椋の木

　まだ建築法の規制が緩やかな時に畑を買って引っ越して来た人の話。
農道の境に鳥が種を蒔いてしまい、初めは小さくので大事にし、そのうちほったらかしてしまい手が付けられなくなってしまった。
　椋の実を焼酎に付けた果樹酒に勝るものは無いという人もいるように、
鳥も好物のようで、あちこちに椋の木が生えている。

　
　
　農道にはみ出していると持ち主の役所から注意が来てしまい、
鳥が勝手に種を蒔いたと主張しても通らず、切る羽目に。
奥さんは会社へ働きにでていたので厚生年金、
元自営業のAさんの立場は完全に逆転中、そこにうん万円の出費で大弱り。
　斜面に生えた欅一本切ってもらうだけでクレーン車出動だと数十万円の請求もあるそうです。たかが木一本と見くびらない方がいいかもしれません。