HARUSYO'S WORLD 二宮春将の世界

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二宮春将俳句とその超短編小説:寒い時 雑炊おいし 君とぼく

2012-12-13 07:15:42 | 日記

二宮春将:十二月十三日:俳句

                         寒い時 雑炊おいし 君とぼく

 

二宮春将超短編小説        題  寒い時 雑炊おいし 君とぼく

 春将は来年は還暦である。 だが恋人は二十代の女性だ。

「おれはもう歳だ。他の男性を探してくれ」

「イヤです。私はあなたの恋人のままこの人生を送りたい」

 長時間押し問答が続いたが春将は負けた。

二人は激しく愛し合ったのだ。

そして春将は若い彼女のために雑炊を作った。

「おいしいか」

「うん、とっても」

 ふたりはこの言葉でお互いの愛を確かめ合った。