余白の美 墨絵教室sumi-e

余白の美 墨絵は日本伝統です。旬の花を描き、墨絵の基本からレッスンいたします。大人の手習いはじめてみませんか?

5月のレッスン

2022-05-01 | 墨絵

今月は藤を描きます。
マメ科の植物です。可愛らしい花はマメ科だからなのでしょうか。



鈴木其一の《夏秋渓流図屏風》では、紫と白の軸と青の軸と2種類同じ構図で描いています。写実性の高さと美しさにうっとりとしてしまいます。
《藤花図》は、太い蔓にからむ藤の花、銀が入っている下地がまた素敵です。こちらは仏間の襖絵であったと伝わっているようで、それを知って鑑賞するとなるほどと思います。

下村観山の屏風絵《老松白藤》は、松に藤が絡まって描かれています。松にかかる藤の花は、昔から和歌、絵画、物語に登場する画題で、松は男性、藤は女性の象徴だそうです。
この屏風は色香が漂い、引き込まれます。
蜂が1匹いるようです。こちらを探すのも楽しみです。

鬼滅の刃では、鬼の苦手な花として「藤の花」が登場しています。マメ科だからという説もあり、作者が明かしていないので、本当のところは、不明です。

蔓性の植物は本当に絵になりますね。
蔓をいろいろと遊んでみてください。
素敵な作品になると思います。



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