丹後半島   フォト日記 京の涯から なんとなく ・・・

丹後半島の写真ブログ, すみれはブックマークの「スミレ想い」でリンクしています。

マルバノホロシ、オオマルバノホロシ

2018-03-02 13:32:35 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

FBの他サイト「植物図鑑」に登録を と古い山野草の保存帳を見ていたらこの2種が目に止まり、改めて京都府のRDを見るとマルバノホロシの項に<『京都府草木誌』には、1926年にただ1か所花背峠産が記録されているのみで、稀品である。明るい林縁などに生育する性質があり、遷移が進んだ現在、生存基盤が危うくなっている>とある、環境省には記載が無いが京都では稀な種。撮影したのは2008.09.20(ブログに投稿済み) 丹後の依遅ヶ尾山、当時は山野草を捜して丹後の野山海岸を彷徨っていた(笑い。ヤマホロシの葉は卵状披針形で基部は切形だが、マルバノホロシは長楕円形または狭卵形で基部は楔形で翼がある。3枚目は2013.07.10群馬県尾瀬で撮影したオオマルバノホロシでマルバノホロシのように花弁が反り返ら無い、こちらも希少種。

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フナバラソウ

2016-08-28 19:47:07 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

フナバラソウ ガガイモ科 環境省絶滅危惧 Ⅱ類

丹後半島では主に海岸沿いに生える多年草。
花期は6月でチョコレート色の花が咲き海岸の砂浜の境や雑種地、岩場などに生え、分枝せずにスクッと立ちあがっているので簡単に見つけることが出来る。土を選ばず発芽率がよい強健種で種がケセランパサンのように浜風に運ばれて丹後の海岸では広範囲に根付いているが夏季の海水浴客用の青空駐車場の片隅や海辺に向かう雑種地にも自生し、特にこの時期は踏みつけの被害が多い。
写真は 草刈りをした人が通路の真ん中でも希少種と知って刈らずに残してくれたが 海水浴客に踏みつけられたと思う。...
2枚目は観光客用にと わずかな空き地の駐車場
3枚目は花と実

ちなみに この野草も京都府の指定植物で採集や栽培は条例で規制されています。

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キセワタ

2016-08-05 20:39:46 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

キセワタ 環境省絶滅危惧種Ⅱ類(VU)京都府絶滅寸前種
2007.11.11に静御前生誕の地と言われる京丹後市網野町 磯 で「踏みつけ」に合い倒れたキセワタを見つけ、立て直すと同時に子株を持ち帰り庭に植えた。その後2008.08.31に依遅ヶ尾山の雑種地で見つけたが翌年からその姿を見つけることが出来なくなっている。持ち...帰った子株は元気に育ち実を採取出来るようになったので、大学の植物研究家さんに送ったがそこで元気に世代交代を続けていると聞いているが我が家の庭のキセワタは整地した時に消えてしまった。京都府ではおそらく2008.08.31の発見が最後で現在自生種は絶滅していると思っているので8月の野山散策はマヤランとこの野草を捜すことに。。。

京丹後市 網野町 磯

網野町 磯

依遅ヶ尾山 2008.08.31

 

 

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ヤマジノホトトギス

2016-08-03 06:34:03 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

ヤマジノホトトギス
自宅の小さな工場でひなが一人で機織りをしているが退屈しきっていたとき ふと工場の入り口に人影が、出てみるとあまり話したことがないご近所の方がいて声を掛けていたが気が付かなかったので帰りかけていたと言う、18歳の時におたふく風邪のウイルス(ムンプス難聴)で左側の耳が全く聞こえないので話しかけられても対応ができないときがありよく誤解される、、、。話を聞くと草刈り中に珍しい花を見たが刈ってしまったので見てほしいと言う。つい去年ぐらいまでは私が写真の趣味を持ち自然の写真を撮りに山野を彷徨っている(笑い)ことなどお隣さんでも知らなかったのに最近は時々同じような話を持ち掛けられるようになった、写真を撮って楽しんでいるだけで詳しい図鑑さえ持たず知らない野草が多いが、退屈していたので喜んで同行。現地で見るとヤマジノホトトギス、まだ例年の開花までは半月ほど早いが普通種で内山などではよく見る野草と説明すると、珍しい花を見つけて刈ってしまったかと心配したが、どこにでもある花でよかったと複雑な表情を。

