癒(IYASHI)

徒然なるままに令和時代のニュースなどの種を拾い癒し求めて綴ります      

◯【世界最小級のロケット「SS520」4号機を打ち上げ失敗】・・・・・・コスト経済産業省等の事業費(2年で約4億円)

2017年01月15日 15時09分59秒 | 日本の技術

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日午前8時33分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で、衛星用としては世界最小級のロケット「SS520」4号機を打ち上げた。約20秒後にデータを受信できなくなり、JAXAは第2段の点火を中止、機体は海に落下した。搭載した東京大の超小型衛星「TRICOM―1」(重さ約3キロ)の打ち上げは失敗した。

「SS520」

 4号機責任者の羽生宏人JAXA准教授は記者会見で、「実験は失敗した」と説明。「大変残念だが、難しい開発だった。原因究明を終えてから次のことを考えさせていただきたい」と話した。

 羽生准教授によると、第1段エンジンの燃焼中に機体の状態を示すデータを受信できなくなり、安全確保のため第2段の点火を中止した。第1段は分離したとみられる。第1段のほか、分離していない第2・3段と搭載衛星も落下想定海域に落ちたという。

 4号機は全長約9.5メートル、直径約50センチ、重さ2.6トン。全長は日本の主力ロケット「H2A」の約5分の1しかない。1970年に日本初の人工衛星「おおすみ」(重さ24キロ)を打ち上げた東大の「L(ラムダ)―4S」ロケット(全長16.5メートル、重さ9.4トン)と比べても大幅に小さい。

 SS520はこれまで、弾道飛行で高度100キロ以上の宇宙空間に達した後、海上に落下する観測用の2段式固体燃料ロケットだった。近年、超小型衛星を地上や海上の画像撮影や通信などに商業利用する可能性が開け、安いロケットのニーズが高まったため、第3段を追加した4号機を開発した。成果を民間企業に活用してもらうことを目指していた。

 計画では、TRICOM―1は高度約180~1500キロの楕円(だえん)軌道を周回し、約1カ月間、カメラで地表を撮影したり、地上の端末から集めた通信データをまとめて転送したりする実験を行うはずだった。 

 実験は宇宙ビジネスを拡大するため、宇宙専用品ではない市販の電子部品などを使ってコストを下げる経済産業省の事業費(2年で約4億円)などで行われた。(時事通信)

最近商業衛星うち上げが可能になり、今まで推進ロケット3段で成功していたが、需要が多くなり3段で打ち上げたが、今回は2段目の段階で音信不通になり2・3段階に点火すること無く落下させ失敗してしまったという。

安価なロケット打上げを民間ベースで打ち上げをしようとしているようだが1年に2億円の高い買物は安いくはないだろう

今まで2段推進ロケットで打上げは功していたようだが、何故今回は3段にしたのだろうか。


重量により種々のロケットを準備する必要が有るのだろうか、素人には不明である。ただ点火機能が良ければ重量に関係なく衛星を打ち上げは可能なのだろうか?

いずれにしても1回や2回失敗したからと日本の技術を低下させる事が無いよう頑張ってもらいたいものだ。しかし、4億円は重い。