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こだわりのお店

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【 「 Book Store ノベラ 」 (西宮市) 】

2007-08-06 11:08:08 | 15 書店


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「やっぱり、ハートなんです、大切なことは。」

【 Book Store ノベラ 】の奥様は、まっすぐな瞳でそう話す。

言ってしまえば、本や雑誌は、どこで買っても同じなのだ。
値段も変わらないし、どうせ買うのなら、品揃えの多い店で
買った方がいいと思うだろう。
そんな中、あえてこの店で購入してくれるお客さんが居ること。
そのイミを、しっかりと受け止めていきたいのだと。
どんなに時が流れても、当たり前のことだとは思わずに。

そう、お客さん一人一人を大切にしたいから。

だからこそ、いつ、誰がこの店を訪れても、「心地よい」と
思える空間を作りたい。
アットホームであたたかい、優しい空気が流れる店を。

それこそが、この店の一番の願いなのだ。

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ここは西宮、門戸厄神にある【 Book Store ノベラ 】。
誰もが気軽に足を運べる、あたたかい空気に満ちあふ
れた、優しい街の本屋さんだ。

店内には、お客さんのニーズに合わせた、たくさんの本、
雑誌がズラリと並べられている。

場所柄、上品な女性のお客さんが多いということもあり、
女性誌や趣味、実用書、NHK講座のテキストまで、女性
の求めるものに合わせたセレクトも心掛けているという。

小さな子どもから学生さん、主婦、サラリーマン、年配の
方まで、一人一人のお客さんを大切にしたい。

そんな想いが、店内にあふれているのだ。

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【 ノベラ 】で働く、店員さんは言う。

「ここは地域密着型のお店なので、やっぱり常連のお客さん
が多いんです。だからこそ、お客さん一人一人の顔を思い
浮かべながら、いま、何が求められているのかをイメージ
してのセレクトを心掛けています。」

お客さんのニーズに合った、売れ筋の本やベストセラーも。
そして、「あの人は、こんな本が欲しいんじゃないかな?」
そんな優しい本選びまで。

「そうやって、一人一人のお客さんをイメージしていくこと
こそ、何よりも大切なことだと思うのです。」

・・大切なことは、ハートですから。


そうなのだ、まさしくその通り。

「あたたかくて、誰もがホッとする空間」。

そう、そんな優しい雰囲気に誘われて、毎日たくさんの人々
がこの店を訪れるのだろう。

今日も明日も明後日も、ずっと、変わらずに。

                            ケルビーノ

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【 古本屋フォーエバー 】

2007-08-02 10:22:25 | 15 書店


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「古本屋」・・と聞いて、あなたは何をイメージするだろうか。

昔ながらの、街の古本屋・・をイメージする人は少ない。
大抵の人は、大型チェーンやら何やら・・を想像するに違いない。

それは、珍しいことではないのだ。

今の時代では、至極当たり前のこと。

でもお前ら、そのままでいいのか?と、俺は聞きたい。

神戸、元町にある【 ちんき堂 】の店主、戸川さんは
まっすぐな強い瞳でそう話す。

・・一見、怖そうにも見える、この戸川さん。
でも、実は熱いハートを持った“イカス”男なのだ。


戸川さんは言う。

大型チェーンやら何やら・・は、古本屋じゃない。
古本屋とは、全ジャンルを揃えているところでは無いのだ。

置かれている本に、個人の店主の趣味が現れているお店。
それこそが“古本屋”なのだ。

ある意味、専門化されているけれど、こだわりばかりを出す
訳にはいかない。

「店主はこだわっているけれど、店にこだわりは見つけにくい。」

・・そう、これがキィ・ワードなのだ。


古本を探しに来る人間には、大きく分けて2種類の人がいる。
特別珍しいものを欲しがっている人間と、どうでもいいような
ものを欲しがっている人間の2種類。

もちろん、大多数はそんな中間層のお客さんだ。

だからこそ、こだわりを持って、マニアックになり過ぎても
いけない。中間層のお客さんをターゲットに考えている
以上、雑多に色んなもので溢れていて、その中から珍しい
もの、掘り出し物をゲットしてもらいたい。

