心がこれからどこへいくのか
今はただ見つめているしかないのだと
夜の中でずっと考えていた
花にかこまれて立つ夢を見た
無数の花たちがまわりで風に揺れていた
それはしあわせの風景なのか
それともさみしいひとりの風景なのか
わからないまま目が覚めれば
いつもの暗い部屋の中にいて
そう なにも わからない
なんの答えも出はしない
それでも生きてゆく
生きなければならない理由があるから
このままの距離でもいい
どうぞ見ていてください
走り続けなければ人生が動かない
そんなふうに生まれついてしまった人間の
格好のよくない生き方を
やすらぐ日は来なくても
それにかわるなにかが手に入るかもしれない
いいえ たとえなにも手に入らなかったとしても
きっともう後悔することはない