海外市況
■ダウは続伸(34479)。「景気回復期待から消費関連株に買いが入り、指数を押し上げ。高値警戒感からの売りも出て上値は重かった。FOMCを来週に控え、投資家の様子見姿勢も強かった。ワクチン普及による雇用回復を背景とした景気改善で、AMEX・ホームデポ・ナイキが上昇、長期金利低下で売られていた金融株にも下げ渋り。高値警戒感に上値は重く、FDAが11日同社製の数百万回分の新型コロナワクチンを廃棄するよう求めたJ&Jは下落。15~16日開催のFOMCを巡っては、量的金融緩和の縮小(テーパリング)の議論開始について新たな言及があるかどうか注目で、大きくは動けない。ナスダックは14069」。■原油は続伸(70.91)。「IEAの11日石油市場月報を受け、世界の需要回復観測が強まり、買いが優勢。IEAは「2022年末までにパンデミック前の水準に回復する」と予想。さらに、OPECプラスは「世界の石油市場に十分な供給が維持されるよう蛇口を開く必要がある」と指摘。71ドル台を回復すると、短期的な利益を確定する売りもでて伸び悩み。11日発表のリグ稼働数は前週から6基増。米国内は生産増に転じたのか見極める必要ありとの警戒感も」、●金は反落(1879.6)。
■米国債は反落(利回り上昇1.45%)。「週末を控え、持ち高調整に伴う債券売りが優勢。11日早朝には一時1.42%まで低下する場面があった。連日で長期金利が低下したことから、週末を控えたこの日は持ち高調整の売り。11日発表の6月の消費者態度指数は86.4と前月から上昇し、市場予想(84.4)も上回った。予想インフレ率は低下したが、1年先は4.0%と依然として高水準。発表後には米国債には売りが強まる場面もあった。15~16日のFOMCへの警戒感も」。
■日経平均先物夜間引けは、29020。
■(為替)109.56-109.84のレンジ、17時は109.65近辺。ユーロは1.2093-1.2138のレンジ、17時は132.80/1.2110近辺。
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