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オオキンレイカ 譲渡

2016-08-03 06:16:29 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

オオキンレイカ 環境省の絶滅危惧種
岩上の割れ目に生えるオミナエシ科の多年草。
福井県と京都府にまたがる青葉山の頂上付近と丹後半島の一部の山にしか自生しない京都府指定の野草で、栽培、移動、譲渡などは府の条例で厳しく規制されてます。数年前に簡単に増やすことが判り我が家の鉢の5株と地植えの2株が元気に育ち蕾が膨らんできました。正直なところ5鉢を持て余していますが、条例を理解し、もし公的な研究機関などが譲渡を希望され京都府の環境保全課に正式な手続きを踏んでくだされば、お譲りします。

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山野草 花と実

2016-07-29 20:58:07 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

2006年1月から写真の保存帳としてブログを利用している。
写真は丹後半島に自生する山野草や丹後半島の開発や圃場整備で失われつつある農村風景などで、当時丹後では電話回線を利用したネット環境で利用者も多くなく写真1枚アップするにも時間と費用が掛かった時代である。PCは独学で仕事の合間に少しずつ、ブログの操作にも不慣れな頃で自分が撮った写真なので隠すことなく気に入った写真をアップしていたが、やがて丹後もネットはつなぎぱっなしの「使い放題」からケーブル配線が利用できる環境になっり速度が速くなった。ブログを有料版に変えてカスタマイズすると当時普通にあった無料のアクセス解析ソフトをインストールして驚いた、当時の解析ソフトは閲覧者のプロバイダーやリモートホスト、検索キーワードなど詳しく表示されるので特定の方がググッたりして特定の検索キーワードで閲覧しているのが管理者に一目瞭然、それも例えば「イワギリソウ 丹後 自生地」などのキーワードで自生地探しが多くある。ブログは原版サイズを800pxほどにリサイズしないとアップできないがFBは原板サイズで投稿でき、アルバムを作り「自分のみ」に設定すると公開せずに済むのでFBの利用が主になっている。最近は制度が変わったのか以前のようなアクセス解析ソフトが無くなったがそれでもブログに標準装備されている機能で何というキーワードで訪問閲覧があったかはリアルタイムで分かるので時々見るが、相変わらず希少種の自生地探しが多い。背景から自生地を探すそうなので最近は花のアップのみ、背景は極力省略しているが昨日の検索で自生地を探していると思われる山野草。

 

 

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クガイソウ

2016-07-28 20:40:00 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

クガイソウ 京都府絶滅危惧種

ここは私が知る範囲で丹後半島唯一の自生地
2008年7月に山道を徐行しながら山野草を捜していると
草刈り後の枯草の中に初見の花を見つけて翌年2009年7月12日に再訪するとクジャクシダの中にクガイソウが群落していた。...
管理された所に咲くクガイソウに比べると弱弱しくて野性味があり如何にも自生種らしい花姿、以後 季節が来ると毎年のように訪れるが7月の中旬ごろに草刈りがされるようで成熟した花を見たことが無い。この日(2016.07.24)も数日前に草刈りがあったようで
草刈り機が届かない高い斜面に数株が残るのみ。

