ちょっとタイトルにひかれ、かわいそうな将来世代、若者世代もつらいよ(みずほ総研:高田創)という将来年金について書かれたレポートを読んだ。
内容は、少子高齢化が今後ますます進み、年金受益と負担のギャップのため、若者世代では、どんどんかわいそうな状態になっていくという、いつものマスコミ記事だった。
・・・まあ、言いたいことはわかりますよ。
このままのやり方では年金が崩壊するのは目に見えてるし、それを若者世代に押し付けるのはもちろん、よくないこと。・・・だから、制度改革をしなきゃいかないというのはわかります。
でも、かわいそうな将来世代・・・かどうかはそう簡単に決めつけられませんよ。別に年金をもらうために今からの人生を費やすわけでもないし、そもそも最初から年金というものを、当てにしなきゃ、もっと知恵をつけて、人生がんばるぜ・・・という若者だって増えてくるでしょう。
どういう状況になろうが、人のせいにしたり、環境のせいにしない人もいるし、あるいは苦渋の状況におかれたら、人間、知恵だって色々でてきますよ。それに将来のことなんかだれにもわからない。
なんか、“かわいそうな将来世代”とか言ってしまうと、暗くなってしまい、それこそ、未来ある若者世代に申し訳ない。
暗いネタを流すのも、まあそれはそれで事実として必要だろうけど、年金問題が人生の最重要課題のような年寄りの発想に、若者を引きづりこむのはどうですかね?
年金なんかあてにしない。・・・でも、国民としての義務は果たす。・・・そう言える元気な若者がどんどんでてくるのを応援したいですな。