ピットブルのハヤコ

ハヤコとかあさん

憤慨

2013-07-11 | かあさん

ハヤコと一緒に居始めて、もうすぐ3年になるが、ハヤコに腹が立ったのは、初めてだ。

5日前にした手の甲のイボ取り手術、3回目の縫い合わせでようやく傷の保護がなんとかできそうだと、昨日一昨日と、ハヤコ、頑張って我慢していたんだ、夜は袖を縛った長そでシャツを着させ、昼は靴下を履かせ、あと少し我慢してくれたら大丈夫と、思ってたんだ。

 

だけど、今日、夕方、ハヤコと散歩へ行こうと足早に帰宅する、出迎えてくれたハヤコ、足に靴下がない、だけどガーゼを巻かれてはいる、だけど、なんか朝巻いてやった感じと違う、私の帰りを喜んで迎えてくれているのだが腰が低い、そして顔は何か後ろめたいことがある表情だ。

「はちゃん靴下は?」

ハヤコ、ますます顔が引きつる。

「靴下とったんか、ベロベロしたんか?」

ハヤコ、足を低くし首を下げ頭をかろうじてあげる、背中の毛は一部乱れている。

私は、靴下がないことはどうでもいい、少々ベロベロしても傷口さえ開いていなければいい、朝見た傷の状態からそんな変わっていないだろうと漠然と思っていた。

 

ばあちゃんが、家の中から陽気に言う、「穴があいたぁ」。

私は、靴下に穴が開いたのかと漠然と想像していた。

ばあちゃん、まだ言う、「穴がぁ、穴が開いたんよー、ねーはーちゃん」あくまで陽気だ。

 

私は少し不審に感じた、「穴?」

ばあちゃんが言う、「手の穴~、真ん丸の穴ー」

    !!まさか!!??

 

私は、状況を理解した途端、甲高い声で嘆いた、「えええええーーーーー!!」、同時に、腹が立った。

 

ハヤコの手に撒いてあったガーゼを取り、ハヤコの手を見る、また傷がぱっくり開いている、もういい加減手術から時間も経っている、4度目の縫合はない、自然と肉が盛るのを待つのみ、あああ、キレイに傷を治してやりたかったのに、キッポになる、毛が生えてこん、もおおおおおおっ。

私は、ハヤコを怒った、これまでにない、怒りをぶつけた。

ハヤコは、かあさんの憤慨ぶりに、固まっている。

 

いつもの叱りは、ほとんど演技だ、本気で腹が立って叱るわけではない、ダメなことはダメと伝えるためのものだが、今日のはただの私の怒りだ、自分の願いが叶わないことへのお門違いの怒りだ。

冒頭の「ハヤコに腹が立った」というのは、実は、筋違いのものだ。「ハヤコに関わる状況にひどく腹が立った」が正解だ。

 

ハヤコは、何もしてはいないのに、ただただ私の怒りを受けるべくジッと座っているだけなのに、気が付くと「はぁはぁ」言い出した、小さな心が締め付けられているようだ。

私は、さすがに怒りを鎮めようとするが、悔しさから涙が出そうになった。

でも、一応「いいよ」と許さなければ、ハヤコは私のエゴに涙を流す勢いだった。

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ハヤコは、「いいよ」と聞いても、落ち着かない。

ハヤコにとって、私が怒ることは、嫌なことなのだ、たぶん、「怖い」というより、「嫌」なんだと思う。

     怒りすぎた、今頃、反省している。

 

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ハヤコの傷保護のために買ったブーツ、今日届いた。家の中と、散歩用にと2足。

もう一日ネット注文を早くしておけば、昨日届いていて傷は閉じたままだったかもれしれない、そう考えると、やっぱり悔しい。

が、後の祭りだ。

 

はちゃん、ごめんね、明日はかあさん、機嫌直すからね。

 

 

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がまん

2013-07-10 | ハヤコ

かあさんがね、オシゴトからかえってきたの、うれしいんだけどね、ね、ね、ね、あ、

アタシね、ごめんなんだ、おこられるんだ、でもね、おかえりっておもうんだ、でもね、ごめんね。

アタシね、くつしたいらない、いらないの、てにね、あるの、てにね、あるの、

かあさんね、かあさんね、ごめんねって、でもね、アタシがいけないんだっていうの、そうなの?、アタシ、てがね、きになるんだもん、でもね、かあさんがだめだっていうから、ちょっとだけがまんするんだよ。

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策略

2013-07-09 | かあさん

昨日の朝、ハヤコは手術後の縫合糸を噛み切って傷をぱっくり開いていた。

その朝のうちに、先生に今度はホッチキスで傷を閉じてもらい、包帯も伸縮性のないテーピングに近いものでぐるぐる巻き。

 

