洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

モーラ・オコンネル

2004-10-19 | CD
Maura O'connel / Just In Time

 アイルランドの元トラッドシンガーの88年の1st(厳密に言えば2nd)。ジャケットで分かるように、容姿とかはアレなんだけど内容は非常に素晴らしい。カテゴリーとしてはトラッド/フォーク/ポップって括りになるのだろうが、ジャズありカントリーありビートルズあり。

 とにかく選曲が抜群。ビートルズのカバーはなんと「I Will」。他のアルバムでは「For No One」までやっている。非常に琴線に触れてるぞ。あと、2ndでの Tom Waits 「Broken Bicycle」のカバーなどは哀愁漂いすぎである。

 後のアルバムは段々とカントリー寄りになっていく。3rdあたりからがかなり顕著だ。なので、原点であるアイリッシュトラッドっぽさが味わえるのはコレが一番であるし、そのトラッド風味の楽曲が抜群にいいのである(④⑥⑦⑨あたり)。全身脱力な心地良さ。

 それに②は恐るべきことにあの「愛の賛歌」である。しかもこれがまたイイ。トラッドの⑥のアカペラもよいぞ(コレ、日本人の歌でCMに使われてる曲。Water Is Wide)。

 繰り返しますがジャケットは酷いが(昔の日本盤はもっと最悪)、素晴らしいアルバム!なのである。

                   

 
Maura O'connel

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2 コメント

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そうなんですよね (キタガワ)
2004-10-20 07:51:00
僕も以前買ったのですが、もうだいぶネオカントリーよりになってて、これじゃアイリッシュの意味がないなと思って聴くのやめました。

ドブロのジェリーダグラスとか参加してて、悪くは無かったんですけどね。

でもこれは気になりますね。

というかモーラ・オコンネルも聴くんですね!

幅が広いな~。
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Unknown (hera)
2004-10-20 13:20:09
 アイリッシュはU2のボノがクラナドと演った「In A Life Time」を聴いてから興味を持ちました。でもコテコテなトラッドはなんか文部省唱歌みたいであまり好きではないですね。コレはその辺のさじ加減が絶妙です。

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