そんな思いを持って、本を選んでいるという。


戸川さんは、ゆっくり続ける。

「中庸というか、こだわりたくないのよ、あんまりね。」

好きなものはもちろん置くけれど、あえて自分から縛りを
作りたくはないのだと。

何でもそうだとは思うのだけれど、「面白い」と思うものは
すぐに動いてしまうから、“売れる”ものは常に無いことに
なる。

いま、ネットやなんやと言われているけれど、そういう意味
で言うと、本当の意味での本屋が少なくなってしまった。

・・もちろん、古本屋も。。


「だからこそ、ある意味、意地で続けているところもあるんや。」

その戸川さんの言葉にこそ、今の片寄った世の中への
怒り、そして古本への熱い想いが込められているのだ。


・・そうやで、戸川さん!大型チェーンに負けたらあかん。

一緒に、この素晴らしい古本の世界を盛り立てていきましょう!
私の大好きな、この【 ちんき堂 】というお店と一緒に。。

                           ケルビーノ


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【 元気な古本 「 ちんき堂 」 (神戸市) 】

2007-08-02 10:01:51 | 15 書店


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神戸元町、穴門商店街にある【 ちんき堂 】は、雰囲気と
空気感を何よりも大切にしているという、粋な古本屋だ。

「この場所が、駄菓子屋のような存在になればいい。」

店主、戸川さんのそんな思いから、あくまでも人間関係を
重視したお店作りを心掛けているという。
お客さんに媚びることなく、でも分かり合える人とは
しっかりとした関係を築いていきたい。
決して、誰でも彼でも受け入れるのではなくて。
常に対等でピリリとした空気も、大切なことなのだから。

人々が自然と集まってきて、自然と会話が生まれる場所に。
そして、本をきっかけに生まれる出会い、会話と笑顔、
不思議な人のつながりまで。

それこそが、戸川さんの思い描く“古本屋”像なのだ。

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店内には“元気”で、かつ、お洒落、そして少しお下劣な、
たくさんの古本たちがズラリと並べられている。

文芸書から漫画、「QJ」を始めとする、こだわり雑誌。
「本の雑誌」、古いお下劣本まで、多種多様な古本たちが。

どこに何が置かれてあるか、分からない。

思わず「あっ」と思えるような、珍しくて、楽しい本が隠され
ていることも。
そうやって一冊ずつ、宝探しをするようにじっくり見ていく
こと、それが楽しい。

マニアックじゃないけれど、だからといって一般的な店でもない。

・・そう、楽しいのだ。

頭を空っぽにして、何か掘り出し物は無いかと、ゆっくり
見ていく内に、自分が何を求めているのか「はっ」と見えて
くることもある。これこそが、古本を探す醍醐味なのだろう。

値段も、魅力的。
「この本がこんな値段で手に入るのか!」、思わずそんな
ことを思ってしまう、良心的な値段で並べられた本たち。
お小遣い(?)を気にしないで、ゆっくりと古本の世界に
浸っていられるのも、嬉しいことだ。

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戸川さんは言う。

「こだわりは、ない。」

この仕事は、何かにこだわっていたら成り立たないもの。
長く続ければ続けるほど、難しいものなのだ。

最近では、いい加減な大型の古本チェーンも台頭し、
こだわりなんて見えない、そんな店が多すぎる世の中。
見えてくるのは、あくまでもカネの匂いと、商売の香り。

もちろん、生きていくためにお金は必要なのだけれど、
でも、そうじゃないだろう?
お前ら、何か見落としちゃいないかい?