ハヤコは、昼間いや、私が夜寝るまで、傷のある手を気にしていない姿を私に見せる。

私は、その姿に誘導されていた、ハヤコに疑いをかけない、ハヤコの策略にひっかかった。

 

ハヤコは、私をまんまとハメた。

だが、残念なことに、その代償は朝5時に訪れる、ハヤコはまた、私におお怒られだ。

 

一昨日と同じ、私が眠ったあと、とうさんの部屋へと侵入し、ベットの上でべろべろべろべろテーピングをふやかし、べろべろべろべろ頑張ってホッチキスをはずしたのだろう、事務用ホッチキスと同じくらいの大きさの針が2つ、ベットの上に転がり、傷口はキレイに開いていた。

とうさんのフトンは、まるで子供のおねしょみたいに、しかも2か所も大きく地図が描かれている、ひどいフトンになっていた。

 

「イケないこと」には、大きな誘惑が秘められているのだ。

 

また、朝のうちに先生に縋る、今度は医療用接着剤とホッチキスの組み合わせで傷口を塞いでくれた。

そして、今夜はハヤコを真っ向から信頼せず、傷口を開かないように私は対策を施した。

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これでどうだ!?  3日、先生が言うには、3日閉じていれば一応傷がくっつくらしい、が、今回ハヤコは度に傷口を少し削って閉じてもらっている、それでちゃんとくっつくかよくわからないが、とりあえず、これで保護に成功したら3日はこれでいこう、ハヤコには悪いが、仕方がない、自分でそう仕向けることになったのだ。

 

もう一度傷を開いたら、もう開いたまま時間かけて自然と肉が盛ってくるのを待つことが残る選択肢、それは前に一度ハヤコやってるが、本当に時間がかかるしキッポになって毛が生えない、できればそれは避けたいなぁ。

 

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イボとり

2013-07-08 | かあさん

一週間くらい前に気が付いた、ハヤコの右足の甲にあるイボ。

まじまじと触って見たりすると、ハヤコは違和感があるのだと分かるような手の引っ込め方をする。

少ないながら、これまでのハヤコのできもの経験から、「せんせのとこ行こう。」と、私のお休みだった一昨日、行った。

 

結論、また出来物、取らないとただ大きくなるだけの、腫瘍。

先生が言う、「明日、来れますか?」と。私は、前回の反省がまだ鮮明だ、「はい、来ます。」

 

取れた異物は8ミリ大の玉だった、ついでに、半年くらい前から気になっていた目下のできもの、この異物もついでにとってもらった、1.5ミリ大。

今回は、小さいこともあってだと思う、全身麻酔ではなく、眠らせて局部麻酔でできた。

ハヤコは、たぶん、こんな異物ができやすいのだろう、だから、またできたら、大きくなる前に、できるだけ、小さいうちに、「ちょっと」で済むくらいのうちに、とってやろう、小さいうちに「芽」を摘んでおこう。

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私の心配を、ハヤコは裏切らなかった。

早朝、私がトイレに目を覚ますと、ハヤコが足元にもいない。

ハヤコは、私が寝ていることをいいことに、こっそりシゴトでお出かけ中のとうさんの部屋に行き、靴下も包帯も縫い糸も取っちゃって、「こんなん、じゃまだ」という心境が伺える姿を見せてくれた。

当然、傷口ぱっくり。

 

私が寝てからの行動、確信犯だ。

全くもって、許しがたい。

 

当然、ハヤコは朝5時に、おお怒られした。

そして、今日、私は急きょシゴトを休み、ハヤコを連れてせんせのとこへ行く、ホッチキスでとめてくれた。

今度またあったら、最初からホッチキスでとめてもらうよう、お願いしよう。

 

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ハヤコが、軽いとはいえ、眠らせ薬と局部麻酔でちょっとしんどそうだった、手術の日は、私、一人でちょっと運動へ、ハヤコといつも行く運動場へ一人で、行った。

 

とても、面白くなかった。

ただ早足で数十分歩くことが、どれほど退屈で我慢なだけなのか、いつもハヤコと当たり前にハヤコに付き合ってるかのように、付き合ってもらってるかのように、散歩している私は、ハヤコがいてなんぼの散歩だどいうことに、一人でいつもの運動場を歩いて初めて気が付いた。

 

突如訪れる、いなくなるであろう世界を、想像してしまったのだ。

目に見えてるものは、いつもの散歩の、ハヤコと遊ぶ場所だ、だのに、見える景色は、ハヤコがいないだけで、暗い。 

 

だからなのか?、私は、昨日から、とても不機嫌だ(困!!)

