副次ストリーム

ＮＴＦＳがもつ機能ＡＤＳの「主ストリーム」以外のストリーム

ＮＴＦＳのファイルは一つのファイルに複数のデータストリームを保持でき、普通は、ファイルの主内容を保持する「主ストリーム」しか使っていない。　「副次ストリーム」はZoneIDやファイルのプロパティ情報などに使われているが、ＦＡＴなどのファイルシステムに移動すると消滅する。　また、悪意あるプログラムやデータの隠し場所として利用されるなど不正行為に使われることもある。

※　ＮＴＦＳ（NT File System）※
WindowsNT系ＯＳ（コンシューマ向けではwindows2000以降）の標準ファイルシステム。

※　ＡＤＳ（Alternate Data Stream）　※
代替データストリーム。一つのファイルに複数のデータストリームを持つ機能。

※　ファイルシステム　※
記憶装置にデータを記録するうえでの、データ管理の方式。

※　ZoneID　※
Internet Explorerがセキュリティ対策の一環として導入した仕組み。　副次ストリーム（Zone.Identifier）により、インターネットからダウンロードしたファイルを識別できる。