そんな風にして、今の曲がった世の中に、言いたいことが
たくさんあるのだと戸川さんは言う。


・・戸川さん、大切なことって、何ですか。

最後に、聞いてみた。

ニヤリと笑って、戸川さんは言う。

「大切なことは、こだわりちゃうで。基準やな。」

そうなのだ、基準だ。

ひとりひとりが、しっかりと自分の基準を持って生きていく
こと、それこそが何よりも大切なことなのだ。

                     ケルビーノ

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【 「 井戸書店 」 (神戸市) 】

2007-07-30 10:38:20 | 15 書店


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神戸須磨区、板宿を歩く。

この街に来るのも、久し振りだ。
学生の頃は、クラブの試合などで板宿付近の学校へは
よく訪れていたのだけれど、大人になった今となっては、
来る機会も少なくなってしまった。

いつ来ても活気にあふれていて、人々の笑い声が響く街。
それが、私が持つこの街のイメージなのだ。


そんな、国道に面した駅前の一角に、昔ながらの一軒の
本屋さんがある。

店名は、【 井戸書店 】。
戦後すぐ、古本屋からスタートしたというこのお店は、
創業以来ずっと変わらず、街の人々の「あったらいいな」
をカタチにし続けてきた、優しい街の本屋さんだ。

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店内には、雑誌、趣味、文芸を始めとする、お客さんの
ニーズに合わせた、たくさんの本たちがズラリと並ぶ。
中には、一冊ずつ店主さんの目で選ばれた「お客さんに
読んでもらいたい」、お店からの提案棚も。

この棚が、また面白いのだ。

他所の本屋さんには無いような、テーマに沿ったセレクト
で揃えられた、たくさんの本たち。
実は読んでいく内に、全てがつながるようにとの信念を
持った選択で選ばれているのだという。

テーマは、「すべては人間学から始まる」。

・・見ただけで、ワクワクしてくるようなテーマじゃないか。

「この棚の本を読んでもらえたら、【 井戸書店 】という
お店のスタンスを分かってもらえると思います。」

店主、森さんは、そう言って胸を張る。

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言葉、文学、人をどう育てるか、健康、呼吸、医療、エコ、
環境、思想、生き方、生き様まで・・テーマに沿って、少し
ずつ関連付けられた本が、ジャンル毎に並べられている。

「地域の中で本屋さんをするからには、やっぱり、売れ筋
だけを揃えるんじゃなくて、自分たちの主張は何なのか、
お客さんに提案していくことも大切だと思うんです。」

人ひとりが見れるものなんて限られているから、選択肢を
増やしていって、ひとりひとりにとって、また新しい世界
を広げていってもらえるように。

この棚から、一冊の本とめぐり逢って興味を持って、その
隣にある本を手に取る。そしてまた次の本へ。
そうやって、たくさんの新しい世界が広がっていき、幅広く、
深みのある人間になっていく。

【 井戸書店 】の、熱い想いが伝わってくるのだ。

                     ケルビーノ
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【 「隆祥館書店」  (大阪市) 】

2007-07-17 15:04:18 | 15 書店


町の中の小さな大書店発見!

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ここは、長堀通り谷町筋と上町筋のちょうど中間に
位置する、この地で50年営業している、「隆祥館書店」

わずか15坪の店ではあるけれど、きれいな店長が
レジにいていつも活気に溢れている。
「毎日200~250人のお客様が来店されます、
その一人一人に声を掛け、コミュニケーションを
とる様心がけています。」と二村さんは言う。

この二村さんは只者ではない、店では取締役営業部長
二村 知子の肩書きを持ち。
かたや小学校からシンクロナイズドスイミングを始め
全日本選手権優勝という輝かしい実績を持つ。
以前は子供たちに教えジュニアーオリンピック選手も
育てた。
現在は30代以上の女性を対象にマスターズシンクロを
教えている。

このバイタリティーを書店でも生かし、雑誌「LEON」
(中年男性をターゲットにした、《モテるオヤジ》・《ちょい
不良(わる)オヤジ》を流行させた雑誌。)
は在阪大型
書店を寄せ付けない販売で大阪で一番の売上げを
上げた。

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「名前を知らなくてもお客様の趣味・趣向を覚えていて、
来店時には『はい、これ!』と前回買われた雑誌を
差し出すと、『何で判るの?』ってお客様がビックリ
される顔を見るのが楽しい」二村さん。

「小さな書店が大きな書店に勝つには、大書店では
出来ないサービスを心掛けないと飲み込まれてしまう。」

「個人商店や企業へもコミック1冊から配達しています。」
と言う。

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私の好きな自動車に関する雑誌も豊富で、
こんな書店が
家の近くにあれば良いなと思うのは、私だけかな?

