富士川町から、中部横断道を南下しました。南アルプスの東側を走るこの自動車専用道路、ほとんどが無料区間でした。
途中、身延山ICで下道におり、身延山久遠寺に寄ってみました。
身延山久遠寺
富士川を渡って、山中に向ってどんどん進むと、
道はだんだん狭く、急になり、やがて、
立派な三門に着きました。
駐車場に車を止めて三門をくぐると、その先に、
長~い石段! 菩提悌(ぼだいてい)です。
奥さん 「・・・」
への次郎 「じゃ、上まで車で行こうかぁ」
引き返そうと振り向いた瞬間、
目の前を横切る大きな猿!
やや遅れて、20匹ほどの猿が修行僧のように列をなし、横切って行きました。
上の駐車場に止め、斜行エレベーターに乗って境内に入り、菩提悌の上に立つと、
本堂です。中に入って御本尊に合掌。天井の墨龍(ぼくりゅう)を見たあと、回廊に出ると、
日蓮を祀った祖師堂が目に入りました。
回廊を歩いてそちらに行き、日蓮に合掌。さらに進むと、
日本庭園の向こうに八角形をした御真骨堂が見え、ここでも合掌。
庭園を鑑賞していたら、読経の声がしてきたので行ってみると、若い僧侶たちでした。
しばらく読経を聞いたあと、引き返しました。
手前は大鐘楼。家康の側室お万の方が寄進した大鐘がつるされています。
その向こうに五重塔。
五重塔まで戻り、近くにある斜行エレベーターに乗って駐車場に降りました。
身延の山深い所にしつらえられた大規模な伽藍。宗派は違いますが、引き締まった気持ちになりました。
道の駅なんぶ
中部横断道をさらに下り、南部ICをおりたところに道の駅なんぶがありました。
ここのキャッチフレーズは「食のテーマパーク」。ここで遅いランチです。
奥さんはトロとろとろ丼(1600円)。中トロ、ビントロ、漬けまぐろ、ネギとろに赤身!
への次郎はもつ煮定食(850円)。山梨の旅を〆るにふさわしい郷土料理でした。
道の駅とみざわ
遅いランチでお腹を満たし、最後にやって来たのは道の駅とみざわです。
奥さん 「ロケットのような大きなタケノコ!」
への次郎 「ここはタケノコの産地だからね」
こちらは、山梨県の道の駅第1号。最初のページにスタンプ、ポン、ポン。
空がだんだん怪しくなっていました。なのでスタンプを押すだけとなりました。
一泊二日の山梨県の旅。
天候にはあまり恵まれませんでしたが、温泉につかり、山梨の美味しいものをいただき、貴重な文化財をいくつも見ることができました。
中身の濃い、二日間でした。