二宮春将:十二月十三日:俳句
寒い時 雑炊おいし 君とぼく
二宮春将超短編小説 題 寒い時 雑炊おいし 君とぼく
春将は来年は還暦である。 だが恋人は二十代の女性だ。
「おれはもう歳だ。他の男性を探してくれ」
「イヤです。私はあなたの恋人のままこの人生を送りたい」
長時間押し問答が続いたが春将は負けた。
二人は激しく愛し合ったのだ。
そして春将は若い彼女のために雑炊を作った。
「おいしいか」
「うん、とっても」
ふたりはこの言葉でお互いの愛を確かめ合った。
二宮春将:十二月十三日:俳句
寒い時 雑炊おいし 君とぼく
二宮春将超短編小説 題 寒い時 雑炊おいし 君とぼく
春将は来年は還暦である。 だが恋人は二十代の女性だ。
「おれはもう歳だ。他の男性を探してくれ」
「イヤです。私はあなたの恋人のままこの人生を送りたい」
長時間押し問答が続いたが春将は負けた。
二人は激しく愛し合ったのだ。
そして春将は若い彼女のために雑炊を作った。
「おいしいか」
「うん、とっても」
ふたりはこの言葉でお互いの愛を確かめ合った。