昔？そんなに勉強してないよ？

先日、教育の話においては、過去と外国の事例は美化されるものだ、
と書きましたが、これは過去の事例が美化される、変形バージョンです。

まあまあ普通に人生を送っている人は、昔、勉強したかと問われれば、

「普通だと思う」
「いや、そんなに勉強してないよ？」

などと、だいたい答えるように思います。

しかし、これも以前に書きましたが、昔の小中学校では、今よりも
授業時間数・内容、共に多くのことを学んでいるのです。

しかも昔は、学校に「勉強させよう」「勉強しよう」という、
雰囲気が漂っていました。

そしてまた昔は、今はなくなった体罰もあって（笑）授業中、騒いでいたり、
宿題をサボったりすると、ゲンコツぐらいは当たり前にありましたよね。

結果、今の親の世代は、今の小中学校の子供と比べると、かなりきっちりと勉強しているのです。
今の子供たちは、昔ほど勉強していないのだと、キモにめいじてください。

昔の感覚で、今の小中学校を考えていると、エライことになります。
昔の学校に対する「当たり前の感覚」は通用しないと考えてください。

放っておけば、

「なんでそんなことも出来ひんの？」
「なんでそんなことも知らへんの？」

ということになりがちなので、ご注意を！