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サウジアラビア国防省は18日、攻撃に使われたのは「デルタウィング型」無人攻撃機18機と、「ヤ・アリ」巡航ミサイル7発(うち4発は標的に命中せず)だったと発表した。(中略)サウジやその同盟国である米国は攻撃についてイランを非難するが、イランは攻撃への関与を否定する。いま確かなのは、18機の無人攻撃機がサウジ軍の防空レーダーの覆域外の低い高度から一斉に侵入し、正確に標的を攻撃したという現実だ。現在、米軍や中国軍は、人に操作されずに自律的に動く多数の無人攻撃機が群れをつくって作戦を遂行する「スウォーム戦術」を開発中だ。実現すれば、仲間の無人機が敵に撃墜されるや近くにいた別の無人機が司令部の指示を待たずに即座に任務を代行する、といった動き方ができるようになる。こうした戦術の実現を目指して米軍は2016年、103機の無人機を群れで飛ばす実験をしたが、その後まもなく中国が119機での同様の実験に成功していたことがわかった。(中略)仮に先々、中国軍がこうした無人機を攻撃目的で大量に保有するようになれば、沖縄本島や南西諸島、九州などの自衛隊・米軍の基地やレーダー施設を、奇襲的に攻撃することも不可能ではなくなる。今回のサウジへの無人機攻撃をめぐって、米軍は反撃をためらっているように見える。無人機攻撃を受けた側がどの程度反撃しても許容されるのかをめぐる国際的な共通認識が存在しないことや、本格的に反撃すれば中東情勢がどこまで悪化するか予測がつきにくいこと、トランプ政権内で安保政策を担う閣僚や補佐官の不在が頻発した結果、腰の据わった対応をとりにくい状態になっていることなどが相まった結果だ。(日経 記事より)
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