ピットブルのハヤコ

ハヤコとかあさん

罪と罰

2018-01-29 | かあさん

週末、ハヤコを家に置いて、出かけなければいけない用事があった。

ハヤコには、言い聞かせてある、私は夜帰らない。

ハヤコには、一晩、頑張って、一犬で寝てもらおう、「かあさん帰れんけん、はあちゃんさ、ひとりで寝て、がんばって、たのむよ、かあさん帰ってこんけん。」

私が出かける時のハヤコ、クソおもしろくない顔して、玄関に座る。

「ごめんね、行ってくるよー、たのむねー。」私はハヤコに繰り返し言いながら、手を振り出かけた。

 

はて、これは、どうやら「罪」だったようだ。

 

このあと、「罰」が待っていた。

出かけた先の駐車場で、我が家のハヤ号、スズキエブリーワゴンの後ろのガラスが砕け落ちた。

大損害。

動揺した。

 

これは、ハヤコを置いて出かけた、一晩ハヤコを一犬にする、罰だ、きっと、そうだ。


埋もれる雪

2018-01-16 | かあさん

先週は全国的に大雪に警戒するよう天気予報が言っていた。

沿岸部に住んでいる我が家が、ハヤコと雪遊びのためにわざわざ雪を目指して山へ向かうようになって数年。

少しばかりは賢くなっているつもりだ。

「大雪警報」の時は向かってはいけない、危険。

「大雪警報」とか積雪の直後は除雪がまだされていないので、ちょっとリスクあり。

「大雪警報」とか新たな積雪から2日くらいたった頃が、主要な道は除雪も入って沿岸部に暮らす私たちでも車の走行になんとかなる。

 

そんなわけで、週末、そのちょうどいい、「大雪警報」から2日ほど経ったあとだ、今シーズン初の、雪遊びへ、れっつごー。

いつもの山の中の公園では、埋もれるほどの積雪で、私ととうさんはスノーシューを履かないと進めない。

ハヤコは、もちろんスノーシューなど履くわけもなく生身のまま雪に埋もれる、そんなものだから、とうさんが通って少し歩きやすくなった後をたどって進む、えらいもんだ、よくわかっている。

雪の中を歩いて散歩しようとしていた私たちだが、この日は約100mで、ギブアップ、みんなで埋もれた。

 

高速道路を2時間ほど走り、雪遊びに来たのだ、山の公園を下りて、少し、積雪の少ない公園へ向かう。

そこは、たしかに積雪は少なくなってはいたが、やっぱりほどほどに埋まってしまった。

それにしても、雪って、綺麗だなぁと、思ってしまう。

冷たいからちょっとの間だけど、雪に寝転んでグレイがかった空眺めると、溜めてるつもりのない澱のようなものが、体の中で動くのが分かる。

 

雪って冷たいんだけどね、埋もれると大変だし、歩くのに体力奪われるし、だけど、綺麗だなぁと、やっぱり思ってしまう。


家族旅行

2018-01-09 | かあさん

正月休み、家族が集い、船に乗って四国に渡った。

愛媛県松山市、道後温泉へと。

 

道後温泉へは、ばあちゃんがちょっと狂う前に遊びに行くことを計画していたジジババと私の姉たち。

その計画には私は乗っからない予定だった、ジジババたちとは別行動の正月のつもりだった、しかし、ばあちゃんが狂っちゃったものだから、「こりゃ、家族で揃って旅行に行けるのは最後かもしれない」と思い、乗っかることにした。

 

それにしても。

家族が集って道後を楽しむつもりなのだが、我が家はジジイを筆頭に、皆、自分勝手なものだから、なかなか全員が揃わない、あちこちバラバラと違う方向へと向かう。

それでも、松山城、ハヤコととうさんと一緒に登ったのは。

図々しい犬、姉の家の、アミである。

 

さて、道後温泉、調べると、小型犬ならOKの宿はあるが、ハヤコサイズは宿がない。

そのため、私ととうさんとハヤコは、道後温泉からは少し離れた南道後にあるハヤコも泊まれる宿へ、姉からアミを預かり。私たち皆が初めての体験でもあった。

 

ハヤコとアミの仲は、ひどく悪くないが、ひどく良いこともない。

贔屓目に聞こえるかもしれないが、アミの図々しさにハヤコが遠慮するというのか、何かの拍子に唸るのは決まってアミだ。

そんな図々しくたくましいアミも、飼い主である姉がいない宿では、オロオロオロオロしたかというと、そうでもなく、私の横にズンと身を寄せて、さみしさを紛らしていた、ハヤコに遠慮するそぶりなぞ、全くない。

遠慮というのか、つまらない思いをしているのは、ハヤコだ。

この日、ハヤコは、どんどんどんどん、拗ねてゆき、大変だった。

家族旅行なのだが、ハヤコにとっては、部外者がいる気持ちになっていたのかもしれない。

 

だけどね、2日の朝にはアミは姉の元へと帰り、その途端にハヤコの機嫌は直る、夜には、皆がハヤコの泊まっている宿に泊まることになっていて、それこそ皆が一部屋に集まってワイワイ遊んでいたら、ハヤコ、とても楽しそうだった。

そして、アミも、うれしい気持ちになったのだろう、興奮して跳ね飛んでたよ。

家族旅行、皆それぞれ自分勝手だけど、一緒に行けれてよかったよ、それだけは、思うわ。


新しい年も

2018-01-01 | かあさん

ハヤコの笑顔を、まだまだ見ていたい、そう、心の片隅でどこか切なく思う、年を重ねるハヤコ、私も歳を重ねるが、老いる時間の距離が違う、私を追い越し始めているハヤコ、きっと、ハヤコはもっと加速して、私をすっかり置いていく。

 

だけど、ただただ、今年も、ハヤコと、一緒に暮らしたい、できるだけ、一緒にいたい、もう、病的なほど、新しい年も、ハヤコと、時間を、楽しもう!!

 

HAPPY NEW YEAR HAPPY NEW YEAR HAPPY NEW YEAR