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【 「 千種書房 」 (西宮市) 】

2007-07-13 12:05:58 | 15 書店


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「子どもには、良い本を与えたい。」

ただ読んで面白い、だけじゃなくて、読みながら想像を
ふくらませて、ワクワク、ドキドキできるような本を。

そんな想いから、この店では出版社とじっくり話し合い
ながら、一冊一冊、本をセレクトしていくことを心掛け
ているという。

次世代の子どもたちにぜひ読んでもらいたい、胸躍る
ような良書、童話、児童書を。

小さい内から、本と気軽に付き合ってもらいたいから。
それこそが、このお店の優しい願いなのだ。


もちろん、雑誌や一般書も豊富に取り揃えている。

流行に流されるだけじゃなくて、あくまでも、お客さんが
楽しめるような、ニーズに合わせたセレクトとして。


そうなのだ。大切なことは、地域に密着した“街の本屋さん”
として在り続けること。

訪れた誰もが「何か良い本は無いかなぁ?」、そう言って
気軽に相談できるような、明るい雰囲気、優しい空気作り
にこだわっているのだという。

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ここは西宮、苦楽園にある【 千種書房 】というお店。

「読書は、最高の投資です。」

創業以来40年に渡って、ずっと掲げ続けてきたこの言葉
を今も変わらず守り続けている、街の本屋さんだ。


・・本を読むこと。

それは今まで知らなかった、新しい世界が広がってくるもの。
そして、その時に得た知識が、思いもよらない場所で生きて
くることもある。

そんな本を読む楽しさと感動を、もっと多くの人に伝えて
いきたい。その想いこそ、この店の一番の願いなのだ。


【 千種書房 】の藤井さんは言う。

もっと本を読んで欲しい、たくさんの人に。
そして、たくさんの子どもたちに。

決して無理することなく、楽しい、自分への投資として。

だからこそ、誰もが気軽に本と出逢えるような雰囲気を作る
ことが、街の本屋さんの命題になってくるのだ。

流行の本のように、読んで捨てられてしまう本ばかりじゃ
なくて、お客さんの記憶にいつまでも残るような本を知って
もらいたい。


「そうやって、次の世代の子どもたちにも、本を読む喜び、
感動を与えていきたいと思います。」

優しい本屋さん、なのだ。

                        ケルビーノ
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【 「ダイハン書房」 (高槻市) 】

2007-07-12 16:55:52 | 15 書店


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「地域密着型の書店として、品揃えをしています。
この店は、20~30代の女性客が多いので、女性
雑誌コーナーを充実させています。」と店長

店内は通路を広く取り、コミックコーナーや文庫コーナー
新刊書コーナーが見やすく配置され、どこからでも
店内へ入れる様になっている。

ここは阪急高槻市駅に直結している、ミングの2Fにある
「ダイハン書房」。

改札を出て30秒で到着する、品揃えも豊富で学校の
帰り、会社帰りに便利なお店です。

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「ダイハン書房」では書店では珍しい、ポイント制を
いち早く導入しているので、リピート率が高まって
いると言う。

「コミック一冊でも、お取り寄せしますので、お気軽に
声を掛けて下さい。」
と店長は言う。

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【 「サノヤ書店」 (茨木市) 】

2007-07-12 15:37:29 | 15 書店

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JR茨木駅前、茨木ショップタウン2Fで1970年の
大阪万博の時より営業している「サノヤ書店」は
開店当初から岩波新書に力を入れ、在庫も豊富に
揃えているが、最近は往年の読者が減り、本当の
本を読める人が少なくなってきたと話す。

