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世界に先駆けて高速通信規格「5G」を商用化した韓国で5Gの解約が増えている。サービス開始から1年半がたつのに、今もつながるエリアが限られ、売り物の「超高速」をなかなか体感できない。期待を裏切られた消費者がLTEに回帰しているのだ。(以下小見出しと抜粋)
■「超高速」体感できず
「契約の切り替えは手続きが面倒なのに、それでも5Gを解約するのは低品質と不十分なカバー率、高い料金体系に消費者がうんざりしているためだ」との指摘。
■しぼむ期待
「5Gで何が変わったかって? 電池の持ちが悪くなったことですかね」。ある男性は苦笑いする。端末の不具合かと思いメーカーのサービスセンターに持ち込んだところ「5GとLTEの切り替えにバッテリーを消耗するためで故障ではありません」と説明された。
■政治問題に発展
「遅くてつながらない」5Gは政治問題化しつつある。一部の加入者だけに補償金を支払うのではなく、加入者が広く補償を受けられるよう、政府が乗り出して対策をまとめるべきだとの主張もある。通信会社は消費者の不満にどう答えるのか。SKテレコムは「LTEの普及期も同じだった。全国の通信網を次世代に切り替えるには2~3年かかる。初期には不満の声も上がるので、加入者にはその旨告知をしている」と説明する。
■積極投資で不満解消を
各社は屋外の基地局設置を優先し、その後オフィスビルなど屋内の基地局を増やしてカバー率を高める計画だが、新型コロナウイルスの感染拡大もあり投資は計画からやや遅れているようだ。過去の通信規格の変遷をみれば、LTEから5Gの流れは不可逆だ。韓国の5G離れは長い目でみれば一時的な現象だろう。しかし5Gへの期待値が下がれば、そのプラットフォーム上で動くサービス開発も低調にならざるをえない。通信3社は5G投資を加速し、消費者の不満を一刻も早く解消すべきだろう。(*日経記事より)写真:「LTEの20倍」の速度にはほど遠い
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