JALが再生に向かっているのは他人事ながらうれしいが、JAL再生前後について書かれた新聞記事を読んで感じたことを少し書きたい。
再生に奇策なし
2010年に会社更生法の適用を申請した日本航空が12年3月期、最高益をうかがう。V字回復を呼び込んだ再建策の柱は①国内外の不採算路線の廃止②燃費効率の悪い「ジャンボ」全40機の 退役③3割の人員削減と賃金カット・・・。
実は、日航破たん直前に、これと . . . 本文を読む
小売り最王手のイオンの最近の動向を見て見たい。・・・同時に感じたことを少し書いてみる。
イオンがターゲットとするのは3つのメガトレンド。
(出所:イオンの中期経営計画(2011~2013))
アジア戦略・・・「アジアで最大、最強、最高の小売りグループとなる」(岡田社長)。11~13年度の3年間でアジアに約2100億円投資。14年度以降は中国で . . . 本文を読む
小さく載っていたのであやうく見過ごしそうな記事を見つけた。
「デフォルト不可避」に格下げ
欧州系格付け会社フィッチ・レーティングは、22日ギリシャ国債の長期信用格付けを2段階引き下げ、デフォルト(債務不履行)への転落が不可避とされる「シングルC」にしたと発表した。
深刻な財政危機に陥ったギリシャの救済に向けて銀行など民間債権者への債権放棄要請が正式に決まったことが理由。デフォルトになっていな . . . 本文を読む
先週、コミュニティビジネス推進協議会のシンポジウムに参加した。
コミュニティビジネス、ソーシャルビジネス、どちらも最近よく聞くが、このシンポジウムに参加して感じたことを少し書きたい。((※)コミュニティビジネスとソーシャルビジネスの違いは最後に少し記載)
今回の震災でも、ボランティアの人たちの活動が色々伝えられてきたが、ボランティアだけではそのうち限界がくる。 . . . 本文を読む
先日、NPO産学連携学会のシンポジウムに参加した。
このシンポジウムのテーマは“オープンイノベーション(自前主義から連携重視へ)”
オープンイノベーション(※)の定義は後述するとして、感じることを少し書いてみたい。
オープンイノベーションと自前主義
日本の家電業界が、大幅な赤字を出している。直接的な要因は液晶テレビ関連事業の悪化や円高、震災、タイの . . . 本文を読む
被災地視察の時、何人かの中小企業の社長さんと話をした。
今回お会いした社長さんたちは、津波で家や店舗や工場が流される(あるいは破壊される)という甚大な被害を受けたが、少しずつ復旧・復興への足掛かりをつかもうとされている人たちである。
震災からもうすぐ1年近くになるが、今の状態は、
・もう廃業(倒産)しかないと思ったが、社員が一生懸命ガレキの後片付けをする姿を見て、もう一度再建し . . . 本文を読む
被災地では、国や地方の予算執行により、少しずつではあるが、具体的な復旧工事が決まったところ、あるいは着手されつつあるところもある。・・・ただし、そこには色々な課題も見え隠れする。
復旧のための予算はついても復興は後回し?
回りくどい表現だが、今回の訪問でわかったことのひとつが、復旧と復興の違い。
・・・宮古市に本社がある三陸鉄道を訪問した時に聞いた話をその例にあげて見たい。
三陸鉄道は、 . . . 本文を読む
1泊2日という限られた時間の中ではあったが、先日の被災地、岩手沿岸地域の視察に行った時に見た事実、あるいは、色々な方とお話した中で、いくつか気づいたこと、感じたことを書きたい。
まずは、ガレキの問題。
大量のガレキとその処理
まずもって気になったのは大量のガレキ。更地状態になった元の町、あるいは、道路沿い、沿岸部、・・・どこにいっても大量のガレキがうず高く積まれていた。焼却 . . . 本文を読む
岩手県、沿岸部の被災地の今がどうなっているかの前回の続き。
山田町~宮古市~鳥越駅(三陸鉄道)~普代村について書きたい。
山田町~普代村までの写真は http://blog.goo.ne.jp/photo/144056
●山田町(死亡者604人、行方不明者159人: 1/31時点)
山田町の被害も甚大。津波でほとんど壊滅。ガレキ自体はだいぶ片付けられているようだが、J . . . 本文を読む
1/28~1/29、あるNPOグループの復興支援ツアーに参加し、1泊2日で岩手県沿岸部の被災地の現状視察に行ってきた。大震災から10ヶ月がたった今、その現実を自分の眼で確認すると同時に、被災された中小企業の社長さんにも色々お話を聞きたくて視察に参加した。
現地に行ってみると、その被害の甚大さに言葉を失ってしまう。
今更ですが、被災地のみなさまにはあらためて心よりお悔みとお見 . . . 本文を読む