また、「大型書店に客を取られ地域に密着した本屋
が減ってきた、これから高齢化の時代年寄りが遠くの
本屋まで出かけて行くのも大変だ、最近はネットでも
本が買えるが、本当に本の好きな人は、書店に出かけ
て自分の目で見て探して買う。だから、出来るだけ
この地で頑張って行きますよ。」
と話す。

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「これからも、店側からお客さんに読んでもらいたい
本を提案していきたい。」とも言う。


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【 「周文堂書店」 (大阪市) 】

2007-07-12 15:30:27 | 15 書店

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JR・京阪京橋駅近くの新京橋商店街で先代より
50年以上営業してきた本店と本の多様化で手狭
になったので、12年前に京橋中央商店街の中に
2店舗を開店し営業している周文堂書店。

場所柄主婦が多いので、料理に関する本が充実
している。

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「最近の大型書店には遠く及ばないが、私なりに
少量・多品種の品揃えを心がけている。」
と、岡本社長は話す。

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本店は社長が奥さんに自由に店作りを任せ、昨年
リニュアールし黒を基調にした木の香りがする落ち
着いた雰囲気で、店の前半分が雑誌を中心にした
書店で、後ろ半分が自然食品・自然派化粧品の
店舗になっている。

「お客さんが健康で長生きしていただけるように、
健康に関して色々考えていった結果現在のこの店
になってしまった。まだまだ途中経過ですけど、
お客さんに色々と提案していきたい。」
と、奥さんは目を輝かせて話していた。


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【 「 ブックハーバーたじま 」 (西宮市) 】

2007-07-11 12:13:19 | 15 書店


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中学一年の頃に、黒山さんは一冊の本と出会った。

大した本ではない。どこにでもあるような、一冊の本。
何気ない気持ちで読み始めたのだけれど、あっという
間に物語に引き込まれ、そして後には大きな余韻が
残ったのだという。

あれは、まさにめぐり逢い。
それまで、本嫌いだった自分に、あの一冊が新しい
世界を教えてくれた。

・・扉が、開いた。

まさにその時から、本を読む楽しさを知ったのだと。

「だからこそ」と、黒山さんは言う。

かつての自分があの“一冊”にめぐり逢えたように、
この街のたくさんの人々に「最初の一冊」を読む
きっかけを与えていきたい、と。

それこそが、店長、黒山さんの一番の想いなのだ。


ここは西宮、苦楽園にある【 ブックハーバーたじま 】。
決して、流行だけに流されることなく、人と本との出逢い
を演出することにこだわった、街の本屋さんだ。

店内には、黒山さんが「良いな」と思える本を中心に、
雑誌、実用書、文芸作品まで、お客さんのニーズに合わ
せた本たちが、ズラリと並べられている。

「流行りのもの」と、「お客さんのニーズに合わせた本」、
そして「お店側から提案していくもの」まで、このお店では、
常にこの“3つ”を軸に本を取り揃えているのだという。

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「ここは大型書店じゃないので」、売れ筋の本は入りにくい。

だからこそ、この店ならではの特色を出していきたい、と。

売れているものだけに頼らないようにしながら、お客さん
との会話、言葉、行動、そして新聞、TVまで・・、あらゆる
ことに目を向けていかなくてはいけないのだ。

何よりも、お客さんが求めるモノを取り揃えていくために。


まっすぐな、強い瞳で黒山さんは言う。

「やっぱり、“始めの一冊”はとても大切なんです。」

自分の心に残る、そんな“一冊”にいつ出会うか、いつ
出会えるのか?

いつも、お客さんと真正面から向き合いながら、人々
が求めるものと、ニーズに合ったものを提案していく。

「そうやって、多くの人に本というものを気楽に楽しんで
もらえたらいい、そう思っているんです。」

それこそが街の本屋さんが担うべき、大きな使命なのだろう。

                       ケルビーノ
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