読書の秋。
最近は、あまり本を読むことに執着していない。
このブログ自体そうなのであるが、電子文字文化にどっぷりなことと本離れは無関係ではない。
知識欲求は大概、短時間にしかも自分を満足させるだけのものがネット内に散在しているので、慣れてしまえばはるかにこちらのほうが効率的である。
僕が最も本を読んでいた時期は中学3年から高専の3年くらいまで。
当時の純文学は好き嫌いにかかわらず大概手にしたと思う。
ただ、「確か読んだ…」くらいで、読んだ記憶はあっても中身のほうはけっこう忘れていることが多い。
傾向はやがて変わって小説よりもジャーナリストの執筆を好むようになり、今もそういった類の本は書店で見かけて興味があると買ってしまう。
脳も肌寒くなってきたんだろうか、本の活字を読んでいないフラストレーションが最近もたげてきたために今日はコミックを買わないことを予め決意し書店に行った。
購入した本は以下。
「こまった人」養老孟司/中公新書
「古代史捏造」毎日新聞旧石器遺跡取材班/新潮文庫
「半眼吶吶」高村薫/文春文庫
3冊はまだ読んでいないので買ったきっかけをチラッと書き留めておく。
「こまったひと」は、イラク派兵、靖国問題について氏がどう携えているのかを知りたくて購入。
「バカの壁」がバカ売れして多忙を嘆いているが、彼の話は本でもテレビでのコメントでもとても楽しい。
昆虫採取を趣味としているというのも可愛らしい。
今年の正月番組で阿川佐和子、壇ふみ、それと養老氏との対談は最も面白かった番組の一つ。
「古代史捏造」は、「神の手」と呼ばれた東北旧石器文化研究所の藤村新一による発掘捏造事件をあばいた取材班達のスクープを、その取材経過と共に詳細をまとめたものである。
事件自体は記憶にある人も多いと思う。
『立花隆、「旧石器捏造」事件を追う』(朝日新聞社)はずっと以前に読んだが順番が逆になってしまった。
文中にもその記載があるが、知の巨人立花氏に「日本ジャーナリズム史に残るような完璧スクープ」と言わしめた。
「半眼吶吶」は、彼女の作品の中では初の雑文集。
重厚な筆力に毎度完敗しているのだが、そんな彼女が世間をどのように見据えているのかとても興味のあるところ。
「レディ・ジョーカー」から、もう7年も経つのか...
最近は、あまり本を読むことに執着していない。
このブログ自体そうなのであるが、電子文字文化にどっぷりなことと本離れは無関係ではない。
知識欲求は大概、短時間にしかも自分を満足させるだけのものがネット内に散在しているので、慣れてしまえばはるかにこちらのほうが効率的である。
僕が最も本を読んでいた時期は中学3年から高専の3年くらいまで。
当時の純文学は好き嫌いにかかわらず大概手にしたと思う。
ただ、「確か読んだ…」くらいで、読んだ記憶はあっても中身のほうはけっこう忘れていることが多い。
傾向はやがて変わって小説よりもジャーナリストの執筆を好むようになり、今もそういった類の本は書店で見かけて興味があると買ってしまう。
脳も肌寒くなってきたんだろうか、本の活字を読んでいないフラストレーションが最近もたげてきたために今日はコミックを買わないことを予め決意し書店に行った。
購入した本は以下。
「こまった人」養老孟司/中公新書
「古代史捏造」毎日新聞旧石器遺跡取材班/新潮文庫
「半眼吶吶」高村薫/文春文庫
3冊はまだ読んでいないので買ったきっかけをチラッと書き留めておく。
「こまったひと」は、イラク派兵、靖国問題について氏がどう携えているのかを知りたくて購入。
「バカの壁」がバカ売れして多忙を嘆いているが、彼の話は本でもテレビでのコメントでもとても楽しい。
昆虫採取を趣味としているというのも可愛らしい。
今年の正月番組で阿川佐和子、壇ふみ、それと養老氏との対談は最も面白かった番組の一つ。
「古代史捏造」は、「神の手」と呼ばれた東北旧石器文化研究所の藤村新一による発掘捏造事件をあばいた取材班達のスクープを、その取材経過と共に詳細をまとめたものである。
事件自体は記憶にある人も多いと思う。
『立花隆、「旧石器捏造」事件を追う』(朝日新聞社)はずっと以前に読んだが順番が逆になってしまった。
文中にもその記載があるが、知の巨人立花氏に「日本ジャーナリズム史に残るような完璧スクープ」と言わしめた。
「半眼吶吶」は、彼女の作品の中では初の雑文集。
重厚な筆力に毎度完敗しているのだが、そんな彼女が世間をどのように見据えているのかとても興味のあるところ。
「レディ・ジョーカー」から、もう7年も経つのか...