ピットブルのハヤコ

ハヤコとかあさん

余裕

2017-11-28 | かあさん

重たい一眼レフを、数か月は持ち歩いていなかったのではないだろうか。

写真というのは、面白いもので、写真を撮ることが職業でもない私には、日常の必須アイテムではないわけであって、写真を撮ること、そんな気に、そんな行動に、自身の余裕がなければ、ならないということが、分かった。

写真は、職業以外では、余裕者が撮るものだ。そう、思うと、数日前、久しぶりにカメラを持ってハヤコと散歩に出かける気になった私は、余裕が出てきたのだろう、そう、思った。

うまく撮れないということは、これまでと一緒、まだまだまだ、どうやったらいいのか考えながら、そしてやっぱりうまくいかない、それでも、ハヤコを被写体にカメラを向けるのは、楽しかった。

そんな、ある日の散歩。


犬の効果

2017-11-21 | かあさん

ばあちゃんは、昔から、動物は好きじゃないと言っていた。

しかし、我が家では、私が小さい時から動物がいなかった期間というのはあっただろうか?私が記憶している限りでは、ハヤコの前にうちにいたピックが死んでからの三か月ほどくらいしか、思い浮かばない、それも、動物に金魚を含めるなら、その三か月も、動物がいなかった時期というのは、ない。

だのに、ばあちゃんは、動物は好きじゃないと言っていた。

それなのに、家に動物がいたのは、この理由しかない、ジジイが動物を飼うからだ。

ばあちゃんは、動物は好きじゃないと言いながら、ごはんを用意してあげるのはばあちゃんだった、そんな記憶が多い。

 

さて、ばあちゃん、この一年ほどの間、すっかり入退院を繰り返していて、我が家はこれまで歩んできたものとはまた違ったステージへと進んでいる。

直近のことでは、せっかく退院したと思ったら、ちょっと様子がおかしくなって、我が家にいたみんなでワタワタした。

 

その時ハヤコは、ワタワタしていた私たちを、遠慮がちに様子を伺っていたのではないかと、今になっては、そう思う。むやみに近寄ってはいけないと判断したのだろうか?

少し様子が落ち着いた頃、ハヤコがばあちゃんに近寄ってきて、フガフガ音を立てて匂いを嗅いで、ばあちゃんを舐め倒し始めた。

 

ばあちゃん、様子がおかしくなったのに、「はあちゃんやめてぇぇ」なんて、笑って舐められてた。

 

その姿に、私は、笑った。

 

犬がもたらすものは、いろんなところに、ある。

 


あのね

2017-11-21 | ハヤコ

かあさんね、ばあちゃんがびょういんだからってね、またね、アタシのことみてくれなかったの。

ごめんねっていうばっかりでね、かあさん、うわーーーーーってこわいかおしたりさ、はちゃんまっててねとかたのんだよなんていっておうちからあわててでていったりさ、アタシ、よくわからないんだけど、まってたんだ。

たぶんね、かあさん、「たいへん」というやつだったんだとおもう、たぶん、よくわからないけど。

アタシね、かあさんがアタシのことみてくれるの、まってたんだ。

 


期待

2017-11-02 | かあさん

冬にはなりきってないけれど、ちょっと寒いからと、とうさんが倉庫から出してくれた我が家のヒーター。

点火すると、どうしても、こうなるらしい。

その姿は、8シーズン目、お決まりとして、私もとうさんも、期待していて、期待どおりに行動するハヤコに、期待通り、笑ったんだ。