洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

Hero's

2005-09-08 | プロレス・格闘技
日本代表の試合を見た後で「Hero's」を見る。
まだこのイベントにはプライドのようなゾクゾク感を伴った期待感はないものの、内容的にはかなり面白かった。
期待値マックスで肩すかしをくらったこの前のプライドミドル級GPより遙かに良かったと思う(もちろんミルコvsヒョードルは別)。
その中で特に良かったのが、またしてもなのだが、
彼はひょっとすると名勝負製造機なのかもしれない。
宇野との試合も非常に見所が多く、間違いなくこの日のベストバウトである。
グラップラーとのカードなら、ハズレなく良い試合をしそうだ。

それに引き替え、キッドの試合が面白くないのはちょっと気がかり。
魔娑斗が反逆のカリスマと言われているが、そのコピーはキッドにこそ相応しいと思うし、彼は主役タイプではなく、主役に対して牙をむくことで光るタイプのような気がする。
なので魔娑斗のような存在が「Hero's」に居れば、キッドがより輝きを増し、非常に魅力的なイベントと成り得るのだが、残念ながらそんな選手はそうそういない。
レミーに期待したものの、あっさり負けやがるし、須藤も、本職に戻った途端にK-1時の輝きはどこへやら、わりと凡庸な総合格闘家にしか映らなくなってしまった。

よくよく見渡すと、「Hero's」なのに、ヒーローに向かっていくことで輝きを放つタイプの選手ばかりが集まってるような気がする。
そうなると、強さが分かり易く伝わり、なおかつキャラ立ちするエース級の強豪外国人選手をモノに出来るかどうか。
アンチヒーローな日本人選手達を光らせる、そんな選手がいれば「Hero's」は凄いことになりそうなのだが・・・・。

最新の画像もっと見る