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こだわりのお店

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

【 「 海文堂書店 」 (神戸市) 】

2007-07-10 12:09:09 | 15 書店


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いつまでも変わることなく、この場所でシャッターを
開けていたい。神戸の街の、本屋さんとして。

どんなに時が流れても、この場所に来ると、いつも
馴染みの誰かが居て、変わらない景色がある。

それが、お客さんに限りない安心感を与えるのだろう。


ここは神戸、元町商店街にある【 海文堂書店 】。
1914年の創業以来93年間、ずっと変わらず神戸で
店を開いてきたという、神戸の本屋さんだ。

港町、神戸。店内には、日本国内でもここにしかない、
豊富な海事図書、海に関する書籍、小冊子がズラリと
並べられている。

海事関連、そして海の本の品揃えは日本一なのだという。

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もちろん、一般書籍も豊富に取り揃えられている。

店長、福岡さんも含めた、9人のスタッフの目で選ばれた、
面白く、“遊び”のある書籍類。
決して、流行やベストセラーに捉われることなく、この店を
訪れるお客さんに合わせたチョイスを心掛けているという。


そして、もう一つ。

日本中どこに行っても、なかなか手に入らない、海関連
グッズの販売も手掛けているという。

ネクタイ、Tシャツ、定規、文具類などなど・・日本各地
の“海”の博物館でしか売っていないようなアイテムまで。

神戸の街のみんなに、海の香りを楽しんでもらえるように、
こだわりあるセレクトで集められたグッズの数々。
思わず手に取ってしまうような、珍しくて楽しい商品が、
いっぱいに並べられているのだ。


【 海文堂書店 】のこだわり。

それは、お客さんに常に喜んでもらえる売場を作ること。

例えば、欲しい本が見付からないとき、または本を探して
いるのだけれど、タイトルが分からないとき・・どんな時
でも、気軽に声をかけてもらえるような空気感を。

やっぱり、一番大切なのは、人と人との交流なのだから。

そんなコンセプトから、店内には“ここ”にしかない、
ゆるやかな空気が流れている。

BGMや音楽を一切流していないというのも、こだわりの一つ。

家から一歩外に出ると、巷には音があふれ返っている。
人々の声、車、駅、電車の音・・まさに音の洪水なのだ。

そんな中、この場所にいる間だけは、音を気にせず、
ゆっくり過ごしてもらいたいのだと。
お客さんが安心して本を選んだり、ゆったり時間を過ごして
もらえるように。

それこそが【 海文堂書店 】が思い描く、理想の本屋像なのだ。

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                        ケルビーノ


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    「 海文堂書店 」 ホームページ  
    http://www.kaibundo.co.jp/
 

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【 「 大利昭文堂 」 (芦屋市) 】

2007-07-06 11:07:43 | 15 書店


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「本を通じて、教えられることはたくさんあるんです。」

小さい頃、ワクワクしながら読んだ絵本、物語。
読んで感激したり、納得したり、心が動かされたり・・、
それこそが、本を読む楽しさなのだ。

そんな、人と本との出逢いをもっともっと演出したい。
あたたかい、人間同士のコミュニケーションを通じて。

そう、それが街の本屋さんが持つ大きな使命なのだろう。


ここは芦屋、阪急芦屋川駅前にある【 大利昭文堂 】。
昭和8年の創業以来、地域の人々との交流を一番に
考えてきたという、優しい街の本屋さんだ。

店内には女性誌や雑誌、コミックを始め、文芸書や
新書、実用書、地域関連本まで、この店ならではの
視点で選ばれた本たちがズラリと並べられている。

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そう、大型書店が山のように積んでいる、流行の本
だけじゃなくて、平凡社やみすず書房などの“こだわり”
ある本を揃えることを心掛けているという。

