス丸』勝利時のイケメン具合は笑える。
そして、ラスボス戦
衛星爆弾を片手投げる生身の人間。
それを『ゴエモン・いんぱくと』で受け止めてからの投げ返し
いわば衛星爆弾のドッジボールである。
『白刃取り』+角度調整をしなければならないのは結構、大変。
上ボタンでタイミングよく衛星を受け止めても
上キーを押しっぱなしで角度表示が動いて、タイミングよく離さなければならない。
しかも、上昇する角度を1度見過ごしてしまうともう戻ってこないから1発勝負!
気が抜けない。
それで結構な回数ドッジボールを繰り返さなければならないのがなかなかしんどい…
でも、スケールがデカくてやっていることが現実離れして実にバカで好きだね(笑)
ギャグを含んだゲームなんだからそれぐらいの勢いは必要だわ。
衛星ドッジボールを制した後、
通常の『ゴエモン』達が『セップク丸』との戦いかと思いきや
そのままエンディング。
エンディングの流れとしては
『セップク丸』が死ぬと自身に装備された爆弾が爆発するとのことで
その『セップク丸』が究極のスポーツだと思っている『切腹』を行おうとしていた事で
『インパクト星』の破滅の危機となっていた。
衛星ドッジボールに負けた『セップク丸』は切腹を試みる。
このままでは『インパクト星』が巻き込まれると判断した『ゴエモン・いんぱくと』は
『ゴエモン』達を降ろし、『セップク丸』と共に太陽に突撃することを敢行する。
太陽に接近したことにより次第に太陽の熱に焼かれ始めた時に
切腹を行っている最中で苦しむ『セップク丸』にこう言う。
インパクト「セップク丸くん!
冥途の 土産に
教えといてあげるけど・・・
”切腹”は
”スポーツ”じゃないです!」
セップク丸「なんだと―っ!」
真実を知って怒った『セップク丸』に殴られた『ゴエモン・いんぱくと』はその勢いのまま
『ゴエモン』達のもとに帰還する。(描写はないが『セップク丸』切腹を取りやめたようだ)
その時、感動で泣いてくれるかと思いきや、『ゴエモン』達はなぜか笑っている。
『ゴエモン』は言う。
ゴエモン「ああ・・・ククッ!
すぐにでも”ダンサー”として
世界を回れそうだぜっ!」
スタッフロール。
そこには
太陽の熱によってアフロヘアーになった『ゴエモン・いんぱくと』が
白いスーツを身に着け腰を振っていた。
それが…
サブタイトルの『ダンサーになった理由』というものなんだろう。
「いんぱくと」が太陽に突撃しに行く様子は
「鉄腕ア〇ム」を彷彿とさせたな…うむ…
さて、スーパーファミコンの「がんばれゴエモン」シリーズを4作品プレイしてきたけども
1つ1つの作品で見るとさすが当時の「コナミ」完成度が高くて面白い。
ただまとまったシリーズとして考えるととっちらかっている気がする。
特徴を挙げておくと
1作目「ゆき姫救出絵巻」
ファミコン版の「1」や「2」のようにベルトスクロールで
日本全国を巡るようなゲームであった。
ボス戦ではサイドビューであった。
2作目「奇天烈将軍マッギネス」
「スーパーマリオワールド」のようにマップでの
移動となりベルトスクロールはほぼ町での行き来のみとなり
敵が出るようなアクションステージはサイドビューが大半となった。
「マッギネス」を語る上で欠かせないのが『ゴエモン・いんぱくと』である。
爆笑の搭乗デモとド派手な戦闘。
3作目「獅子重禄兵衛のからくり卍固め」
ベルトスクロールは廃止され
「ゼルダの伝説」のようなトップビューとなり
ダンジョンでは今までの作品と同じようにサイドビューとなった。
『ゴエモン・いんぱくと』は今作でも健在。
4作目「きらきら道中 僕がダンサーになった理由」
トップビューは廃止され
2作品目「マッギネス」のようなマップを行き来する形になり
『ゴエモン・いんぱくと』は出てくるものの巨大ロボ同士の戦闘はなくなり
ミニゲームとなった。
髭人は、ファミコン版が好きである。
日本全国を巡りつつ、そこに住む住人とのシュールなやり取りが結構好きだった。
ダジャレ好きの『謎の(自称)中国人』とかね。
だからスーパーファミコン版1作目の「ゆき姫」の旅をしている感じは雰囲気は好きだった。
(ダジャレ言うやつはいたが眼鏡かけた気持ち悪い奴で残念だったけど…)
2作品目の「マッギネス」では旅はするものの
日本を模してはいるが架空の町ばかりであり。
『ゴエモン・いんぱくと』の登場。
この戦闘は面白いとは思ったが
旅を楽しみたいと思っていた髭人としては首を傾げた。
3作品目の「卍固め」ではタイムマシンで未来に行くというぶっ飛んだ舞台となる。
いや『ゴエモン・いんぱくと』という巨大ロボの登場で
未来なんて世界はそうあり得ないわけでもない世界になったともいえるか…
1,2作品目にあったミニゲームはなくなってる。
さらに首をかしげる。
4作品目「きらきら道中」では3作品目のトップビューが廃止。
『ゴエモン・いんぱくと』は『インパクト星』の異星人という事になり
「2」と「3」とで定着しつつあった巨大ロボ戦がなくなり、
ロボ戦闘を楽しみにしていた人にはがっかりする結果となった。
そして、ゲームのステージ自体は「2」ベースに戻る。
髭人はゲーム自体は楽しいけども疑問符は尽きなかった。
1つ1つの作品の完成度は当時の「コナミ」という事もあって高いといえるが
シリーズという1つの流れとして考えると荒れているといわざるを得んわ。
ゴエモンファンを振り回しているといっても過言ではない。
仮に今、「ゴエモンシリーズ作ります!」ってなったとしても
「どの作品をベースにすんの?」
で、ファンが割れる事は必須。
全てのファンをまんべんなく満足させる作品なんて相当、うまく作りこまないと不可能だろう。
まず無理と言っていいんじゃないかな?
