9月18日(土)に開催された、第5回2083ゼミに行ってきましたー。
※昨日に引き続き2083ゼミのレポです。過去分のを先に上げます。
今月(6回目)のゼミレポはまた次回;
ゲーム音楽演奏会情報のポータルサイト「2083WEB」から始まった、
ゲーム音楽研究団体としての集会です。
場所はおなじみの高井戸地域区民センター・音楽室。
参加者は20名でした。
まずは初参加の方の自己紹介タイム。
今回も、ゲーム音楽を演奏する各団体に所属されている方を含め
初参加のかたが数名いらっしゃいました。
各自が持参されたサントラや書籍の紹介の後は、ゼミメンバーの1人による
おすすめの美少女ゲーム音楽の紹介時間が設けられました。
こういったゲームにも素晴らしい曲がたくさんある、ということで、
いくつかの楽曲がCDプレーヤーで実際に流して紹介されました。
これを受け、2083代表のだよタンさんからは、
何をもって「良い曲」だと思うかは個人の主観によるものが大きい。
「良さ」を伝えるには、主観的な意見だけでなく、何をもっていいのか?
という根拠や、客観的かつ多角的な情報が判断材料として必要ではないか。
これを聞いてみて!と実際に聞かせてみるのが一番早いような気もするが、
論理的に曲を紹介できる方法を探したい。
という意見が出ました。
2083ゼミとして、ゼミ内のメンバーだけに限らず、外部へ発表する際についても、
どのような方法で良い音楽を多くの人へ紹介するのが最適なのか、
今後、討論・研究の余地がありそうです。
ちなみに・・・少し話がそれますが、ヘレン個人の持論を。
ゲーム音楽は、ゲームの雰囲気や世界観を盛り上げ、演出するものであるため、
そのゲームとセットで語られるべきものだと思っています。
ゲーム音楽とは「ゲームを遊ぶ際に聴く、劇伴(劇中音楽)」と言っていいでしょう。
なので、ゲーム音楽を紹介・おすすめする際には、曲についてあーだこーだと
口で説明するよりも、曲を単体で聴いてもらうよりも、その曲が入っているゲームを
プレイしてもらうのがベストなのかなと個人的には思います。
・・・・・なんですけども、それだと色々めんどくさいですよね。
(目的の曲までのプレイ時間がかかったりとか、過去の機種で出ていたゲームは
そのゲーム自体を遊ぶことが難しかったりとか。)
現実的には、何かのゲームの曲をおすすめする際は、それについての付随事項
(どんな物語なのか、どんなキャラクターがいるのか、どんなシーンで流れるのか、など)
を曲と合わせて説明する場合が多いかなとは思うんですけど、
なかなか論理的に説明するのって難しいですよね。
自分個人としても、ブログやツイッターなどで自分の好きな曲を紹介する際に
テーマとなる課題になりそうです。
閑話休題。
その後は、ゲーム音楽に関する近況報告の時間。
各演奏会やイベントについての情報がだよタンさんから紹介されました。
基本的には2083WEBでの掲載情報を、解説を交えながらだよタンさんが話すのですが、
それ以外にも、メンバーからその都度質問や補足説明、意見などの声も挙がるため、
月単位のゲーム音楽関係情報としては、ほぼ完全に網羅していると言っても
過言ではないほど毎回とても密度の濃いものになります。
続いて、9月に創刊された2083フリーペーパーが全員に配布され、
制作の経緯についてだよタンさんから話がありました。
このフリーペーパーの企画は今年4月頃から考えていたそうで、
2083WEBの宣伝としては、これまでゲーム音楽の演奏会の際に
チラシを挟み込んでいたが、あまり費用対効果を実感できずにいたとのこと。
今年の秋は演奏会も多く開催されるため、フリーペーパー形式で情報を
載せたものがあれば面白いのではないか? と思い、制作に至ったそうです。
2010年5月にはドッグイヤーレコーズの植松伸夫さんへの取材を、
2010年7月にヴァイオリニスト由良浩明さんへの取材を敢行。
また、各楽団や広告主へも連絡を取りつつ、8月にDTPやデザインを行って完成。
9月11日に開催されたPRESS START 2010(3600部をパンフに挟み込み)より
配布が開始されました。
このフリーペーパーは、今後も発行を続けていきたいとのことです。
ゼミの研究成果の発表の場のひとつとしても使用される可能性がありますね。
でもって、最後は恒例の演奏タイムでした!
