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フィリピンのロレンザーナ国防相と米国のオースティン国防長官が11日、電話会談した。南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島のサンゴ礁周辺で中国船が停泊を続けている現状に懸念を示すとともに、米比合同軍事演習の再開にも意欲を示した。
フィリピン国防省が同日発表した。南沙諸島を巡ってはフィリピン政府が排他的経済水域(EEZ)と主張する海域に、3月上旬から中国船が停泊を続けている。比政府は即時に退去するよう要求しているが、解決していない。4月9日にはロクシン比外相とブリンケン米国務長官がこの問題について電話会談していた。
米比の合同軍事演習「バリカタン」は定例で実施してきたが、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により中止した。ロレンザーナ氏とオースティン氏が再開する姿勢を見せることで両国の連携体制を示し、中国をけん制した。
オースティン氏はフィリピンでの米軍の活動を認める「訪問軍地位協定(VFA)」の継続も求めた。VFAは両国間の軍事同盟に実効性を持たせる重要な協定だが、20年にフィリピン側から破棄すると通告し、その後は保留となっている。ロレンザーナ氏は最終的な決定権を持つドゥテルテ大統領と話し合うと約束した。
(*日経記事より)写真:フィリピンのロレンザーナ国防相(左)と米国のオースティン国防長官=写真はともにロイター
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