大型書店やコンビニじゃなくて、【 大利昭文堂 】だから
こそ出来る、特色として。


店主さんは言う。

「やっぱり本、なんです。」

どんな人にとっても、時代がどれだけ変わろうとも。

この店に来て、本を手に取って、ページをめくり、物語に
のめり込んで、また新しい世界を知る。

そんな出逢いがあるからこそ、人々はみんな明るい
表情でこの場所を訪れ、そして笑顔で店を後にする。

それはきっと、何よりも嬉しいことなのだ。


初めて本を読むきっかけと、そして何年も経ってから
またその本にめぐり逢える幸運。

「そんな出逢いを演出することが私たちの仕事なんです。」

店主さんのそのコトバにこそ、この街で長年本屋さんを
続けてきた「誇り」が現れている。

芦屋にある【 大利昭文堂 】、優しい本屋さんなのだ。

                      ケルビーノ
                           Photo_289

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【 「 夙川書店 」 (西宮市) 】

2007-07-05 09:51:22 | 15 書店


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たくさんの人々で賑わう街、西宮、夙川。

ハイセンスでオシャレな人々が闊歩するこの街で、本屋を
開いて80年。今の場所に移ってからでも、もう30年。
阪急夙川駅前にある【 夙川書店 】は、地域に密着
したサービスを心掛けているという、街の本屋さんだ。

女性客や年配のお客さんが多いということもあり、
店内には雑誌や趣味の本、街の情報誌を始めとした、
“お客さんが求めている本”がズラリと並ぶ。
また、お店の側から「これは読んでもらいたい」という
ような、文学作品も。


・・そう、この店では、特に文庫が充実している。

定番の売れ筋のもの(司馬遼太郎さんや池波正太郎さん、
スティーブン・キングやポール・オースター・・などなど)
だけではなくて、この店を訪れるお客さんのあらゆる
ニーズに応えられるように、出来る限り、多くの本を
取り揃えることを心掛けているという。

「でも」、やはりスペースの問題もあり、店内の全ての本を
店でセレクトしたもので揃えることは出来ないのだと。

だから、常に同じものを置くのではなく、少しずつでも
商品を回転させていくことを心掛けているという。

お客さんがいつこの店を訪れても、いつも新しい発見を
してもらえるように。

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店主さんは言う。

「この辺りは、昔は駅前の商店街だったんです。活気に
あふれて、人が集まってくる場所。それが今では、人と
人とのつながりが希薄になってしまっている。それが、
寂しいんです。」

品揃えも、ベストセラーや新刊本では、大型書店には
絶対に勝てない。だからこそ、大型書店では出来ない、
街の本屋ならではの強みを大切にしていきたいのだと。

人と人とのつながり、ぬくもりを。

それこそが、夙川の街の本屋さん、【 夙川書店 】の一番
のこだわりなのだろう。

                        ケルビーノ
                             Photo_289    

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【 「 扇文堂書店 」 (神戸市) 】

2007-07-04 12:01:33 | 15 書店


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明るい陽光、強い陽射し。青い空と、そよぐ風。
梅雨の合間の晴れた午後、夏はもうすぐだ。

ふと、遠くから聞こえてくる、子どもたちの笑い声。
チリンチリンと鳴り響く、自転車の鈴の音。

平和な、街の風景なのだ。


ここは神戸、青木にある【 扇文堂書店 】。
開店以来34年間、地域の人々との交流を大切に
してきたという、街の本屋さんだ。

ここは、いつもたくさんの人々が集まってくるお店。

近所に住むおばちゃんたち、子ども連れのお母さん、
学生さん、近くのお店の店主さん、そして通りすがりに
店をのぞき込んでいく、小さな白い猫クンまで。。

そんなたくさんの人々に支えられてきたと、店主さんは言う。


店内には女性誌を始めとする雑誌類、趣味の本、
旅行、文芸書、コミックまで、お客さんのニーズに
合わせた多くの本たちが、所狭しと並べられている。

「誰もに、気軽に訪れてもらいたい。」

店主さんのそんな思いから、いつも開かれている扉。
外の景色と街が奏でる音響が、この店のあたたかい
空気を作り上げているのだ。

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店主さんは言う。

「出来る限り、お客さんが求めるものを揃えたいんです。」

手に入らない本や、お客さんが分からない本を、一緒
に探して、調べて、提供していきたいと。

そうやって、お客さんにとってこの場所が安らぎの空間
になればいい。

それこそが【 扇文堂書店 】の一番の願いなのだ。

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                        ケルビーノ
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【 古本とジャズ 「 口笛文庫 」 (神戸市) 】