・FF6より『シャドウのテーマ』『ティナのテーマ』
(ティンホイッスル)
ティンホイッスルと呼ばれる、アイルランド発祥の笛での演奏でした。
ティナのテーマ、高音がとても原曲のイメージ通りでよかったです。
・チェロによるゲーム音楽メドレー
ガデュリン『悠久の時の流れ』/ゼノギアス『海と炎の絆』/
スーパーマリオブラザーズ『地下BGM』/ロマンシングサガ『バトル2』/
MOTHER『Eight Melodies』/FF6『ガウのテーマ』/FF7『更に闘う者達』/
FF6『決戦』/FF4『バトル1』/ドラクエ1『街の人々』/
ドラクエ2『街の賑わい』/ドラクエ3『村』/ドラクエ4『街』
チェロの独奏でした。
素晴らしかったですね、よくこんだけ次々に弾けるなぁと思いました;
特にガウのテーマはよかったです! この曲、弦楽器にとてもよく合いますね。
マリオではコインを取った音だとかも再現してましたw 芸が細かいw
そんなこんなで今回のゼミは終了。
2083ゼミは、月1回のペースで定期的に開催されています。
ご興味のある方は、是非お気軽にご参加ください!
余談:
区民センターを出たあとは二次会へ。
この飲み屋は高井戸でゼミが開催された際は毎度御用達になってますw
ここ、飲食物の値段が安くてけっこういい店なんですけど、
メニューの説明の適当さに定評がありますね・・・w;
◇関連記事
ドラクエFF生演奏もあり:2083ゼミに行ってきた(2010/5/9)
2083ゼミに行ってきたPart2:ゲーム音楽研究団体、発足編(2010/6/20)
2083ゼミに行ってきたPart3:和楽器かっこいいですとも編(2010/7/24)
2083ゼミに行ってきたPart4:チームゼビウスあらわる編(2010/8/21)
『PRESS START 2010』行ってきたレポート。(2010/9/11)
※昨日に引き続き2083ゼミのレポです。過去分のを先に上げます。
今月(6回目)のゼミレポはまた次回;
ゲーム音楽演奏会情報のポータルサイト「2083WEB」から始まった、
ゲーム音楽研究団体としての集会です。
場所はおなじみの高井戸地域区民センター・音楽室。
参加者は20名でした。
まずは初参加の方の自己紹介タイム。
今回も、ゲーム音楽を演奏する各団体に所属されている方を含め
初参加のかたが数名いらっしゃいました。
各自が持参されたサントラや書籍の紹介の後は、ゼミメンバーの1人による
おすすめの美少女ゲーム音楽の紹介時間が設けられました。
こういったゲームにも素晴らしい曲がたくさんある、ということで、
いくつかの楽曲がCDプレーヤーで実際に流して紹介されました。
これを受け、2083代表のだよタンさんからは、
何をもって「良い曲」だと思うかは個人の主観によるものが大きい。
「良さ」を伝えるには、主観的な意見だけでなく、何をもっていいのか?
