思いつくままに書くブログ

基本、旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。

桂文治・春風亭昇太二人会を見た

2012-12-06 00:38:00 | 雑記
今日は夜7時から札幌の道新ホールで「桂文治・春風亭昇太二人会」が行われたので見に行った。文治の襲名披露興行であり、あれだけ”芸協”が「大名跡」と宣伝するものだから、どんな噺家か見たかった。落語は見るけどいつも”協会”の落語家ばかりで、歌丸師匠率いる”芸協”は見た事が無かった。意図的といえばそうだが、見たいと思った日は”協会”の香番のほうが魅力的だったからだ。

開演20分ほど前に道新ホールへ行くと賑やか。若い女の子だけで見に来ている人もいる。まだ”落語ブーム”は札幌では健在なのか。東京の定席でもちらほら見かけるが、普段落語を見る文化の無い札幌なんでね。たぶん笑点に出る”ちび師匠”見たさなのかもしれないが。会場は7割程度の埋まり具合。先日、文枝の落語会は満席になったようだが、師走の平日夜ですからね。みな忙しいんですよ(私は暇です)。

時間通りに始まって、まずは昇太・文治のトークショー。私も初めて昇太を見たけど確かに小さいね。両人の師匠の思い出話をして、文治が柳昇の「雑俳」の物まねはよく似ていると思った。晩年、北海道のパチンコ屋のCMにもで出たよなあ…。

まずは手始めに、昇太の弟子で前座の春風亭昇也。来年春には前座を卒業して二つ目昇進とのこと。となると入門して3~4年目か。演目は「転失気」。正直、今まで東京の寄席で見た前座噺は、喋る事に精一杯で、何とか時間に言い終えたという感じすらする人もいたが、この話は彼の十八番なのか、もうすぐ二つ目の余裕か、のっけから笑わせてくれた。なかなかいいお弟子さんだと思った。(今、ネットで調べたら入門前はお笑い芸人だったそうで、ならば下地は十分ですね)。

そして昇太師匠。マクラが長くって「今日は小噺だけして帰るのか?二人会でそりゃあないよなあ…」と思ってたら、20分近く経ってからようやく本題へ。演じたのは「二番煎じ」。この話は知ってはいましたが実際に聞いたことはありませんでした。これも彼の十八番といえる話で腹の底から笑った。燗酒を煎じ薬と言うあたり、猪鍋の汁が褌が吸ってゆくあたり(その前に尻が火傷しないか?)。

中入り休憩後はトリの文治師匠。演目は「幽霊が辻」。非常に通る声で、オーバーリアクション気味に演じるのは非常に熱意を感じるし、落語家はこうでなければならない。まだ”大名跡”と評価されるには程遠いだろうが、5年後・10年後にはいまよりもずっと活躍して間違いの無い噺家だと思った。”止め名”を襲名したのだから。
(正蔵は失敗だなあと今のところ思うのだが。見合った活躍してない)

それにしても昇太が柳昇を襲名する日は来るのだろうか。本人は否定していたが(ってこういう場で肯定されても困る)、彼もいずれは襲名する日が来ると思う。でもその前に嫁を貰わなくてはね。





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