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ピンクのツマグロイナゴ

2016-07-28 20:34:04 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

ピンク色のツマグロイナゴ 2016.07.27 兵庫県豊岡市

今年も去年と同じ所で確認しました。ここは広いスキー場の中にある茂みで2~3分もあればぐるっと一周できる小さな繁みでツマグロイナゴや多くの昆虫が共生しています。多くの昆虫の中で去年も1匹確認しました。4枚目のスミレ(2009.04.12撮影)は丹後半島の里山に咲いていたハグロシハイスミレという葉が黒紫色に変化したシハイスミレの変種ですがこれは土壌の影響によるもので鉢に移植し普通の鹿沼土で育てると3年でごく普通のシハイスミレに戻ります、この場合この自生地周辺のシハイスミレはすべて同じように葉の色が紫に変化してます。ピンクのイナゴを見た繁みには多くの昆虫が共生しているのにこの1匹だけが茂みの中のあるアントシアニンを多く含む特別な植物を餌にして成長したと考えることに矛盾があると思っています。ハグロシハイスミレは丹後半島五十河の 内山産ですが2009年当時は斜面に多産してましたがブログにアップしてすぐにすべて採掘(盗掘)されて現在は確認できません。

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カラスウリ

2016-07-13 06:33:24 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

カラスウリ
自生が少なくなりました、かっては道路沿いの法面の雑木などに巻き付いたり里山の入口の小路でよく見たもので丹後に越してきた頃は遠目で柿と間違えたこともありました。
1枚目・・2006.11.18 撮影
2枚目・・カラスウリの花  屏風岩 2007.07.27
3枚目・・カラスウリの花と実...
4枚目・・カラスウリの花 依遅ヶ尾山 2007.07.27
5枚目・・カラスウリの種 カマキリの頭のような形で
     キカラスウリは角が無く区別が出来る
6枚目・・キカラスウリかな 道路沿いの高い所で未確認

 

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マヤラン

2016-07-06 06:44:21 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

マヤラン 丹後半島 2010.07.25

ここは丹後半島のある施設、春や秋には他府県からの観光客も多いが夏季に訪れる人は少ない。
山野草を捜す人には 検索や他人のHPなどで凡その場所を絞って目的地を訪れる人が多いが、私はただ目的もなく散策して、その時に目に触れた山野草や昆虫を撮って写真を楽しんでいる。
右側を見て歩けば当然左側は見えず上を見て歩けば足元は見えない、一期一会。それだけに稀有な出会いがあれば嬉しさも ひとしお。夏の暑い日、ここを訪れて石段を登っていると初見の花が目に留まり「園芸種が咲いているのかな」「だれか 造花を挿したのかな」と思いながらも とりあえずパチリ、...
帰って調べると腐生ランのマヤランで環境省絶滅危惧種Ⅱ類 まさかこんな所にランが と 翌日 詳しい観察をしたくて仕事を中断して再訪したが、もう見当たらない。

昨日 降りてくる途中に珍しくカップルに出会い「こんにちわ 〇〇はまだまだですか?」と聞かれて「まだ 半分ぐらいや ここまで来たから上まで行って来たら」と挨拶をしたが あの時のカップルの女の子が見つけてレンゲを摘むように手折り彼氏に可愛いい仕草で見せていたのか と、、、勝手な想像を・・・・

ちなみに丹後在住の方であれば写真から施設が判るかと思いますが、腐生ランはこの場所で数年間咲かなっかても今年咲くかも知れません、ただ移植して庭や鉢での栽培はまず不可能です。もし偶然にも見ることがあれば連絡して下さいね

