癒(IYASHI)

徒然なるままに令和時代のニュースなどの種を拾い癒し求めて綴ります      

〇【宇良、十両以上では初の奇手】・・・・「たすき反り」で天風に勝つ/初場所

2017年01月20日 21時22分29秒 | 大相撲

 

大相撲初場所13日目(20日、両国国技館)十両3枚目の宇良(24)=木瀬=が非常に珍しい決まり手「たすき反り(たすきぞり)」で十両9枚目の天風に勝った。

「たすき反り」は相手の差し手の腕の下をくぐりながら、一方の手で足を取り、体を後ろに反らせて倒す。昭和30年に決まり手が制定されて以来、幕下以下の決まり手記録は残されていないが、十両以上ではこの技が出たことがなかった。

 同じ反り技「居反り」を得意としている宇良は、昨年6月の名古屋場所前のけいこで「たすき反り」を披露していた。「居反りのように担ぐというより、落とす感じかな」と技についてイメージを語っていたが、本番でついに奇手を決め、身長で12センチ、体重は74キロも重い1メートル85、202キロの天風を土俵に転がした。宇良が「アクロバット相撲」の異名通りの奇手を披露した。

 宇良は3敗をキープし、12日目を終えて2敗だった徳勝龍が敗れたため、トップに並んだ。新入幕が有力になるとともに優勝を視界にとらえた。

 ■宇良 和輝(うら・かずき) 平成4(1992)年6月22日生まれ、24歳。大阪・寝屋川市出身。関学大時代は25年武術と格闘技の世界大会「ワールドコンバットゲームズ」の相撲(85キロ未満)で世界一。26年全国学生個人体重別選手権無差別級3位。27年に木瀬部屋に入門し、同年春場所初土俵。昨年の夏場所新十両。生涯戦績は12場所で77勝29敗。得意技は足取り、居反り。最高位は十両筆頭。1メートル73、128キロ。

    奇手とはどんな手