オレのブログ

ロックとイラストの大好きな、社会の底辺にいるチンケな一青年のブログです。
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裸の大将を見て思うこと

2015-09-01 19:00:41 | TV番組
 「裸の大将」事山下 清
さん
がペンで描いた絵が発見された。

山下清のペン画発見 「阪神パークで描いたゾウ」 兵庫

 山下 清氏といえば、貼り絵が有名で、子供の頃から馴染みの「裸の大将放浪記」でも必ず貼り絵を残して旅立つという定番のエンディングがあるわけだが(実際は現地で絵を残さないらしい)、テレビドラマに何度も取り上げられるなど、人々の記憶に残るほどかなり良い人というのが判る。

伊藤蘭さん 「裸の大将」 1981年


 実際の山下氏の肉声もあるわけだが、テレビドラマで見たのと一緒。
山下清 肉声


 裸の大将といえば、何と言ってもこの歌。この歌を聴くたびに何度も涙した記憶が鮮明に残っています。
【昭和のドラマ】 花王名人劇場 裸の大将 エンディング (芦屋雁之助さん)


 山下 清氏で欠かせない所と言えば、知的障害。幼い頃に発症した病気が原因で知的障害を患ったらしいが、それが絵画の才能に関係するようになり、上手い絵もサヴァン症候群特有の能力である為とも言われている。
 山下 清氏は心温まる人物であり、死後も人々に語り継がれるほど評価は高い。

 障害のある人が偏見に晒されて、「障害者=犯罪者」と言う論調が広まっている今日であるが、そういう論調は賛同できないし、確信もできない。
 「服役囚全体の4分の1が知的障害者である」と言う話も聞かれるが、その一方でロバート・K・レスラーとかの本では「アメリカにおける凶悪犯罪者の多くは知能指数が高い」と出ており、一概に決め付けることが出来ない。

 山下 清は1971年の7月に死にましたが、その9日前にはアメリカのロックバンド、ザ・ドアーズのヴォーカリストのジム・モリソンが死んでおり、死んだ年が同じという事で、ジムの例を出しておきます。

 詳しい経緯はこちらのサイト参照を願いたいのですが、ジムは山下 清と間逆に知能指数が高く、ニーチェやランボー等を愛読し、高校時代には教師を上回る知識を持っていて、バンド名の「ドアーズ」もウィリアム・ブレイクの詩の一説から引用されたのは有名な話。しかしその一方でトラブルが絶えず、大学に在学中にも同級生に口での脅しや挑発を常に行っており、人を不快にさせて行く為周囲から余り好かれていなかったそうです。更にはフットボールの試合に酒を飲んで乱入して逮捕され、ドアーズ結成後も観客を扇動してはステージをメチャクチャにし、警察に逮捕されてコンサートが中止になるというのが度々あったらしい。
 YouTubeに「the doors arrested on stage」と検索すると出てきます。

Jim Morrison Arrested in New Haven 1967


the doors jim morrisson arrested live in los angeles


 かの有名なマイアミ事件がその頂点だが、兎に角頭の良い人ほど常識外の言動に出る事が多く、犯罪に走る者も出てくるようです。

 まぁ、裸の大将は癒されるので、是非見ることをオススメします。


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