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模倣と習熟

2011年05月30日 | 教育よもやま話
江戸中期の儒学者、貝原益軒の「和俗童子訓」の一節


およそ人は、よき事もあしき事も、いざしらざるいとけ[幼]なき時より、ならひなれ[習ひ馴れ]ぬれば、まず入りし事、内にあるじ[主]として、すでに其性となりては、後に又、よき事、あしき事を見ききしても、うつりかたければ、いとけなき時より、早くよき人にちかづけ、よき道を、をしゆべき事にこそあれ。


人は、幼児のころから、まわりの人をまねて「習い馴れ」ていくものであり、それが子どもの心の「あるじ」となり、生まれつきの「性」と変わらないものになる。したがって、幼児のころから、「よき事」「よき人」に近づけ、「よき道」を教えるべきである。悪いことが「性」となってしまった後にそれを変えるのは困難なのだから・・・。ほんもの・善きものを模倣し、練習し、習熟し、習慣化し、自分の性(第二の天性)にしていくこと、それが学習と教育の要諦である。


素晴らしい!


模倣 → くり返し(反復練習)→ 習熟 →習慣


うん!シンプルだ。


結局、いつの時代も、真理は真理なのだなあ。