2007-07-03 11:42:13 | 15 書店


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「古本と、JAZZ」。

何て、渋いネーミングなのだろう。
【 口笛文庫 】という店名も、粋でカッコイイ。

陽光が差し込む明るい店内で、こだわりある古本を
ゆっくりと選ぶ。ゆるやかに流れる、JAZZをBGMにして。


ここは神戸、六甲にある【 口笛文庫 】というお店。
店内には、何度でも読める書籍や美しい本、資料としても
使えるような、珍しい本たちがズラリと並べられている。

女性や子どものお客さんも多いということもあり、マンガ
やアダルト系の本は置かないようにしているのだと。

店主、尾内さんのセレクトが光る、こだわりの古本屋
さんなのだ。

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尾内さんは言う。

「古本屋・・というと、怖いオヤジが座っていて、少し
店に入りにくいイメージがあるかもしれないけれど、
そうではなく、誰もが気軽に足を運べるような空間を
作りたいんです。」

そうなのだ、その尾内さんのコトバ通り、この場所は
まさに気楽で、安らかな空気が流れるお店。

実際、取材中にもたくさんの人々がこの店を訪れていた。
みんな気軽に、瞳をキラキラ輝かせて。

近所に住むおばあさん、散歩中のおじいさん。
大学に通う学生さんたち、美しくてオシャレな外国人。
子ども連れのお母さん、そして学校帰りの小学生まで。。

「こんな本があるのか!」
「珍しくて楽しそうな本・・読んでみたい!」

そんな風に、見ているだけで楽しくて、読んだ後に心に
残るような味わい深い書籍が、店内にあふれているのだ。

一冊一冊見ていくだけでも、ウキウキ胸が高鳴ってくる。

そして、もう一つ。

店名に掲げている通り、JAZZにもこだわりを見せる。

「古本には JAZZ が似合う」と笑う、尾内さんの信念通り、
店内にゆったり流れるJAZZミュージック。
古本と共に、JAZZのCDも販売しているという。


尾内さんは言う。

「JAZZが流れる、昔ながらの街の古本屋を目指したい」と。

街中にあるような、オシャレな店を目指すのではなくて、
地域に密着していて、いつも自然とそこにある存在。

そんなお店にしていきたいのだと。

地域と、そして人への愛情が光る、まさにこだわりの
古本屋さんなのだ。

                         ケルビーノ
                             Photo_289

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    「 口笛文庫 」 ホームページ  
    http://homepage2.nifty.com/kuchibue-bunko/
 

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【 「 エミール書房 」 (神戸市) 】

2007-07-03 10:36:53 | 15 書店


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【 エミール 】とは、スペイン語で“生きる喜び”という
意味のコトバ。

まさにその名の通り、地域の人々に生きる喜びを感じて
もらいたい。本と、そして人とのつながりを通じて。

そんな想いを込めて、店名に“エミール”と名付けたの
だという。

ここは神戸、東灘にある【 エミール書房 】というお店。
開店以来22年間、地域の人々と一緒に歩んできたと
いう、街の本屋さんだ。

店内には、文芸書、文庫、コミック、雑誌を始めと
する、お客さんのニーズに合わせた本たちがズラリと
並べられている。

そう、この店では特に文庫が充実している。

売れ筋の作家の本はもちろんのこと、今では古典
扱いされるような、名作文学作品まで。

本好きの人からしてみると、たまらないセレクトの
小説が棚いっぱいに並ぶ。

井上靖、三島由紀夫、安部公房、遠藤周作、森鴎外、
川端康成、志賀直哉、島崎藤村、夏目漱石・・。

昔はどこの本屋さんにも置いてあった、名作の数々。

それが、今はあまり売れないという理由で、置かれ
なくなったお店も多いのだという。

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店主、堀渕さんは言う。

「昔は書店というものは、地域に密着して、その土地の
人々と楽しく会話が出来る場所だったんです。」

それが、今は大型書店やコンビニなどに流されて、人
同士のコミュニケーションが希薄になっている。

・・それが寂しい、と。

そうだ、その通りなのだ。

昔は分からない本があれば、その度に近くの本屋さん
に行って、聞いてみたものだ。
大抵のことは、店のおっちゃんが教えてくれたものだし、
何よりも、また新しい“何か”を発見する楽しさがあった。

だからこそ、街の本屋さんはいつまでも存在していか
なくてはいけない。地域に密着して。


まっすぐな強い瞳で、堀渕さんは続ける。

いつまでもこの場所で、お客さんの求めるものをカタチ
にし続けていきたい、と。

ジャンルや流行にはこだわらずに、お客さんのニーズ
に合わせてセレクトする本屋さんとして。

それこそが【 エミール書房 】の何よりも大きな願いなのだ。


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                       ケルビーノ
                            Photo_289     