他にもストーリーとしても
「卍固め」で未来行くとか「きらきら道中」で宇宙だとか…
明らかに世界観としてはやりすぎだわ。
次作などでゴエモン達の身の回りで事件が起きたら
「『きらきら道中』で宇宙規模の話だったのに今度は地球での事件?」
ってグレードダウン感を覚えるし
それに何か問題が生じたら
「物知り爺さんに頼んで過去にいってそれが起こる前に止めればいいじゃん」
みたいな話になる。
タイムマシンは使えなくなったとかあれこれ今まで出て来た便利道具に
制約をかけなければストーリーを成立させるのは難しいだろう。
ファミコンの「がんばれゴエモン外伝」なんかもUFOが出てきて
宇宙に行ったりしてけど、あれはあくまで『外伝』という名前でRPGだから『別物』という逃げ道もあったが…
こっちはアクションで本編だからなぁ…
全てがパラレルっていう扱いにするのが簡単かもねぇ…
個人的には「後先考えず適当に舞台設定などを組んだ結果、収拾がつかなくなった」と言わざるを得ない。
映画の「ドラえ〇ん」みたいな物かな。
「四次元ポケッ〇」が使用不可になるみたいな。
そういう制約設定ってのは作り手の都合を大いに感じさせてくれるけども…
「ドラ〇もん」のポケット制限は何度も続けてきた結果、もはや様式美になっているから許されているか。
だったら「ゴエモン」も制約つけることで物語にするという様式美狙いにしていく手はなくもないか?
奇しくも「えもん」つながりだしな(笑)
とは言っても…
個人的に『ゴエモン・いんぱくと』の登場がターニングポイントになったんじゃないのかな。
派手になって存在そのものは嫌いではないがコイツのせいでシリーズ自体は無茶苦茶になったわ。
あ~いうバカっぽいド派手さはお祭りゲーにこそ出すべきだと思うんだよね。
そうだな…
コナミならやっぱり「ワイワイワールド」だわ。
『コナミマンロボ』『コナミレディロボ』なんかにしてみるのは適切だったんじゃないかね。
「ゴエモン」シリーズはスーパーファミコン以後を調べてみたら
「64」や「PS」などで意外にシリーズを重ねている。
だが、あまり知られていない。
語られるのは大抵スーパーファミコンのシリーズだもんな。
wikiなどを見る限り、
「3」は170万以上売れているのに
「きらきら道中」は21万本と激減。
シリーズもゲームボーイとかあちこちで展開しているものの外部開発チームの作品で評価を貶め
その下がった評価を返上すべく本家の開発チームが再結集して作った作品もあるようだが
下がった信用はそう簡単に返上する事もできないまま…
開発チームの会社を失ったようである。
ってな訳で「がんばれゴエモン」をどうにか拾ってもらうと据えれば…
せいぜい、「スーパーロボット大戦」でシリーズで
『ゴエモンいんぱくと』をネタ枠として参戦させてもらうとかかねぇ?
後は2020年現在でゲームセンターで稼働している
「ボンバーガール」が人気だそうなので
『ヤエちゃん』『おみっちゃん』『ゆき姫』辺りに参戦してもらって
敗北時に服が破れるサービスがあるぐらいな形でお色気要員として出番を与えてもらうのが関の山か…
いずれにせよ『ゴエモン』達はゲスト枠みたいなもので主役にはなれない。
ってな訳で
もう「がんばれゴエモン」は
「がんばれないゴエモン」
という訳で…
合掌…
今回のレビュー…
本作タイトルである『きらきら』しないオチでええんだろか?
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