かあさんね、ばあちゃんがびょういんだからってね、またね、アタシのことみてくれなかったの。
ごめんねっていうばっかりでね、かあさん、うわーーーーーってこわいかおしたりさ、はちゃんまっててねとかたのんだよなんていっておうちからあわててでていったりさ、アタシ、よくわからないんだけど、まってたんだ。
たぶんね、かあさん、「たいへん」というやつだったんだとおもう、たぶん、よくわからないけど。
アタシね、かあさんがアタシのことみてくれるの、まってたんだ。
かあさんね、ばあちゃんがびょういんだからってね、またね、アタシのことみてくれなかったの。
ごめんねっていうばっかりでね、かあさん、うわーーーーーってこわいかおしたりさ、はちゃんまっててねとかたのんだよなんていっておうちからあわててでていったりさ、アタシ、よくわからないんだけど、まってたんだ。
たぶんね、かあさん、「たいへん」というやつだったんだとおもう、たぶん、よくわからないけど。
アタシね、かあさんがアタシのことみてくれるの、まってたんだ。
とうさんもかあさんもあんまりアタシをあいてにしてくれないきがする。
かあさんはね、ごめんねごめんねっていいながらね、かえってくるのおそいの。
とうさんはね、あんまりかえってこない。
かあさんはね、おしごとだっていえをでたらね、かえってきたらばあちゃんの「びょういん」によってたんだっていうの。
とうさんはね、いないの。
おひるまはね、いつもはばあちゃんがいるんだけど、「びょういん」だからいないんだって。
おひるまはね、じいちゃんがいるんだけど、じいちゃんだから。
じいちゃんはね、ずっといえにいないの。ゆうがたにはおしごとにでかけてるの。
だからね、かあさんがね、かえってくるときにはね、おうちまっくらなの。
アタシね、「でんき」なくてもみえるけど、かあさんは「はちゃんかあさんみえんわ」っていいながら「でんき」つけてるよ。
アタシね、かあさんがさわってる「すいっち」にはね、てがとどかないからね、「でんき」をつけてあげられないの、だからね、じっとまってるの。
かあさん、きょうばあちゃんかえってきたからさ、アタシ、おるすばんばっかりじゃないよね?
アタシね、ろくさいになったの。
かあさんね、「はーちゃんのたんじょうびだからケーキかってかえるからね」ってね、けーきかってかえってくれたよ。
けーきね、なかなかあかないの。
けーきね、なかなかきってくれないの。
けーきね、かあさんしゃしんとってばっかりでね、もう。
けーきね、ろうそくつけるってさ、でんきけしたよ。
けーきね、いつになったらたべれるんだろう。
けーきね、かーさんがたのしんでるばっかりでね、アタシ、まってんのにね。もう、もう、もうっ。
ろくさいにね、なったんだって、アタシ。
あのね、おしりとりゲームね、あのね、おしりとりゲームなの。
アタシね、おしりとりゲームね、すきなんだよ、かあさんにもね、とうさんにもね、アタシね、おしりをさわらせないの、うふふ、さわられたらね、アタシのまけなの。
でもね、おしりをね、さわられなかったらね、ゲームはつづくの、だからね、アタシね、かあさんのよこをすりぬけたりね、はしりながらおしりをさげたりね、おしりをとろうとするかあさんのめのまえでね、あしにちからいれてかあさんのてからにげちゃうのっ!!うふふー、かあさんね、なっかなかアタシのおしりとれないのー、たのしいよ。
おしりとりゲームはね、ずっとずっと、アタシがかあさんのハヤコになってからずっとしてるの。
かあさんね、アタシのおしりとったらね、すっごくよろこぶの、「よっしゃー」とかね、「とったぞー」とかね、「かあさんのかちー」とかね、「はちゃんのまけー」とかね、かあさんわらってるの。
アタシね、おしりとられたらまけだからね、ルールなんだ。
おしりとりゲーム、わかった??
あのね、たびなんだって。
どこにいくかはアタシわかんないけどね、かあさんたちについていくよ。
たびはね、ゴロンってできないからね、おひるまにはね、あんまりねれないからね。
でもね、かあさんたちについていくよ。
あのね、かあさんはね、かあさんなんだよ。
かあさんはね、かあさんだからね、アタシはね、かあさんがかあさんなんだ。
かあさんはね、アタシをすきだっていってくれるの。
かあさんがね、おでかけするっていうからね、アタシうれしくってね、ついてったよ、アタシ、かあさんとでかけたんだ。
ぶぉんってね、くるまにのるとね、「エンジン」がおおきいおとになるんだ、だからとおくにいくのわかったよ。
かあさんはね、またカメラもっててね、アタシね、はちゃんここっていわれるからさ、かあさんがカメラむけなくなるまでまってたよ。
かあさんね、まってまってばっかりいってさ、まってるよ、アタシ。
かあさんはね、カメラばっかりとってるの、アタシね、どうでもいいんだよね。
でもさ、かあさんがまってっていうからね、ちょっとくらいはまつよ。
かあさんね、カメラばっかりみててね、アタシね、モデルっていうんだって。
でもね、アタシね、モデルってね、ずっとまえからでね、カメラむけられるとさ、どうでもいいんだよね。
あのね、かあさんね、アタシととうさんをおいてね、くるまでどっかいっちゃったの。
アタシね、こまるの、かあさん、なんでおいてくのかね、こまるの、いやなの。
そういうことね、たまにね、あるんだよ。アタシね、どうしたらいいだろ。
とうさんはね、かあさんのくるまがみえなくなるまでさ、アタシのからだずっともっててさ、もうかあさんおいかけないよ、だって、とうさんがいるんでしょ。
アタシはね、とうさんとさんぽしたんだ、しらないとこ。
とうさんね、アタシがこっちにいきたいってひっぱたらね、ついてきてくれたよ、アタシね、うれしかったんだ。
アタシね、とうさんとあるいたんだ。
しばらくしたらね、かあさんのこえがきこえてね、うふふ、かあさんにあったんだよ。
かあさんはね、「はちゃんむかえにきてくれたかー、あつかったやろ?みみのんだか?とうさんみみのませてくれたか??はちゃんきてくれたねー」って、わらってたよ、かあさんね、きょうしゅうじょにね、いってたんだって、アタシね、なんどかいっしょにいったよ、きょうしゅうじょ。
かあさんね、きょうしゅうじょキライみたいだよ。だってね、きょうしゅうじょってところではね、いつもこまってるんだよ、かあさん。
なんでかあさんこまってるんだろうね?
アタシはね、かあさんがどうしてこまってるかわからないんだけどね、かあさんについていってね、まってるんだ。それにね、とうさんがいっしょだったらむかえにだっていけるよ。
あのね、とうさんとね、さんぽにいったの。
とうさんね、はやくかえってきてくれるひだったの、まだね、かあさんがかえってくる「ゆうがた」じゃあね、なかったの。
きょうはね、アタシのキライなあめがちょっとだけふってきてさ。
でも、とうさんがいっしょだから。
とうさんとね、いつものうんどうじょうにいたらさ、かあさんのこえがするの!
きゃははははははははははは!
かあさんね、いなかったのにいたんだよ、きてくれたんだよ、「はぁちゃーん」ってよんでくれるからね、アタシ、かあさんにむかっていくよ。
ねえ、かあさん!
かあさんね、わらってるの、とうさんね、こまってるの、「ハヤコ、アブナイ」っていってるけど、かあさんがいるんだよ。
かあさんがむかえにきてくれたんだよね、とうさん。