日々あらたに

3/11の大震災以降、数多くの変化が起きています。その変化をとらえ、新しい時代について観察を続けていきます。

訪日中国人需要

2012年04月23日 | 日記

国内市場の伸び悩みにともない、海外からの顧客をどうやって取り込むかが重要課題になってきている。その中でも特に、パイとして大きいのが、訪日中国人観光客。

・・・ラオックスは中国人観光客向けに商品をホテルや空港に届けるサービスを5月に開始。ぐるなびは航空、鉄道会社などと観光客誘致のための研究会を立ち上げる。日本政府観光局が発表した中国からの観光客数は3月としては過去最高を記録しており、需要を取り込む。

・・・ラオックスの新サービスは訪日中国人観光客を対象に、ホテルや空港、大使館などに商品カタログを設置。電話で注文を受け、秋葉原の本店や銀座松阪屋店から商品を配送し、現地で決済する。

富裕層を主なターゲットに貴金属や腕時計などの高単価商品を販売。・・・同社ではホテルに宿泊中の訪日中国人から「店舗による時間がないので配送してほしい」といった要望が多かった。4月に三井住友カードと提携し、中国人観光客が支払いに使う「ギンレイカード」のモバイル読み込み端末を導入。店外でもカード払いを受け付けられるようにし、本格的に事業を始める。

・・・11年度は中国人訪日数が前半に大きく落ち込んだが、ギンレイカードの国内取扱い高は約480億年で10年度比7%増え、過去最高を更新。・・・(日経 4/21)

 

色々勉強になりますな。

銀座でショッピングしている訪日中国人はここ数年、良く見かけるようになったけど、それ以上のコトは知りませんでした。

それが、あのラオックス(懐かしいけど、今は中国家電量販店の子会社になった)が、貴金属から時計まで電話で注文を受け、配送し、中国で決済する仕組みまでつくったんですな。

 

 先入観の向こうに商売のヒントがある

 “家電店で貴金属を売って何が悪い・・・” ・・・以前のラオックスのイメージをもっちゃいけない。今じゃ中国資本の子会社。・・・高値で売れるモノならなんでも売る。先入観で考えちゃいけない。

 常識の向こうに商売のヒントがある

 “店に行けないから配送してちょうだい” ・・・買い物目的で来日しても、店に行けない?・・・なんじゃそりゃと常識的に考えちゃいけない。自分の常識ではなく、客の常識?に合わせる。ここに商売のヒントがある。

 海の向こうに商売のヒントがある

 “海外にでれなくても、向こうから来てもらえばいい”・・・やっぱり来日してもらって、色々なところにお金を落としてもらうのが一番手っ取り早くて良い。そのためには、相手の国の生活習慣、行動パターン等を研究して、それに合わせた商売の仕組みを作ればいい。

 “郷に入れば郷に従え”ではなく、“郷に入っても、ワガママ聞きますよ” ・・・ってか 


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