という根拠や、客観的かつ多角的な情報が判断材料として必要ではないか。
これを聞いてみて!と実際に聞かせてみるのが一番早いような気もするが、
論理的に曲を紹介できる方法を探したい。
という意見が出ました。
2083ゼミとして、ゼミ内のメンバーだけに限らず、外部へ発表する際についても、
どのような方法で良い音楽を多くの人へ紹介するのが最適なのか、
今後、討論・研究の余地がありそうです。
ちなみに・・・少し話がそれますが、ヘレン個人の持論を。
ゲーム音楽は、ゲームの雰囲気や世界観を盛り上げ、演出するものであるため、
そのゲームとセットで語られるべきものだと思っています。
ゲーム音楽とは「ゲームを遊ぶ際に聴く、劇伴(劇中音楽)」と言っていいでしょう。
なので、ゲーム音楽を紹介・おすすめする際には、曲についてあーだこーだと
口で説明するよりも、曲を単体で聴いてもらうよりも、その曲が入っているゲームを
プレイしてもらうのがベストなのかなと個人的には思います。
・・・・・なんですけども、それだと色々めんどくさいですよね。
(目的の曲までのプレイ時間がかかったりとか、過去の機種で出ていたゲームは
そのゲーム自体を遊ぶことが難しかったりとか。)
現実的には、何かのゲームの曲をおすすめする際は、それについての付随事項
(どんな物語なのか、どんなキャラクターがいるのか、どんなシーンで流れるのか、など)
を曲と合わせて説明する場合が多いかなとは思うんですけど、
なかなか論理的に説明するのって難しいですよね。
自分個人としても、ブログやツイッターなどで自分の好きな曲を紹介する際に
テーマとなる課題になりそうです。
閑話休題。
その後は、ゲーム音楽に関する近況報告の時間。
各演奏会やイベントについての情報がだよタンさんから紹介されました。
基本的には2083WEBでの掲載情報を、解説を交えながらだよタンさんが話すのですが、
それ以外にも、メンバーからその都度質問や補足説明、意見などの声も挙がるため、
月単位のゲーム音楽関係情報としては、ほぼ完全に網羅していると言っても
過言ではないほど毎回とても密度の濃いものになります。
続いて、9月に創刊された2083フリーペーパーが全員に配布され、
制作の経緯についてだよタンさんから話がありました。
このフリーペーパーの企画は今年4月頃から考えていたそうで、
2083WEBの宣伝としては、これまでゲーム音楽の演奏会の際に
チラシを挟み込んでいたが、あまり費用対効果を実感できずにいたとのこと。
今年の秋は演奏会も多く開催されるため、フリーペーパー形式で情報を
載せたものがあれば面白いのではないか? と思い、制作に至ったそうです。
2010年5月にはドッグイヤーレコーズの植松伸夫さんへの取材を、
2010年7月にヴァイオリニスト由良浩明さんへの取材を敢行。
また、各楽団や広告主へも連絡を取りつつ、8月にDTPやデザインを行って完成。
9月11日に開催されたPRESS START 2010(3600部をパンフに挟み込み)より
配布が開始されました。
このフリーペーパーは、今後も発行を続けていきたいとのことです。
ゼミの研究成果の発表の場のひとつとしても使用される可能性がありますね。
でもって、最後は恒例の演奏タイムでした!
・FF6より『シャドウのテーマ』『ティナのテーマ』
(ティンホイッスル)
ティンホイッスルと呼ばれる、アイルランド発祥の笛での演奏でした。
ティナのテーマ、高音がとても原曲のイメージ通りでよかったです。
・チェロによるゲーム音楽メドレー
ガデュリン『悠久の時の流れ』/ゼノギアス『海と炎の絆』/
スーパーマリオブラザーズ『地下BGM』/ロマンシングサガ『バトル2』/
MOTHER『Eight Melodies』/FF6『ガウのテーマ』/FF7『更に闘う者達』/
FF6『決戦』/FF4『バトル1』/ドラクエ1『街の人々』/
ドラクエ2『街の賑わい』/ドラクエ3『村』/ドラクエ4『街』
チェロの独奏でした。
素晴らしかったですね、よくこんだけ次々に弾けるなぁと思いました;
特にガウのテーマはよかったです! この曲、弦楽器にとてもよく合いますね。
マリオではコインを取った音だとかも再現してましたw 芸が細かいw
そんなこんなで今回のゼミは終了。
2083ゼミは、月1回のペースで定期的に開催されています。
ご興味のある方は、是非お気軽にご参加ください!
余談:
区民センターを出たあとは二次会へ。
この飲み屋は高井戸でゼミが開催された際は毎度御用達になってますw
ここ、飲食物の値段が安くてけっこういい店なんですけど、
メニューの説明の適当さに定評がありますね・・・w;
◇関連記事
ドラクエFF生演奏もあり:2083ゼミに行ってきた(2010/5/9)
2083ゼミに行ってきたPart2:ゲーム音楽研究団体、発足編(2010/6/20)
2083ゼミに行ってきたPart3:和楽器かっこいいですとも編(2010/7/24)
2083ゼミに行ってきたPart4:チームゼビウスあらわる編(2010/8/21)
『PRESS START 2010』行ってきたレポート。(2010/9/11)
ええ。ゲームとゲーム音楽は
切っても切り離せない関係だと思います。
>ゲーム音楽のマーケティングって楽しそうですね。
そうですね、今まで誰も手をつけたことのない分野だと思いますから。
今後の展開が自分自身楽しみです。
もちろんですが、ゲームによってその音楽に
良い磨きがかかっているということもありますよね。
ゲーム音楽のマーケティングって楽しそうですね。