いつまでも変わることなく、この場所でシャッターを
開けていたい。神戸の街の、本屋さんとして。
どんなに時が流れても、この場所に来ると、いつも
馴染みの誰かが居て、変わらない景色がある。
それが、お客さんに限りない安心感を与えるのだろう。
ここは神戸、元町商店街にある【 海文堂書店 】。
1914年の創業以来93年間、ずっと変わらず神戸で
店を開いてきたという、神戸の本屋さんだ。
港町、神戸。店内には、日本国内でもここにしかない、
豊富な海事図書、海に関する書籍、小冊子がズラリと
並べられている。
海事関連、そして海の本の品揃えは日本一なのだという。
もちろん、一般書籍も豊富に取り揃えられている。
店長、福岡さんも含めた、9人のスタッフの目で選ばれた、
面白く、“遊び”のある書籍類。
決して、流行やベストセラーに捉われることなく、この店を
訪れるお客さんに合わせたチョイスを心掛けているという。
そして、もう一つ。
日本中どこに行っても、なかなか手に入らない、海関連
グッズの販売も手掛けているという。
ネクタイ、Tシャツ、定規、文具類などなど・・日本各地
の“海”の博物館でしか売っていないようなアイテムまで。
神戸の街のみんなに、海の香りを楽しんでもらえるように、
こだわりあるセレクトで集められたグッズの数々。
思わず手に取ってしまうような、珍しくて楽しい商品が、
いっぱいに並べられているのだ。
【 海文堂書店 】のこだわり。
それは、お客さんに常に喜んでもらえる売場を作ること。
例えば、欲しい本が見付からないとき、または本を探して
いるのだけれど、タイトルが分からないとき・・どんな時
でも、気軽に声をかけてもらえるような空気感を。
やっぱり、一番大切なのは、人と人との交流なのだから。
そんなコンセプトから、店内には“ここ”にしかない、
ゆるやかな空気が流れている。
BGMや音楽を一切流していないというのも、こだわりの一つ。
家から一歩外に出ると、巷には音があふれ返っている。
人々の声、車、駅、電車の音・・まさに音の洪水なのだ。
そんな中、この場所にいる間だけは、音を気にせず、
ゆっくり過ごしてもらいたいのだと。
お客さんが安心して本を選んだり、ゆったり時間を過ごして
もらえるように。
それこそが【 海文堂書店 】が思い描く、理想の本屋像なのだ。
ケルビーノ
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「 海文堂書店 」 ホームページ
http://www.kaibundo.co.jp/
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