秀山の俳句写真日記

日々の生活、旅先での出逢い・思いを俳句、写真、文にした徒然日記です

カタツムリ

2024年08月30日 15時16分19秒 | 旅行
マイマイと目が合ひ歳をたづねけり
         那須塩原 源三窟



 源三窟は、1180年代中頃、源義経の腹心である源有綱が頼朝に追われ隠れていた鍾乳洞です。宿から徒歩5分ほどの所にありますので、孫と歴史勉強ということで訪れました。その入口への坂道でこのカタツムリ(マイマイ)さんと出逢いました。
 私がカタツムリを見るのは何十年かぶりで、カタツムリの目をはっきり見たのは今回が初めてです。直ぐにアンモナイトなどの巻貝の化石を連想しました。巻貝の祖先は3億年くらい前に地球に存在していたそうです。このカタツムリを見ていましたら、古代生物が目の前に生きているように思えました。
 人の祖先はというと、最古の化石骨は2001年に中央アフリカのチャドで発見され、推定700万~600万年前のものといわれています。
 138億年前に宇宙が誕生して星々が生成され、46億年前には地球が誕生。この宇宙の長い時間の流れの中で、無機物から有機物が生成されて生命体が誕生。宇宙史においては、カタツムリは人類の大先輩のようです。
 この写真にはカタツムリの前に偶然にももう一匹の虫が写っています。ワラジムシのようです。この虫の祖先も3億年くらい前から地球に存在していたようです。
 那須塩原には小学生の時に課外授業で訪れ、葉の化石を発掘して驚き喜んだことを今でも覚えています。場所は覚えていないのですが、現在の「木の葉化石園」だったかもしれません。

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