三日坊主の日記

日々のできごとを綴る

学生による授業評価

2007年02月14日 17時07分46秒 | Weblog
学生による授業評価というのを近ごろはどこの大学でも行っています。勤め先の大学でも非常勤先でも行われていて、先日は非常勤先の授業評価アンケートの結果が返ってきました。今日のお題はその分析。質問項目は7つ。
1.シラバスは授業の目標や内容及び評価方法を適切に示していた。
2.視聴覚教材や音声教材などを有効に利用したり、あるいは音声面の訓練を有効に行っていた。
3.授業の内容はわかりやすかった。
4.授業の進度は適切だった。
5.授業担当者は効果的に学生に当該外国語を使う機会を与えてくれた。
6.授業担当者は学生に適切な助言を与え、質問にも答えてくれた。
7.授業担当者の授業に対する熱意を感じた。
回答は5段階。①「そう思わない」・②「どちらかといえばそう思わない」・③「どちらともいえない」・④「どちらかといえばそう思う」・⑤「そう思う」
担当した3クラス分を総合して見てみると、概ね好評価を得られた。同じ教科書を用いていても、普通教室を利用した1限目とLL教室を利用した2限目の授業で、異なった結果が出たことは、ある程度予測できたことだが興味深い。質問項目5において、LL教室を使った2限目は④⑤併せて70.2%③19.3%だったのに対し、普通教室における1限目では④⑤53.7%③33.3%。やはりシャドウイングによる発音訓練がLL教室ではやりやすいということを反映している。しかし、これから必ずしもLL教室を利用できるとは限らないので、普通教室でも英語を使う機会が学生に与えられるような授業の工夫が必要だろう。他の質問項目はすべて④⑤を併せて80%以上と良かっただけに、この点を改善したい。しかし、受講者数がどちらも50名を超えていたので、全員に目(いや耳か?)を配れるような効果的な方法がなかなか見つからないのが悩ましい。