冒頭からいきなりですが、
ワタシの美容室では、こちらから、“トリートメント”をオススメしていません。
理由は、明確なデータがあり、且つ、説明は単純です!
さて、今まで、一体何種類のトリートメントを試して来ただろうか?
ボクも髪の毛はオトコにしては長い方なので、新しいトリートメントが出る度に、
自分で実際に試している。今でも随時使用感を追求している。
お客さんにお出しできるかどうかの、「正当なデータ」の為に。
近頃のトリートメントの相場は、¥4,000~¥6、000くらいだろうか?
決して妥当とは言えない金額だからこそ、知ってもらいたい内容である。
「美容室で、トリートメントしたら、どれくらい持ちますか?」
「美容室で、トリートメントしたら、この傷み、直りますかね?」
よく尋ねられる、こんな質問。
* このテーマはあくまでも、“美容室で行うトリートメント”の現時点での事実であり、
トリートメントそのものを否定した内容ではありません。
その他、ホームケア用のトリートメントなど、このテーマでは、取り上げておりません。
では本題です。単刀直入に言うと、
「トリートメント」でダメージは、完全なる修復、回復、改善はしません。
通常に効いても、最高に効いても、“それ以上は悪くはならない”程度です。
おそらく、“世界一凄いトリートメント”でもです。まぁ、出会った事はないですが、、、。
説明をすると、こんな感じです。
まず、髪の毛とは「生きていない細胞」なんです。例えば、「爪」と同じような
成分構成なのです。
もしも「爪」が、何かによって、「割れた」と仮定しましょう。
その「爪」の割れ、何かを付けてみたら、2、3日で治ったっていう経験、
皆さんありますか?
はい、そうですね。そうなんです。まず、ありえないんです。
割れた爪が何をしても二度と元に戻らないように、残念ながら一度傷んでしまった髪は、
何かをどんなに付けても、もう二度と、元には戻ることはありません。
もっと言うと、爪も髪も、「死んだタンパク質の“塊り”のようなモノ」なのです。
違うとすれば、「硬さ」や「色」くらいでしょうか。
ここまで、御理解頂けたでしょうか?
それでも、もしも、トリートメントで元に戻ると仮定をするならば、髪の毛の中に「神経」や、
「血液」など、身体中に流れている全ての同じ「器官」が必要になります。
仮にもそんなようになった時には、髪を切った時、計り知れない程の「激痛」を
体験することになるでしょう。
なんかこう書くとチョイとリアルですが、、、。
でもこれが、髪の毛は「生きている細胞」ではないと断定出来る、唯一の表現です。
だから、何を付けても、意味が無いトリートメント分の「お金」の無駄使いする前に、
ワタシなりに得た「事実」と「知識」を是非皆さんに提供させて頂けたらと思ったんです!
しかしながら、美容師さんに恨まれそうな内容ナリ!