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【 「 ブックフォーラム王子公園店 」 (神戸市) 】

2007-07-02 11:04:48 | 15 書店


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【 ブックフォーラム王子公園店 】。

ここは、開店以来32年に渡って、地域の人々の
ニーズに応え続けてきた、街の本屋さんだ。


阪急王子公園駅を南に出て、東へ歩く。この先には、
たくさんの人々の笑顔が集まる、水道橋筋商店街がある。
その入り口付近に、この本屋さんはあった。

地域に溶け込んだ、味わい深い古い建物。
1階には雑誌と文芸書、2階には児童書と学習参考書、
3階は1フロアーまるごとコミックコーナーとなっている。


店主、牧野さんは言う。

「昔は、この辺りは学生であふれていたんです。」

近くには葺合高校や松蔭女子高校、海星女子大学など
の学校があり、昔は学生が多く活気にあふれた街だった
のだという。

「でも」、今は学生も含めて、人が少なくなってしまった
と、牧野さんは寂しく話す。

何よりも、本を読む人が少なくなってしまったのだと。

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「今の若い子ら自身が本を読まなくなっているから、
自分らの子供にも物語を読む楽しさを教えられないん
やろうねぇ。。」

だからこそ、地域に密着したお店で、本を読む楽しさを
小さな子供に伝えていかなくてはいけないのだ。

美しいイラスト付きで、楽しいストーリーの、胸踊る物語を。
何よりも、自分たち自身が子どもの頃、ワクワクしながら
ページを繰っていたように。


そうやって、次の世代の子供たちに、本を読む楽しさを
伝えていくことこそ、街の本屋さんの持つ、大きな使命
なのだろう。

                        ケルビーノ
                             Photo_289   

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【 あなたの書架 「 コーナンブックス 」 (神戸市) 】

2007-06-28 10:39:05 | 15 書店


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神戸本山、甲南本通商店街にある【 コーナンブックス 】。
この店は1977年のオープン以来30年間、地域の人々
に愛され続けてきた、街の優しい本屋さんだ。

このお店には、小さい頃から何度となく訪れたことがある。
母と、祖父母と、そしてまだ幼かった弟と一緒にも。
この店に来るといつも看板娘・・ならぬ、可愛い看板猫が
迎えてくれた。

そんな優しい空気は今も変わらず、この場所にゆったりと
流れている。 ― それが、嬉しい。


明るい雰囲気の店内には、お客さんのニーズに合わせた、
たくさんの本、雑誌がズラリと並べられている。

街中の大型書店で売れるからといって、このお店で売れる
訳ではない。お客さんや、地域の特性があるから。

だからこそ、流行りの話題書だけじゃなくて、お客さんに
合わせた本のセレクトを心掛けているのだという。
決して、売れ行きベスト10などにはこだわらずに。


【 コーナンブックス 】のこだわり。

それは、誰もが気軽に店を訪れるように、柔らかくて
優しい空気を作り上げること。

この店を訪れる人々みんなを、大切にしていきたいから。

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ニコニコ笑う、可愛いおかあさんの人柄に惹かれて、
この店にはいつもたくさんの人々がやって来る。

近くの店の店主さん、おばあさん、おじいさん。
幼稚園帰りの“ボク”や、主婦、学生、サラリーマンまで。

「そんな地域のみんなにとって、心安らぐ場所で在りたい。」

本を買うためだけに訪れるんじゃなくて、世間話を
しに来るお客さんや、会社帰りに必ず立ち寄る人まで。


大きい書店には出来なくて、街の本屋さんだからこそ
出来る、地域の人々にとって心地よい空気、雰囲気を。

それこそが【 コーナンブックス 】が願う、理想の本屋さん
なのだ。
                     ケルビーノ
                        Photo_289   

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【 新開地の老舗書店 「 神文館 本店 」 (神戸市) 】

