一人酒を呑みながら…

父が逝って、かれこれ４０年以上。
私は父が逝った時の年齢より14歳も行きている。
今酒を傾けながら思う。
ここに父がいてくれたなら、どれだけいいだろう。
父は、酒を傾けながら何を思っただろう。

私が頼りにしたかった人は皆逝ってしまった。
今は自分自身で歩かねばいけない。

でも、家内がいて、母がいて、子供たちがいる、
ああ、私は幸せなんだ。

天国のオヤジ、おじさん、みんな。
こうやって、恥ずかしながら私は生きています。
これからも生きて行きます。

この歳になると想う。
今際の際に、自分は何を想うのだろうか？

それは、今この時を、一生懸命に行きていれば、自ずとたどりつけるだろう。

だから、今この時を、地道に、丁寧に、生きて行こう。