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エゾフユノハナワラビ

2016-07-06 06:38:51 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより
 
 イワテヤマナシはパスワード設定になってます
「京都府レッドデータブック 2015」 エゾフユノハナワラビ

2006年1月からブログを始めて時間を見つけては病弱な家内を連れて山野草などを撮っている。仕事は機織り、丹後の機織りの日常は丹後人であれば誰もが思い浮かぶ長時間労働で低賃金、
その中で古いカメラを持っていつも駆け足の散策を今も続けている。ただただ写真を撮って楽しんでいるだけで山野草や甲虫などの昆虫もいまだに初心であるが写真を撮ってブログにアップすると毎回100名前後の訪問者があり励みになっていた。
当時有料版のブログに装備されていたアクセス解析でリモートホストなどから閲覧者の特定が本名以外は管理者で把握できたが...
毎回決まって10数人の同じ閲覧者が無言の訪問をつづけている中で植物学者の光田先生だけが本名を名乗り訪問して頂き より一層励みになって今日まで続いている。
山野草との思い出の出合いは「エゾフユノハナワラビ」、山野草の中でも特にシダ植物はウェブで調べても全く個体名が判らず写真をアップするといつも光田先生が即時に個体名を書いてくださり多いに励みになってよく山野に出かけたが、あるシダ植物の写真をアップすると何時も迷うことなく同定していただいたのに
この写真だけ疑問を持たれた。数年後 レッドデータブックを送って頂き拝見すると絶滅寸前種で京都府新産と記されていたので、来丹のおりに訪ねると植物同好会の方が現地に行き採集し標本から同定に至ったとのこと。今ハムシなどの小昆虫を撮ることが多いがFBで全国の昆虫研究家さんから教授を受け  写真を楽しんでいる。

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ユウスゲ

2016-07-06 06:34:25 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

ユウスゲ 箱石海岸 2006.08.06

ユウスゲの群落や京丹後市の花トウテイランが咲く箱石海岸、
この年から行ってないのでもう10年経つ、先日ここで鹿害が出はじめたと聞いた。今年1月1日には遊海岸の砂浜に咲く環境省絶滅危惧Ⅱ類のイソスミレの横でシカの足跡を確認しているが丹後半島も手遅れにならなければよいが、、、

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ヒロハテンナンショウ

2016-07-06 06:25:51 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

ヒロハテンナンショウ

庭のテンナンショウ属の実が大きくなってきました。
ヒロハテンナンショウは丹後半島では奥地に入らないと見ることがなく京都府では絶滅危惧種に指定されていますが、兵庫県の上山高原の滝群や宍粟市の逆水の滝あたりで見るテンナンショウ属はヒロハが一番多いようです。兵庫県北部には多産するのに丹後半島には少ない種が少なからずあると聞き、また丹後半島の奥地では庭で愛でることができる様な綺麗な花を咲かす山野草が意外と少ないのは現在廃村になっているような集落が多く点在したのが原因かと想像してます。何もない谷あいの集落などでは家畜を飼ったり、庭に季節の花を植えて季節の移ろいを感じたと。
2枚目・・宍粟市 2014.05.11...
3枚目・・京丹後市 内山

 

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ウメガサソウ

2016-05-22 06:39:28 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

ウメガサソウ イチヤクソウ科

松林などの常緑小低木の林床に生える半腐生植物で 菌との共生も必須なので栽培は困難、レンゲショウマやソバナと同じように俯いて咲き、ウメガサソウは小振りで鉢植えに丁度良い大きさで人気があり園芸店などで販売されているのを見ることもあるが継続して育てるのは難しい。
京都府では絶滅危惧種に指定され丹後半島沿岸の松林に多産しているが栽培が難しいので自生種の掘り起しが多く丹後でも少なくなっている。
丁度 見頃の季節 松林を歩くと足元に咲いているかも

 

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丹後半島 田植えの頃

2016-05-15 20:37:09 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

5月中旬になれば丹後半島では田植えが終わる頃、寝屋川市に住んでいた60年ほど前、田植えは6月頃だったような記憶があり、小学生のころ「お母ちゃん」の実家が農家だったので母は季節になると実家に帰って田植えの手伝いをしていた。母が田植えをしている間、ふるちん(素っ裸)で小川で遊んだ思い出がある。母は体が弱く小学校から帰ると臥せっている日が多かったが何も考えずにランドセルを投げ出しては遊び呆けていた。体が弱っかった「お母ちゃん」はどんな思いで重労働の田植えを手伝いに行っていたのか、、、風景写真は並んで撮ると同じ写真になるので撮ることは少ない、三脚も持っていない。写真は竹野と袖志の海岸の写真で今の季節になると多くの三脚が並ぶ。

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