There Is No Home / Dear Nora
ポートランドのインディポップバンド、ディア・ノラの去年リリースされた3rd。
ケイティ・ダヴィッドソンという女性を中心とした3人組で、彼女のひょうひょうとしたヴォーカルがなんとも魅力的である。
アコースティックポップソングではあるものの、一筋縄ではいかない実験性を内包しており、一連のフリーフォーク勢、特にココロジーなんかとは近い空気感がある。
メランコリックなポップネスと実験性、そして良い感じのズレ。
さりげなく予定調和を崩しつつ、ノーテンキ(弛緩)と緊張感が絶妙に共存している。
全16曲で45分。
ほとんどが2分台。
変化球主体なのにアルバムとしては非常にテンポが良くて聴き易く、かつ連投も利くというスグレモノ。
メランコリック+インディポップ+女性ヴォーカルのセットが好きならば、琴線に触れる可能性高し。特にメランコリックなトコロ。
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