2007-06-26 17:31:11 | 15 書店


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神戸、新開地にある本屋さん【 神文館 本店 】。

昭和20年代の開店以来60年以上、地域に密着して
営業を続けてきた、老舗の本屋さんだ。

新開地駅前にある【 神文館 メトロ店 】と同じ様に、
毎日たくさんの人々がこの店を訪れる。
「何か良い本は無いかなぁ」と、瞳をキラキラ輝かせて。


そう、店内にはコミック、雑誌を始めとする“街の本屋さん”
ならではの視点でセレクトされた、数多くの本が棚いっぱい
に並べられている。

中には、日本全国でもこの店とメトロ店でしか買えないと
いう貴重な本、【 湊川、新開地ガイドブック 】も。


神戸、新開地にある「神戸アートビレッジセンター」が
発行したという、【 湊川、新開地ガイドブック 】。
この本は、実は隠れたベストセラーなのだという。

新開地、湊川の歴史。
地元情報、そして隠れた名店、銘店紹介。
地元の人々ならではの視点で書かれた地域情報。
美味しそうな店、楽しい街の裏情報。

カラフルで楽しくて、読んでいるだけで、この街のことを
もっと知りたくなってくるのだ。

この【 湊川、新開地ガイドブック 】。
カラフルでしっかりとした製本なのだけれど、この本には
ISBNコードがなく、一般の書店流通もしていない。

そんな、大型書店には置いていないような、隠れた良本、
名著も取り扱っていきたいのだという。

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店員さんは言う。

「出版業界自体、未来は明るい気はしないのだけれど、
本というものには、やっぱり本の良さがあるんです。」

だからこそ、いつまでも“新開地”という小さな街で、
地域に密着した本屋さんで在り続けたいのだと。

本や雑誌を、もっと身近に感じてもらえるように。


そのために出来ることを、一つずつしっかりと見極めて、
これからもずっとこの場所でお店を続けていきたい。

それこそが【 神文館 】の大きな目標の一つなのだという。

                    ケルビーノ

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    「 神文館 メトロ店 」 のページへ≫  

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【 街の優しい本屋さん 「 神文館 メトロ店 」 (神戸市) 】

2007-06-26 13:07:32 | 15 書店


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神戸、新開地。活気あふれる、賑やかな街。

小さな映画館があって、演劇場があって、床屋があって、
本屋があって、雷オヤジがいて、元気なオバチャンがいて、
そして、子どもの歓声と笑い声が響く街。

そう、人々の笑顔がまぶしい、華やかな場所。

「私が小さい頃、新開地はそんな明るい街だったんです。」

神文館の店主、廣瀬さんは、そう言って寂しく笑う。

「だからこそ」、この街、新開地を人がどんどん集まって
くる、活気あふれる場所にしたいのだと。
いつの時代も、みんなが一緒に笑い合って、支え合える
優しい街で在るように。

それこそが、廣瀬さんの一番の願いなのだという。

ここは神戸、新開地駅前にある【 神文館 】というお店。
開店以来35年間、人々の求めるものをカタチにすることに
こだわってきた、“街の本屋さん”だ。

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店内には雑誌、文芸書、旅行案内本を始め、たくさんの
ジャンルの本、そして『神戸アートビレッジセンター』発行の
ここでしか買えないという「湊川、新開地ガイドブック」まで。
多種多様な本、雑誌がいっぱいに並べられている。

珍しい本、面白そうな本もたくさんあって、どれから
見ていこうか、迷ってしまう。

大型書店にはない、“街の本屋”ならではの味わいなのだ。


廣瀬さんは言う。

「地域のお客さんを、ずっと大切にしていきたい」と。

大手の書店では出来ない、街の本屋だからこそ出来る、
人と人との心の触れ合いを守り続けていきたい。

そう、お客さんに気安く声をかけてもらえるような明るい
雰囲気のお店で、顔を見て、好みを覚えて、お客さん一人
ひとりが求める本を揃えておくということ。

「そうやって、地域に密着した本屋として、訪れた人みんな
の笑顔を演出できる存在になれたらいいね。」

そう言いかけて、ふと、気づいたように廣瀬さんは言う。

「いやいや、絶対にそんな本屋にならんとあかん。」


そうなのだ。まさしく、その通り。

この街にいる一人ひとりが、目的を持ってみんなでこの
街を盛り上げていかなくちゃいけない。

そんなことを気付かせてくれた、街の優しい本屋さんなのだ。

                     ケルビーノ

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      「 神文館 本店 」 のページへ≫  

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