 

 

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屁の河童、カッパの屁

2013-07-04 | かあさん

昨晩、夜中、雷が轟いた。

どう文字にすればいいのか知らない、分らない、夜中3時頃か頭上で天が炸裂した。

 

「おちたっっ」

目覚め一発直感。

 

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私は、ハヤコを呼び寄せる、「はちゃん、こっちおいで!!」

部屋はホラー映画か、ドラキュラ映画撮影か、それをはるか上回る、自然の恐ろしさに萎縮することしかできない、ひれ伏す威力に、恐怖でしかなかった。

「こわぁぁ・・・・・・・・」

 

私は、極端に雷が苦手ではないつもりだ、でも、恐かった。

 

しかし、ハヤコは、平気だった。 

ちょっと、「おかしんではないか???」、と、疑うほど、ハヤコは、へっちゃらだった。

 

「屁の河童」、「河童の屁」というが、これは、カッパは偉大に強いということだのだろうか?

 

ハヤコは、本当に「へのかっぱ」だった。

 

 

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たぶん虫刺され

2013-07-03 | かあさん

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「さっきまでなかったよね!????」

私は、ばあちゃんに確認する。

ばあちゃんが言う、「ないない」。

見つけた時は、血を流していた、ビックリしたわっ。

「どったん、はーちゃん、どったんはーちゃん??」

 

少しの間、私は騒いだ、急に何か体の中から悪いものが出てきたのかと心配して。

真相は全く分からない。

ただ、雰囲気からして、「ムカデかな?」と、「違う虫??」と、たぶん、何かに噛まれたか刺されたと思いたくなる。

 

人間が、例えばブトに噛まれて腫れると、そこ周辺が硬くなる、そんな感じ。

 

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それにしてもと、冷静になった私は、ハヤコに呆れた。

 

我が家、自由に動き回れるハヤコが、虫の攻撃に合う程、鈍いというのか呑気というのか、やっぱり、鈍くさい。

栄光ある「ムカデハンター」の称号には、どうやら、ちょっとまだ力量不足のようだ(笑)

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でもね、ハヤコは、私、かあさんを護ってくれようとしてくれるんだよ。

 

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「幸せな犬」

2013-07-02 | かあさん

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目覚めた早朝、ハヤコは私の横にいる。

毎日毎日、私の横でハヤコは眠る。

私は、布団の端で目覚めることが、多い。

 


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お手伝い

2013-07-01 | かあさん

2週間ほど、ほとんどブログを放置して、何をしていたのかと。

 

細かいことは、ちょっとすっ飛ばして。

私がお世話になっている整体の先生(→藤井整骨院)が、随分長い間、同じことを繰り返し健康指導してくれている、ちっとも実行しない私にめげないで。その指導も、もう数年単位だ、先生、たぶん呆れている、でもめげない、繰り返し言い続けてくれる。

先生が口にするのは、「運動と食事」=「体を動かし筋肉をつくり、質の良い食べ物を口に入れよ」と。

 

さて、2週間ほど前、私はハヤコを連れて運動し始めた、いつものタラタラ歩いていた散歩を、ジョギングだなんて恐れおおくて言えないほどの速度、もう歩いてるのだか速く歩こうとしているのかわからない速度で、道を行く。

スマホアプリで歩数や距離を計ってみる。

そんなアプリを探す過程で、食事記録をするアプリにハマった。

体重計にも毎日のってみる。

ラジオ体操や簡単ストレッチもやってみる。

とりあえず、できることだけしてみる。

なんと、続いている。

 

10日経つと、左肩を中心に左半身にが慢性的に懲りに重みを内側から感じていたのが、どっかにいった。

足は毎日筋肉痛、一昨日から正しい歩き方を意識して歩いてみる、なんと足裏まで筋肉痛になるとは、どれほど足を使っていなかったのか。

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ハヤコは、私の「うんどう」に付き合ってくれる。

この頃、ほぼ定時でシゴトから帰れる私は、家に着くなりそそくさと着替え、ハヤコを誘う。

「はちゃん、うんどう行こう、かあさん手伝って。散歩だ。」

 

最初は、ハヤコ、「うんどう」という言葉に頭を傾げていた、知るわけがない、だが、なんだか楽しそうに、案外付き合ってくれた。

1週間くらいすると、パターンを読まれた、とりあえずハヤコの運動場にあるぐるり700mの園路を2周していたのだが、2周目に差し掛かると「おなじとこにいくのいやだ」と止まる、なだめながら付き合ってもらった。

2週間経つこの頃は、1周半か1周で違う道へと進むことになった、ハヤコは強情だ。

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15分くらいハヤコに付き合ってもらって「うんどう」して、20分くらいハヤコと一緒に歩く、15分くらいハヤコの期待に応えてハヤコの好きな遊びに付き合う。

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ハヤコのお手伝いは、私の健康へとつながっているな。

 

ハヤコに言う、「はちゃん、ありがとね。」

ハヤコ、分かってるのだろう、僅かに跳ねて、帰り道を進む。

 

 

 

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